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世界に壊していいものなんて一つもない 週刊少年ジャンプ 2025年31号 感想

じゃんぷ感想やさん


エキデンブロス

第1区 信長と48人のアニキ

駅伝モノ!! 題材的には難しそうな予感はしますが、果たして…。
わたしは同居してるおばあちゃんが駅伝好きなのもあり、正月は毎年駅伝をなんとなく横から見ている程度の知識です。駅伝て大会がしょっちゅうあるわけじゃないから活動的にはマラソンとか陸上部的な部分が主になるのかなぁ。漫画化するには競技性からして絵面が地味になりそうなのが難点だろう素人目には思いますが。
一話目は主人公信長くんの境遇の特別性と、環境に恵まれながらも競技に向き合えなかった部分がしっかり描かれていてわかりやすかったです! 徒歩5時間て表示される距離を駅伝ランナーは1時間で走るって数字で言われるとめちゃくちゃすごいし伝わりやすくてグッド! 競い合っていた原野くんも負けたら素直に謝れる子だし爽やかだった。
信長くんが駅伝ランナーやりたいて言ったら両親も寮生のアニキたちもみんな喜ぶだろうと想像できるけど、期待の眼差しが多い分プレッシャーも大きそう。設定はわかりやすかったけどキャラの印象は薄かったので、もっとぶっ飛んでるキャラ出してほしいな…!

カグラバチ

第84話 傷の者たち

「俺は六平国重の息子だ」で泣く…。父の背中を見て育ち、戦いの中で過去の業を知り、それでも父の意志を受け継ぐ覚悟。アツすぎるじゃん…。
ダークヒーローから見事に光の主人公に転身したチヒロくん、カッコよすぎる。何よりレスバ強いのが最高です。対戦相手を論破しつつ斬り伏せるのがチヒロスタイルだ!
座村さんが自ら遠ざけたイヲリちゃんや巻墨のみなさんを巻き込みつつ、「俺たちは傷だらけになったって構わないんだ」と突きつけるの、刺さるよなぁ…。巻墨にまで説教されちゃって言い返す言葉もないので「黙れ」しか言えない座村さん、おいたわしや。俺の刀にヒビひとつ入れられないなら夢物語だって言ってたのにヒビ入れられちゃったら、いよいよ認めざるをえないじゃないですか!
座村さんがチヒロくんのことを認めて目を治したらビジュアル的にも一新されて光の道に戻ってきた感じがして激アツだと思います。一旦娘の顔を正面から見てほしいです…ほんとに…。

ワンピ

第1153話 “ロキ誕生”

イーダさん…。ハラルドさんの人生を変えた出会いだったんやね。たまたま大きい身体に生まれただけ。たしかに言ってしまえばそうで、自分の力で勝ち取ったものではなかった。だけど、その後改心してから得た信頼と評判は努力の結果だもんね。
先週のヒキと今週冒頭くらいしかハラルドさんのクズ描写ないのに、憑き物が落ちたように人が変わったことがわかったし、短いページ数で要点がわかりやすくお手本のような回想だわ…!
しかし後妻のエストリッダさん、だいぶあかん人だったなぁ。生まれてすぐ捨てられたロキさんかわいそすぎるし、グレるのも仕方ない。
それに対し、王妃として迎えられなかったのに王子誕生の報せを聞いて「あなたの弟よ!」て言えるイーダさん聖人すぎました…。報われてほしい。

アオのハコ

#201 大切に

菖蒲ちゃん、翔太くんの呑みにくい提案に対してすぐ断らずに折衷案だすのえらい〜!これ実は内心ではめちゃくちゃ譲歩してるんですよね。そこが伝わってなかったのかな。
うわ〜、翔太…「勝手言ってるのはわかってるんだけど〜」とか悪びれつつゴリ押しする奴だった!? 最初からそうするつもりだったろこいつ! 約束は約束だろうがよ〜。他の平クルーします! 約束守らない男はダメです、そいつやめときな!無理して付き合うようならそもそも合わないのだよ…。
細かいとこなんですけど、菖蒲ちゃんの回想の中の元カレが、アイスコーヒーLとM聞き間違えられて舌打ちしたのきっかけで別れたみたいなくだり、ちょっと笑っちゃいました。合わないと思ったら即座に思い切りよくパッて別れられる決断力はすごかったんだよ。別れた男たちからの恨み節で悪いウワサ流されて敵を多く作っちゃってたのかな〜と今になって思いました。
それにしても、ものすごくタイミングよく匡くんがその場に来るのは出来すぎでしょ!!

