奇跡の日々はもう終わり 週刊少年ジャンプ 2023年13号 感想

ワンピ

第1076話”旧友”

ベガパンクさん本体、捕まってたー！ 数ヶ月前からこっそりCPの人たちを幽閉してたってことは、裏で動いてる何者かはずっとエッグヘッドにいる人物ってことになりますね。それでセラフィムにも命令できるのってステラの誰かしかいないじゃないですか。分身が本体を裏切ることあるんか。誰かじゃなくて全員だったら怖いな…。
ドリーさんとブロギーさん懐かし〜！ グランドライン編入ってすぐくらいの登場だったのでよく覚えてます。懐かしい再登場キャラがいくらでも出てくるし、顔見ればすぐ思い出せるほどそれぞれのキャラが印象残してたのがワンピのすごいところ。
キッドさん、シャンクスと普通にやり合うつもりなのