今月のイベントは、空4th!
堪能しました。奇跡!
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国別イベント4周目、第11弾は空の国! 主役としてコーネリアさんが登場します!
実はメルスト最初期にたった9名しかいなかった☆5ユニットのうちのひとりなんです。
一番最初から実装されているユニットなので、長くメルストをやっている方ほど所持率が高くて親しみもありそう!
舞台は学者と芸術家の集まる都市、第四都・アシドス。地上への関心が高く、地上の文化にも寛容な空の民が多いらしいです。
神への信仰だけに頼らず、再現性のある学問として雨や天候と向き合っている姿が印象的でした。
空の国は久々だというコーネリアさんと、彼女を知る黒翼のお姉さんの因縁とは…!?
長年の謎が解けたり、空の国の成り立ちが垣間見える回です!
空4thを読むにあたり過去イベントは…
・空1st:読んでおくべき!
・空2nd:読んでおくとわかりやすい部分あり
・空3rd:読んでいなくても問題ない
です! 空1stの出演キャラが出てくるわけではありませんが、空の民にとって”翼”がいかに神聖であり価値観の根底にあるかは今回のストーリーの重要部分ですので、空4thストーリーの前提知識として空1stは読んでおいてほしいです!
空2ndは「仮面舞踏会」などいくつか関わりのある設定があるので読んでおくとわかりやすいです。空3rdはあんまり関係ないので読んでなくとも問題なさそうでした。
以下、空4thのネタバレ含みます。
なんとコーネリアさんが初登場! キャラとして初めてこの世にでてから9年半以上経ちましたが、いまになって表情やセリフが大幅に追加されました。
長年親しみがあった既存キャラの登場は感慨深いものですが、今回はその気持ちが特に大きかったです…!
最初期のユニットだからユニストも短くて2ページぶんしかセリフなかったですからね。あとはローディングマンガで営業なんかもしてましたけど!
そんなコーネリアさんですが、実は”空の国に帰れない事情”があったようで、翼が後頭部から生えてるのがその理由だったとのこと…。
そうだったの!? 初耳だよ!!
プロフにそれらしいことも書いてないし、ずっとストーリー出演もなかったので、てっきり初期特有の設定が固まってないゆえのデザインゆれかと思ってました。
それが…こんなに深刻な過去があり、罪人として国を追われるほどの事件があったなんて。
ユウくんの言葉の選び方、変わってるなとは思いつつも奇異の目では見ていないニュアンスがわかって、とても繊細ですばらしい。
一般癒術士から耳毛で飛んでいるだとか揶揄 されてたりもしましたが、もうそんな風にネタにしたりできません。とんでもないことです。
でも、コーネリアさん自身はこうなったことはあくまで自分の責任だと思っていて、悲観的に捉えていなかったのですね。
それどころか、空の国を離れても自分の夢を追いながら明るく逞しく生きているところが、たいへん素敵でした…!
最後のシーンで夢が叶ったような気分の満面の笑顔、とってもよかった〜!
翼がなくなってしまったら空の大地のどこにも逃げ場はない。そしてそれが感染するかもしれないと思うと、”隔離措置”もやむを得ないと納得せざるを得なかった。
ですが、”翼の生えている位置が移動した”だなんて、なんとも不思議なことです。肩から生えている腕がある日お腹に移動なんてしたら大変だし、身体や骨格の構造からして考えられないですよね。
しかし空の民が”翼”を授かった経緯からして、そうなるのもありえなくはない理由があった様子。
ということで、今回のストーリーの中で仄 めかされた「空の国の民が持つ翼のルーツ」を辿ってみましょう。
まず、翼がどこから来たのか? その手がかりがあるのはメイン第二部動物の国編。フリューゲルさんのセリフに「空へ飛んでいってしまった、翼を持った同胞」という言及があります。
また、同タイミングで実装されたテノガードくんのユニストには「翼は鳥族の派生種族のもの」というセリフも。
このことから、かつて「翼を持った鳥族の一部が空へ飛んで行ってしまった」という事実が見えてきます。おそらく太古の時代にあった地上を覆うレベルのとてつもない災厄から逃れるためだったようです。
そして時を同じくして、翼こそ持たないが「大地を浮上させる」という手で天空に逃れてきた民もいたようです。
緊急事態ゆえか地上に戻る術を用意できないまま浮上に踏み切るほかなく、空に取り残される結果に。だとしても、とんでもない技術力ですよね。失われた太古の技術というとまさか、エレキ…?
ということで、断言はできませんが空に大地を浮かべているのは”神の御業”ではなく、”人間の技術”だった可能性が大きくなりました。もちろん一般の空の民にそんなこと明かせるわけがありません。
こんなことが信心深い空の民たちに知られては今ある信仰が根底から揺らぐわけで…、遺跡が立ち入り禁止になるのも頷けます。
てことは、空の国で一番えらいごくごく一部の大天使たちはこのことを知ってるんですか…? そこ掘るとヤバそうですね。話を戻します。
アズラキルさんが見ていた夢の主の記憶から推理するに、大地を浮上させた技術を持つ民は翼を持つ民とめぐりあい、交わったようです。セリフから情報を集めるとコーネリアさんと同じく後頭部から翼が生えた女性もいたらしい。
「私たちの子にも翼が生えるのかな」という発言の通り、いつしか顕性遺伝(優性遺伝)で子孫たち皆に翼が行き渡ったのでしょう。
当初は竜のウロコで空に橋をかける計画もあったけど、それが成功したにしろ失敗したにしろ、みんな飛べるようになってからは必要なくなって廃れたのかもしれません。
ある日、事件が起こります。夢の主と恋仲の女性は大怪我して翼が動かなくなってしまった。
ですがそこは技術者。本人は翼こそ持たねど、それを人体の一部として捉えて筋肉なり神経なりを分析してどうにか治療できないかと模索します。
当時は翼は神から賜った神聖なものであるという下地がなかったからこそできた研究でもありそう。
そして、技術者はその手で”奇跡”をたぐり寄せることになります。
ひとりひとりの心に、神がいる。そう考えればこの出来事もある意味「神の御業」と呼んでもあながち遠くのないかも。
そう、怪我をしたコーネリアさんが遺跡で触れたのもこの技術だったのですね。”怪我で動かなくなった翼の位置を変える装置”として遺 っていたみたい。
もしこれがなかったら二度と飛べなかった可能性もあるのだし、本人としても納得しているし、アズラキルさんが起こしてあげたかった”奇跡”はノーサンキューらしい。
いや逞 しすぎるよ、コーネリアさん。話の途中まで過去立ち絵みたいな背中翼verのコーネリアさんに戻る可能性もあるなって思いながら読んでたもん。
ともかく、今回の話では空の国の起こりと翼の仕組みについて少し手がかりが得られました! 翼が体内から送られる魔力によって形作られているとしたら、翼の位置は魔力の出口の位置によるんですかね。
翼自体は遺伝子内に存在していても、その魔力の出口がないとオルトスくんのように先天的な翼ナシになるって解釈もできます。
この設定がいつ定まったかはともかく、既存ユニットの見た目やストーリーと辻褄が合うように着地したのは見事でした…!
アズさんことアズラキルさん。今回初登場でしたが、非常に魅力的なお姉さんでした!
まず、大天使の一族ではあるけど親しみがあって突っ込んだコミュニケーションができるところがファンサすごいなってなります!
でも一見軟派に見えて、執行者という難しい立場のためにどこ行っても肩の力を抜けない反動でそうなってて、気苦労が耐えなさそうなとこが推せるんですよね…。
第一印象よりもずっと誠実で他人に気を回してるお方。
ティオロさんとの関係性も微笑ましくてよかった。なんでも話せる友達がいないと言いつつ、唯一ティオロさんにだけはだら〜って寄りかかれているように見えたし。まだちょっとは遠慮が残ってそうではあるけど。
そんなアズラキルさんの”執行者”という職について、空の住民ではないから全ては推し量れないと前置きしつつもその心労を察して理解を示したユウくんの言葉遣いも素敵でした。
そりゃ頬擦りしたくもなるよね…! コーネリアさんの翼への言及といい、今回のユウくんの繊細な言葉選びが本当さすがすぎました。癒す者として”癒術が使える”だけではなく心構えのレベルからユウくんってすごいなって、改めて、何度も思います。
アズラキルさん関連で…というか今回のお話でいちばん泣いたのは、彼女が地上に送った”罪人”たち一人一人をすべて覚えていて、陰ながらこっそり無事を見守り続けていたことです。
本当はずっと心配しているんですよね…。仕事だからじゃなくて、心から。
どこまでも人間のことが好きで、本人に非がないのに翼を失った者を”罪人”として扱うことに心を痛め続けてきたのでしょう。
彼ら彼女ら観察して「もう大丈夫だろう」と思ったら追跡を切るそうですが、その基準のなかで人と人の幸福な巡り合わせのことも”奇跡”と勘定しているところが印象的でした。
アズラキルさんにとって”奇跡”というのは、神だけの領域じゃないんですよね。そして、そう思えるようになったきっかけには”聖ミシェリアの奇跡”があるようです。
神はひとりひとりの心のなかにこそいる。
そう、アズラキルさんが人との幸福な出会いを奇跡と呼ぶことは、空1stでミシェリア様が言ったことと、まさしく繋がっているんです。
アズラキルさんが翼の有無で”罪”を定義して裁く立場にいながら、不思議な夢を通じて翼をもたらしたのが神ではないかもしれないとうすうす知ったとしても、翼が落ちるのは罰ではなくただの病気だと聞いたとしても、篤信家 (信心深いこと)でいられるのはなぜか。
これはコーネリアさんも疑問に思っていたところですが、アズラキルさんが真に信じているのは、まさにひとりひとりの心の中にいる神なのだと思います。
だからこそ自分が動いてでもコーネリアさんに「奇跡を起こしてあげたかった」のでしょうし。
それを自分の夢と呼んだり、人生の目印を問われて「まさに今やってることだよ」と答えていたあたり、本当は人を救いたいし、そうできるならそれが生きがいだと思えるほどなのでしょうね。
今回は空1stからのストーリーと時系列の繋がりがあり、空の国にも新たな時代と価値観が訪れつつあるのだと感じられ、メルストが続いてきた年月の長さも相まって、とても満足感のある読み味でした…! めっちゃよかったー!
そうだったの!? 初耳だよ!!
え、初めてですよねそのお話? たしかにいろんな形の天輪あるなぁ〜とは思ってましたけど。特に大天使の一族のみなさまのほど複雑で豪華な形の天輪が多いですよね。翼が大きい=魔力が高いのと比例しているようにも見えます。
逆にシンプルなただの輪っかの子には天輪に固有機能がないのかも?
アズラキルさんをはじめ執行者の一族の天輪には、歴代の”罪人”や関わった人々を記録、追跡する機能があるそうです。そして、それは先祖代々受け継がれてきた。
…さて、ここで疑問が生じます。この”遺伝する天輪”って、どこから来たのでしょうか。
“翼”については前の項で推理した通り、鳥族が持っていたもの。ですが動物の国で暮らす鳥族には天使の輪っかなんてありません。
夢の主である技術者は空を飛べる人々を「天使のようだ」と形容していましたが、ただ翼を持つのみで天輪は持っていなかっただろうと思います。天輪あったら、そうだよ天使だよってなるから。
となると、翼を持つ人々と交わった「大地を浮上させた技術者」の一族のほうが天輪を持っていたのか?
あるいはそうかもしれませんが、現時点ではそう判断できる材料がありません。
ひとつ挙げられるとすれば、アズラキルさんがこの”技術者の記憶”を夢で見ることができた点です。
この夢を見るのは遺跡に立ち入ったことがきっかけらしいですが、同じく遺跡に入ったコーネリアさんが夢を見たりしなかったことも加味すると、アズラキルさんが先祖代々受け継いできた記録のいちばーん底の底のほうにこの記憶が眠っていて、それが刺激された可能性が考えられます。
でも、技術者くんの彼女のセリフではあなたには天輪があるねー的な発言はないんですよね。今回の話で意図的に隠されていたのでないなら、夢の主は天輪を持っていなかったんじゃないかと思います。持っていてほしかったけど。
夢で見た先祖がその時点では天輪を持っていなかったとしても、あるタイミングで天輪の形として定着することになった可能性もあります。当時は天輪ではなく別の形の記録媒体だったとしても意味は通りますし。なんらかの方法で記録が残されていて、アズラキルさんがそれを読めたことだけが確かなことですね。
アズラキルさんが「夢は文字だけの形で見る」と言っていたのが手がかりか。夢シーンの背景はアズラキルさんによる想像とのことなので。
ただ、”翼を持つ人々”と、”天輪を持つ人々”が交わって、現在の空の国の人種…”翼と天輪を両方とも持つ人々”になった。
そう考えるとお話の最後にアズラキルさんが言っていたように「数々のめぐり合わせと奇跡」という他ないようなロマンチックな出来事のように思えます。
今回のエピソードでは翼の起源についての話が主で、天輪についてはさわりくらいしか話されませんでしたが…、その設定まわりはまた別の機会で触れられるのかな?
また、空の国の遺跡とエレキの関連ですが、そうっぽいな〜と思いつつも今回の話にはエレキのエの字も出ていなかったので、エレキと断定せずに考察を進めました。
が、太古の都の名と現在の国名が反転の意味になっていることを考えると、かつてエレキ技術を持っていたのが地の都…地の反対は空…とすれば繋がりそうなんですよね…。他にも挙げれば、水の都→砂漠の国、白の都→常夏の国、緑の都→雪の国、と対応しています。
こちらはレイさんのママ。学長さんとレイさんが直接の親子であるソースは確かOVW3の付録冊子に書いてあります。
空の国の浮力が実はエレキ説について当初わたしは懐疑的だったのですが、今回のお話を読んでからは信憑性が高くなったと感じました…! 天輪のデザインってエレキっぽく見えなくもないし。セントワイアさんってなんとなくエレキっぽいし。
メイン第二部はまだ空の国にもエレキの国にも来ていませんし、そのあたりの真実はメインストーリーのほうでガッツリ明らかになるかもしれませんね!
メイン第二部は本当に面白いので、まだ読み進めてない方はぜひ最新話まで追いついてね!!
カオスブレイクのスキルを持つモンスター。魔法3rdのシュトフティを更新です。
セントワイアさんですが、脱皮のためには外部エネルギーによる刺激が必要である。と説明文に書いてありました。彼が遺跡に執着していたのはそこでエネルギー的刺激が得られるからってことになりますね。
遺跡を詳しく調べれば謎が解けそうなところを、崩れちゃったのが悔やまれる! 立てる!歩ける!の不思議な虹の発生は人為的なプログラムが関連してたみたいですし。
セントワイアさんは癒されてなかったから、生物的習性を利用したシステムにしたのかも。
個人的な憶測ですが、第4話の夢では大地が浮上し続けるためのエネルギーが足りない的な話をしていたので、それに関連した役割があったのかもしれません。
今回登場したユニットは以下の通りです!
主にコーネリアさん、アズラキルさん、ティオロさんの3人が主役で、それ以外のユニットは一瞬映った程度でした。
それから、顔は映りませんでしたがヴィキディテさんの名前がでていましたね。アズラキルさんと面識があるんだ…。
アズラキルさんは彼女を様子を見るためにエルシアムに寄ったこともありそう。ヴィキディテさんの働く姿を見て、今は追跡を切っているかもしれませんね!
以上です。
次回イベントも楽しみです!!
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黒羽舞う晴夜ときどき飛龍呼ぶ雷雨
国別イベント4周目、第11弾は空の国! 主役としてコーネリアさんが登場します!
実はメルスト最初期にたった9名しかいなかった☆5ユニットのうちのひとりなんです。
一番最初から実装されているユニットなので、長くメルストをやっている方ほど所持率が高くて親しみもありそう!
舞台は学者と芸術家の集まる都市、第四都・アシドス。地上への関心が高く、地上の文化にも寛容な空の民が多いらしいです。
神への信仰だけに頼らず、再現性のある学問として雨や天候と向き合っている姿が印象的でした。
空の国は久々だというコーネリアさんと、彼女を知る黒翼のお姉さんの因縁とは…!?
長年の謎が解けたり、空の国の成り立ちが垣間見える回です!
空4thを読むにあたり過去イベントは…
・空1st:読んでおくべき!
・空2nd:読んでおくとわかりやすい部分あり
・空3rd:読んでいなくても問題ない
です! 空1stの出演キャラが出てくるわけではありませんが、空の民にとって”翼”がいかに神聖であり価値観の根底にあるかは今回のストーリーの重要部分ですので、空4thストーリーの前提知識として空1stは読んでおいてほしいです!
空2ndは「仮面舞踏会」などいくつか関わりのある設定があるので読んでおくとわかりやすいです。空3rdはあんまり関係ないので読んでなくとも問題なさそうでした。
以下、空4thのネタバレ含みます。
コーネリアさんの翼と空の国のルーツ
アズラキルさんの使命と天輪の謎
シードモンスターの話
イベントの登場ユニット一覧
コーネリアさんの翼と空の国のルーツ
なんとコーネリアさんが初登場! キャラとして初めてこの世にでてから9年半以上経ちましたが、いまになって表情やセリフが大幅に追加されました。
長年親しみがあった既存キャラの登場は感慨深いものですが、今回はその気持ちが特に大きかったです…!
最初期のユニットだからユニストも短くて2ページぶんしかセリフなかったですからね。あとはローディングマンガで営業なんかもしてましたけど!
そんなコーネリアさんですが、実は”空の国に帰れない事情”があったようで、翼が後頭部から生えてるのがその理由だったとのこと…。
そうだったの!? 初耳だよ!!
プロフにそれらしいことも書いてないし、ずっとストーリー出演もなかったので、てっきり初期特有の設定が固まってないゆえのデザインゆれかと思ってました。
それが…こんなに深刻な過去があり、罪人として国を追われるほどの事件があったなんて。
ユウくんの言葉の選び方、変わってるなとは思いつつも奇異の目では見ていないニュアンスがわかって、とても繊細ですばらしい。
一般癒術士から耳毛で飛んでいるだとか
でも、コーネリアさん自身はこうなったことはあくまで自分の責任だと思っていて、悲観的に捉えていなかったのですね。
それどころか、空の国を離れても自分の夢を追いながら明るく逞しく生きているところが、たいへん素敵でした…!
最後のシーンで夢が叶ったような気分の満面の笑顔、とってもよかった〜!
翼の起源について
コーネリアさんのお話を通じて空の国においていかに”翼”が神聖視されていて大事なものであるかも再確認できました。翼がなくなってしまったら空の大地のどこにも逃げ場はない。そしてそれが感染するかもしれないと思うと、”隔離措置”もやむを得ないと納得せざるを得なかった。
ですが、”翼の生えている位置が移動した”だなんて、なんとも不思議なことです。肩から生えている腕がある日お腹に移動なんてしたら大変だし、身体や骨格の構造からして考えられないですよね。
しかし空の民が”翼”を授かった経緯からして、そうなるのもありえなくはない理由があった様子。
ということで、今回のストーリーの中で
まず、翼がどこから来たのか? その手がかりがあるのはメイン第二部動物の国編。フリューゲルさんのセリフに「空へ飛んでいってしまった、翼を持った同胞」という言及があります。
また、同タイミングで実装されたテノガードくんのユニストには「翼は鳥族の派生種族のもの」というセリフも。
このことから、かつて「翼を持った鳥族の一部が空へ飛んで行ってしまった」という事実が見えてきます。おそらく太古の時代にあった地上を覆うレベルのとてつもない災厄から逃れるためだったようです。
そして時を同じくして、翼こそ持たないが「大地を浮上させる」という手で天空に逃れてきた民もいたようです。
緊急事態ゆえか地上に戻る術を用意できないまま浮上に踏み切るほかなく、空に取り残される結果に。だとしても、とんでもない技術力ですよね。失われた太古の技術というとまさか、エレキ…?