ロボコ

第239話 キッスニーと3人

ブループラネットてハンターハンターのあれじゃん! でも持ち主らしき人の写真はビスケさんと関係なさそうだった。
毎度まんまと美術品が盗まれるの、だいたいこの刑事が情報漏洩し放題なのがわるいよ! ちゃんとしてる世界なら懲戒解雇されるよ。ちゃんとしてない世界なのでセーフですけど。
「クッソー!もう正面突破だ!」怪盗の鮮やかさとは程遠すぎるセリフで笑いました。最終的に全部台無しになって全員倒してるし。
でもこの現象、スニークミッションが存在するゲームでは度々こうなるので心当たりはありましたね…。武力で制圧できるなら武力で制圧したほうが速い。そういうゲームの場合、上からの指示では「隠れて進め」て言われるんだけど、主人公が敵に見つかってぜんぶ力づくで薙ぎ倒してるの見たら司令室側ではドン引きされてそうでおもろいよね。

カエデガミ

第2話 立派な子

シユウさん、初っ端からテンション高い変なお姉さんやってくれておもろい。よい。
って、ええ〜作画省略フォーム用意するんかい! 可能な限りシユウさんの肢体を画面に映したほうがアンケとれるんじゃないか…? でも映ってるコマでの作画の気合いはすごい。シユウさんのキャラデザだけでしばらく戦えると思うので、いろんなシユウさんを描きまくってほしいです。
今週は一話完結でちょっとした敵を退治するだけの話だったけど、怪力乱神!万夫不当!を自称するミニシユウさんが低級魔物に食べられそうになってぴよぴよ鳴いてるとこはよかった。態度デカいのにぜんぜん弱いの微笑ましくていいなあ。

ウィッチ

★207 Make up! Shake up!

中二のニコちゃん、「はあ〜?おもんな」やら「は?」とか口の悪さが出てきてるの中二らしさあってかわいいね。元の年齢のニコちゃんだったら絶対言わなかっただろうなあ。
第二回恋愛会議で終始キレてるのおもろかった。月イチで告られてる男子はモテモテの部類ですよね…。ニコちゃんが思いついた策がだいたい以前やってるやつなの、モイちゃんが強敵すぎる。てか元々はめちゃくちゃ脈アリだったんだよ…。
その後ふたりで出かけるシーン、ニコちゃんが空回りしてもモイちゃんが全てを察するの安心感あるぅ〜。ニコちゃんが心配しなくてもモイちゃんは彼女作ったりしない信頼感あるけど、ニコちゃんの保護者と化したモイちゃんの認識をどう戻すのかは結局いい解決法用意してるのかな?

SAKAMOTO

DAYS219 偽物

流れるようにそのへんの車を盗んで躊躇なく相手を敷きにいくの治安わるいぜ〜!
SAKAMOTO世界の人間は耐久力すごいけどさすがに車にはねられたらダメージ受けるのか。車つよいな〜て思ったら次のページで一瞬で車バラバラになった…。SAKAMOTO世界の車って攻撃力高いけど装甲は紙なのですか。もうようわからん!
坂本さんはスラーさんのことすんごい煽るけど、スラーさんは黙れしか言えないのは、自分の中のコピー人格は都合の良い再現でしかないて自覚あるのかなあ。リオンさんの人格のこと言われてるのに表に出さないのは、本人をよく知る人物の前で矛盾やボロが出るのが怖いからなのかもなあ。

イチ

第40狩 継承

カガミ国の国民のみなさんの予後の描写がたいへん丁寧だ…。あっ一件落着したよね〜敵倒したしじゃあさいなら〜みたいにせず、しっかり描かれてて嬉しいです。イチくんたちが取り戻した平和の尊さを見ることで感情移入しやすくなるし。
ゴクラクくん、責任感あってちゃんとしてる〜! その意志を尊重するイチくんも大変成長しててすばらしい。家族という概念を知り、自分自身が”家族”を大切にしたいからこそゴクラクくんの気持ちを理解できるんだものね。イチくんを「よくやったイチ」と真っ直ぐ褒めてくれる保護者デスカラスさんもいいな。必要な言葉は真っ直ぐ言うの大切だよね。
ラストのリチアちゃんの顔めっちゃいい…! 感情を取り戻した後に新女王として振る舞った後に弟に見せる本来の姉としての顔…。これまで窓から侵入される側だったのが逆になってるのもいいなあ。次週は弟の一番の理解者としてゴクラクくんを送り出すのかな。

ハルカゼマウンド

第3話「武器」

凪春くんがチームメイトの若守くんと対決して認めてもらう回。
浮き上がる変化球はややトンデモ寄りなのでは…!? リアル野球するより、ややファンタジー入ってたほうがウケると思うので個人的にはアリだと思う。最初は何か理屈を説明していかにも物理的にできそうな雰囲気を出しつつ、話が進むにつれて超能力としか思えないような技がでてくる路線だったりします? だとしたら今はリアリティラインを徐々に攻めてる段階かも…。まだ普通にリアル志向で行く可能性もありそうだけど。
ジャンプで野球漫画がすぐ打ち切られるジンクス、全部リアル志向でやってるからじゃないかな〜とも思ってます。テニスの王子様みたいに超次元なスポーツやったほうがウケるんじゃないか。ミスフルはそこそこ人気あったし。現実に今メジャーで二刀流やったり50本塁打50盗塁とかやってるおかしい存在いるので、漫画内で多少ファンタジーなことやっても大丈夫だと思うよ!

オテル

第8話 坩堝谷

先週はウーンて感じだったんですが、今週はあの後どうなったかわからなかった敵の分隊長さんの最期がちゃんと描かれててよかった〜!! 「残念だったなァ!」のお手本見せてくれてましたね…。オテルくんが彼を弔っていたのも、オテルくんの敵との向き合い方が知れて満足です。
ドワーフの谷編とのことで、舞台は新たな戦場へ。修行も終えてこれから冒険しながら人々を助けてまわるフェーズに入るのかな。一つ一つのエピソードが面白ければ軌道に乗れるか…! オテルくんのライバルか宿敵的な存在とかラスボスのチラ見せとかが欲しいところ。
分隊長さんがご丁寧に「氷魔六角」なる六人いる敵幹部みたいな集まりがいると教えてくれてたので、悪の組織幹部のみなさんが暗い部屋でテーブル囲んでクックック…て言ってるお馴染みのヤツを近いうちに見れるんじゃないでしょうか!? 章ボスらしき”剣角のスルルド”さんとやらが倒されたら、「ヤツは氷魔六角の中では最弱…面汚しめ」て言われるくだりがあるはずだよ!お待ちしています。

キヨシくん

第50話 悪祓士のサカキさん

vs幽田さん、今度こそ決着!
サカキさんの「オレが祓うのは悪魔だけ…。お前は人間だろ」良すぎる……。どう見ても無理に見えたし、もう殺すしかなくなっちゃったよの案件だと思ってました。
開戦前から「大切なものを失う」とかなんとかでフラグが立ってたので、サカキさんが致命傷を受けた時はあぁやっぱり…て思ったら、そこから幽田さん改心&治療で助かるんですか!? サカキさんの底抜けの優しさに泣かされたし、幽田さんのセリフもよかったんですけど、じゃあフラグ何だったんて話にもなる。今回失う味方はサカキさんじゃない可能性ある…??

あかね噺

第164話 誰が見ても明らか

瑞雲大賞、本戦開幕!
審査方法がM-1と大体同じのやつだ〜。これは出番が後ほど有利なんですよね。
しかし正明師匠の点数付けが辛口で怖い…こんな公開処刑みたいなことやるんすか。一生師匠並みのヤバさじゃない? 会場ヒエッヒエじゃん、それは興行としていいのか!
こういう採点方法って、一人極端な点付ける審査員がいてもM-1みたいに審査員が多ければある程度バラつきが吸収されるものですが、3名だと露骨に影響でますよね。先に甘めの点だした二人のプレッシャーやばそう。正明師匠の点が低い演者を優勝させたりでもしちゃったら大変なことになるので、先の二人は残り演者たちにも全部同じくらいの点数付けざるを得なくなりますよね…。

しのびごと

第39話 いい忍者

「だが…ごく稀に後天的に血界に目覚めることもあるらしい」ええ〜! そんなら話変わってくるじゃん、ウミネコくんだってヨダカくんだって何かある可能性でてくるっしょ。
ムクドリさんがウミネコくんを蹴落とそうとしてる動機、蓋をあけてみれば危険から遠ざけて守りたいゆえだったのか…? そんなら素直に言えばいいのによお…て思ったら、ウミネコくんのモノローグでは姉の想いには内心気付いてて、その上で力を証明したかったのか…!だからこそウミネコくんにとって、血界なしで強いヨダカくんの存在が光だったのね。
うわぁ、これまでの描写いろいろ繋がっててすごい。姉弟お互いのこと想いあってたし、ウミネコくんがヨダカくんを慕う気持ちに深みがでてきて面白かったです!
今週、後天的に発現アリとは言われたけど、ウミネコくんちの事情を踏まえると後から発現したらそれはそれで複雑になりそうですね…。