ということで、断言はできませんが空に大地を浮かべているのは”神の御業”ではなく、”人間の技術”だった可能性が大きくなりました。もちろん一般の空の民にそんなこと明かせるわけがありません。
こんなことが信心深い空の民たちに知られては今ある信仰が根底から揺らぐわけで…、遺跡が立ち入り禁止になるのも頷けます。
てことは、空の国で一番えらいごくごく一部の大天使たちはこのことを知ってるんですか…? そこ掘るとヤバそうですね。話を戻します。
アズラキルさんが見ていた夢の主の記憶から推理するに、大地を浮上させた技術を持つ民は翼を持つ民とめぐりあい、交わったようです。セリフから情報を集めるとコーネリアさんと同じく後頭部から翼が生えた女性もいたらしい。
「私たちの子にも翼が生えるのかな」という発言の通り、いつしか顕性遺伝(優性遺伝)で子孫たち皆に翼が行き渡ったのでしょう。
当初は竜のウロコで空に橋をかける計画もあったけど、それが成功したにしろ失敗したにしろ、みんな飛べるようになってからは必要なくなって廃れたのかもしれません。
ある日、事件が起こります。夢の主と恋仲の女性は大怪我して翼が動かなくなってしまった。
ですがそこは技術者。本人は翼こそ持たねど、それを人体の一部として捉えて筋肉なり神経なりを分析してどうにか治療できないかと模索します。
当時は翼は神から賜った神聖なものであるという下地がなかったからこそできた研究でもありそう。
そして、技術者はその手で”奇跡”をたぐり寄せることになります。
ひとりひとりの心に、神がいる。そう考えればこの出来事もある意味「神の御業」と呼んでもあながち遠くのないかも。
そう、怪我をしたコーネリアさんが遺跡で触れたのもこの技術だったのですね。”怪我で動かなくなった翼の位置を変える装置”として
もしこれがなかったら二度と飛べなかった可能性もあるのだし、本人としても納得しているし、アズラキルさんが起こしてあげたかった”奇跡”はノーサンキューらしい。
いや
ともかく、今回の話では空の国の起こりと翼の仕組みについて少し手がかりが得られました! 翼が体内から送られる魔力によって形作られているとしたら、翼の位置は魔力の出口の位置によるんですかね。
翼自体は遺伝子内に存在していても、その魔力の出口がないとオルトスくんのように先天的な翼ナシになるって解釈もできます。
この設定がいつ定まったかはともかく、既存ユニットの見た目やストーリーと辻褄が合うように着地したのは見事でした…!
アズラキルさんの使命と天輪の謎
アズさんことアズラキルさん。今回初登場でしたが、非常に魅力的なお姉さんでした!
まず、大天使の一族ではあるけど親しみがあって突っ込んだコミュニケーションができるところがファンサすごいなってなります!
でも一見軟派に見えて、執行者という難しい立場のためにどこ行っても肩の力を抜けない反動でそうなってて、気苦労が耐えなさそうなとこが推せるんですよね…。
第一印象よりもずっと誠実で他人に気を回してるお方。
ティオロさんとの関係性も微笑ましくてよかった。なんでも話せる友達がいないと言いつつ、唯一ティオロさんにだけはだら〜って寄りかかれているように見えたし。まだちょっとは遠慮が残ってそうではあるけど。
そんなアズラキルさんの”執行者”という職について、空の住民ではないから全ては推し量れないと前置きしつつもその心労を察して理解を示したユウくんの言葉遣いも素敵でした。
そりゃ頬擦りしたくもなるよね…! コーネリアさんの翼への言及といい、今回のユウくんの繊細な言葉選びが本当さすがすぎました。癒す者として”癒術が使える”だけではなく心構えのレベルからユウくんってすごいなって、改めて、何度も思います。
アズラキルさん関連で…というか今回のお話でいちばん泣いたのは、彼女が地上に送った”罪人”たち一人一人をすべて覚えていて、陰ながらこっそり無事を見守り続けていたことです。
本当はずっと心配しているんですよね…。仕事だからじゃなくて、心から。
どこまでも人間のことが好きで、本人に非がないのに翼を失った者を”罪人”として扱うことに心を痛め続けてきたのでしょう。
彼ら彼女ら観察して「もう大丈夫だろう」と思ったら追跡を切るそうですが、その基準のなかで人と人の幸福な巡り合わせのことも”奇跡”と勘定しているところが印象的でした。
アズラキルさんにとって”奇跡”というのは、神だけの領域じゃないんですよね。そして、そう思えるようになったきっかけには”聖ミシェリアの奇跡”があるようです。
神はひとりひとりの心のなかにこそいる。
そう、アズラキルさんが人との幸福な出会いを奇跡と呼ぶことは、空1stでミシェリア様が言ったことと、まさしく繋がっているんです。
アズラキルさんが翼の有無で”罪”を定義して裁く立場にいながら、不思議な夢を通じて翼をもたらしたのが神ではないかもしれないとうすうす知ったとしても、翼が落ちるのは罰ではなくただの病気だと聞いたとしても、
これはコーネリアさんも疑問に思っていたところですが、アズラキルさんが真に信じているのは、まさにひとりひとりの心の中にいる神なのだと思います。
だからこそ自分が動いてでもコーネリアさんに「奇跡を起こしてあげたかった」のでしょうし。
それを自分の夢と呼んだり、人生の目印を問われて「まさに今やってることだよ」と答えていたあたり、本当は人を救いたいし、そうできるならそれが生きがいだと思えるほどなのでしょうね。
今回は空1stからのストーリーと時系列の繋がりがあり、空の国にも新たな時代と価値観が訪れつつあるのだと感じられ、メルストが続いてきた年月の長さも相まって、とても満足感のある読み味でした…! めっちゃよかったー!
天輪のルーツについて
ところで、アズさんのセリフの中で「天輪には固有魔法が刻まれており、それぞれに特殊な機能が備わっているもの」だと明かされました。そうだったの!? 初耳だよ!!
え、初めてですよねそのお話? たしかにいろんな形の天輪あるなぁ〜とは思ってましたけど。特に大天使の一族のみなさまのほど複雑で豪華な形の天輪が多いですよね。翼が大きい=魔力が高いのと比例しているようにも見えます。
逆にシンプルなただの輪っかの子には天輪に固有機能がないのかも?
アズラキルさんをはじめ執行者の一族の天輪には、歴代の”罪人”や関わった人々を記録、追跡する機能があるそうです。そして、それは先祖代々受け継がれてきた。
…さて、ここで疑問が生じます。この”遺伝する天輪”って、どこから来たのでしょうか。
“翼”については前の項で推理した通り、鳥族が持っていたもの。ですが動物の国で暮らす鳥族には天使の輪っかなんてありません。
夢の主である技術者は空を飛べる人々を「天使のようだ」と形容していましたが、ただ翼を持つのみで天輪は持っていなかっただろうと思います。天輪あったら、そうだよ天使だよってなるから。
となると、翼を持つ人々と交わった「大地を浮上させた技術者」の一族のほうが天輪を持っていたのか?
あるいはそうかもしれませんが、現時点ではそう判断できる材料がありません。
ひとつ挙げられるとすれば、アズラキルさんがこの”技術者の記憶”を夢で見ることができた点です。
この夢を見るのは遺跡に立ち入ったことがきっかけらしいですが、同じく遺跡に入ったコーネリアさんが夢を見たりしなかったことも加味すると、アズラキルさんが先祖代々受け継いできた記録のいちばーん底の底のほうにこの記憶が眠っていて、それが刺激された可能性が考えられます。
でも、技術者くんの彼女のセリフではあなたには天輪があるねー的な発言はないんですよね。今回の話で意図的に隠されていたのでないなら、夢の主は天輪を持っていなかったんじゃないかと思います。持っていてほしかったけど。
夢で見た先祖がその時点では天輪を持っていなかったとしても、あるタイミングで天輪の形として定着することになった可能性もあります。当時は天輪ではなく別の形の記録媒体だったとしても意味は通りますし。なんらかの方法で記録が残されていて、アズラキルさんがそれを読めたことだけが確かなことですね。
アズラキルさんが「夢は文字だけの形で見る」と言っていたのが手がかりか。夢シーンの背景はアズラキルさんによる想像とのことなので。
ただ、”翼を持つ人々”と、”天輪を持つ人々”が交わって、現在の空の国の人種…”翼と天輪を両方とも持つ人々”になった。
そう考えるとお話の最後にアズラキルさんが言っていたように「数々のめぐり合わせと奇跡」という他ないようなロマンチックな出来事のように思えます。
今回のエピソードでは翼の起源についての話が主で、天輪についてはさわりくらいしか話されませんでしたが…、その設定まわりはまた別の機会で触れられるのかな?