逃げ上手

第209話 伝説1351

ゲンバくんの伝説が明かされるの回。
変幻自在の変装技術は歴史漫画にしては漫画的な脚色が強いと思ってましたが、そんなゲンバくんにもちゃんと元ネタがあるんだ!?
ニセの素顔が普段の口調やキャラとやけにマッチしてて一瞬本当にそういう顔だと思っちゃった。真実の顔イケすぎてない!? この顔でうんち撒き散らすのは許されないから、あえてコミカルなお面かぶってたのかな…。
今回は本筋である尊氏さんとの対決と比べると脇道に逸れた話ではありましたが、もしやこれって話をたたみ始めてて最終決戦前にサブエピソード消化に入っているのでは? 史実を見ても時行くんが歴史上に登場する戦いや事件の数ってもう限られてるし、次の尊氏さんとの対決が本当にラストになるのでしょうからね。

鵺の陰陽師

第104話 鵺との対決

「余のほうが上手く学郎を育てられる…」あれ!? 先週まで赤ちゃんを育ててたのに、もう立場逆転して育てられる側になるんですか!?
よぞらちゃん、めちゃくちゃ態度でかいけど数時間前まで赤ちゃんとしてお世話されてたし、学郎くんたちが自分のおしっこで溺死しそうになったこと覚えてないんですかね…。
学郎くん、自分の娘と上裸で何するとこだったの!??? どこまで行くんだよ鵺の陰陽師…。もはや怖いよ……!! しかし学郎くんがよぞらちゃんにメッして止めたり、元気付けようと語りかけるとこは親らしく振る舞っててよかったです。ラストコマの効果音「ドン」がめっちゃシュール。そこでドンはギャグだよ!

ナイスプリズン

No.10「ジジイのひだまり」

“ひだまりのような…”って、あたたかくてポカポカしてそうな詩的で素敵な形容詞だと思うんですが、このジジイは住民を洗脳してたマッドサイエンティストなので良い話風に片付ける資格なさそう。先週まで殺人ロボ乗り回してたのに、ワシの日だまり…て浸れる神経すげえよ!
加っさんは一度は退場しかけたものの、なんか治せそうな流れに。とはいえ足枷は本来囚人の動きを制限する邪魔なものだから、壊れたら壊れたでもう無いほうがいいんじゃないか?と思ったけど、三星さんは模範囚なので足枷も自ら付けに行くんやろな。そこはちゃんとしてるな…!

ひまてん

No.48 打ち上げ

あーあ、千載一遇の告白チャンスだったのに、好きな人言えないまま会話中断しちゃった……。展開そのものはラブコメあるあるすぎるんですが、ほのかちゃんのターニングポイントだと思ってただけに大変かわいそうに思います。告れば付き合えてたよぉ〜ゴリ押せよぉ!!
うわ…殿一お前…ほのかちゃんの好きな人が自分か確信もててないの……? 「誰なんだ一体!」じゃねンだわボケがよ……。
その後のくだりではさっきまでほのかちゃんの事で頭いっぱいだったのに、ひまりちゃんと会話後は「俺ってまだ美野と二人で遊んだ事ないのか〜」て切り替えられるの、どういう頭の構造なんだ…? そっか〜じゃあ今度美野誘って二人で遊ぶか〜、て検討してるやつの顔じゃん。画面に映ってないとこで頭を強く打ったんじゃないのか…??
ラストはひまりちゃん攻勢のヒキ! あ〜もうここからはタイトル通りひまてんになっていくやつですね。終わってしまったのだ、ほのかちゃんのターンは……。

キルアオ

page107:裸の付き合い

結局サバゲー中にメンバー途中交代可能なルールは使われませんでしたね。意外とライブ感でやってたのか。
お風呂回…テコ入れですか!?
会長と撫子さんが両想いなの、助かる〜。会長さんははよ撫子さん迎えに行ってあげて。あなた彼女の気持ち把握してるでしょ。
会長さんは十三さんと裸の付き合い()をした上で、わざわざ生徒会長になりたい動機を聞いたあたり「殺し屋はダメ」と言いつつも内心ではけっこう認めてそうですね。他の生徒会メンバーの盃を集めてくれば案外なんとかなりそうな感じ。とはいえ残り3つも盃を交わしてこなきゃいけないんでしたっけ。そんな暇あるのか? 端折られそうな予感がします!

Bの星線

最終話 Bの星線

ベートーヴェンさん、壇上へ! 誰もが教科書で知るレジェンドの演奏を生配信! 拍手喝采、クラシックスターの誕生。界隈は大いに湧き、新たな時代の幕開けへ…。ってそこで終わるんかあああ…!! ここからが面白くなる話やろが!!!
ベートーヴェンさんのキャラはよかったし、設定面でも面白くできそうな雰囲気があっただけに惜しいです。夜創くんが主人公としてエンジンかかるのが遅かったのと、話の本筋と関係ない回が多くてとっちらかったのがいけなかったのかなぁ。林先生、おつかれさまでした…!


今週は以上です! 

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