また、空の国の遺跡とエレキの関連ですが、そうっぽいな〜と思いつつも今回の話にはエレキのエの字も出ていなかったので、エレキと断定せずに考察を進めました。
が、太古の都の名と現在の国名が反転の意味になっていることを考えると、かつてエレキ技術を持っていたのが地の都…地の反対は空…とすれば繋がりそうなんですよね…。他にも挙げれば、水の都→砂漠の国、白の都→常夏の国、緑の都→雪の国、と対応しています。
こちらはレイさんのママ。学長さんとレイさんが直接の親子であるソースは確かOVW3の付録冊子に書いてあります。
空の国の浮力が実はエレキ説について当初わたしは懐疑的だったのですが、今回のお話を読んでからは信憑性が高くなったと感じました…! 天輪のデザインってエレキっぽく見えなくもないし。セントワイアさんってなんとなくエレキっぽいし。
メイン第二部はまだ空の国にもエレキの国にも来ていませんし、そのあたりの真実はメインストーリーのほうでガッツリ明らかになるかもしれませんね!
メイン第二部は本当に面白いので、まだ読み進めてない方はぜひ最新話まで追いついてね!!
シードモンスターの話
セントワイア
カオスブレイクのスキルを持つモンスター。魔法3rdのシュトフティを更新です。
セントワイアさんですが、脱皮のためには外部エネルギーによる刺激が必要である。と説明文に書いてありました。彼が遺跡に執着していたのはそこでエネルギー的刺激が得られるからってことになりますね。
遺跡を詳しく調べれば謎が解けそうなところを、崩れちゃったのが悔やまれる! 立てる!歩ける!の不思議な虹の発生は人為的なプログラムが関連してたみたいですし。
セントワイアさんは癒されてなかったから、生物的習性を利用したシステムにしたのかも。
個人的な憶測ですが、第4話の夢では大地が浮上し続けるためのエネルギーが足りない的な話をしていたので、それに関連した役割があったのかもしれません。
イベントの登場ユニット一覧(ネタバレ)
今回登場したユニットは以下の通りです!
主にコーネリアさん、アズラキルさん、ティオロさんの3人が主役で、それ以外のユニットは一瞬映った程度でした。
それから、顔は映りませんでしたがヴィキディテさんの名前がでていましたね。アズラキルさんと面識があるんだ…。
アズラキルさんは彼女を様子を見るためにエルシアムに寄ったこともありそう。ヴィキディテさんの働く姿を見て、今は追跡を切っているかもしれませんね!
以上です。
次回イベントも楽しみです!!
5 件のコメント
感想と考察お疲れ様です!
コーネリアさんはメルストで初めてお迎えした☆5なので
、
表情差分に台詞にバックボーンの追加と感慨深いものがありました
まだ最初の☆5でストーリーに関わっていない人もいるみたいなのでそれらの人も期待ですね
お疲れ様です!
今回はお話としても好きですが、考察素材の多い印象でしたね!
アズラキルさんの夢、夢の主さんが記録用に録字エレキを使っていて、遺跡に残っていたそのエレキとアズラキルさんの光輪が同期したとかそんな感じでしょうかね?
感想お疲れ様です
メイン登場人物少な目だけどそのぶん感情の変移などや新規情報などぎゅっとつまった一篇でした。モブだけど付き人さんもいいキャラしていて可愛かったです
ところでストーリー中でさらっと触れてましたがコーネリアさんの光輪ってあのカチューシャっぽいところでいいんですかね?☆の飾りっぽいのは腰にもあるしそういうアクセサリーなのかな?
みなさまコメントありがとうございます!
>録字用エレキかも?
字だけって話でしたし、既存の設定でいちばんそれっぽいのといえばそれしかないですね! ありえると思います…!
>コーネリアさんの天輪
あのカチューシャっぽいところでいいと思います。星の飾りは同じ色のアクセサリーと解釈してます。なにげに羽隠し用のマントにも星飾りついてるんですよねw
お疲れ様です!
鳥の目と天使の光輪の追跡の機能?って関連あるのでしょうか…アズラキルさんが鳥のようにとか、ユウくんが納得していたのが気になりました。
だとすると鳥の目の人って光輪みたいなの持ってるんですかね…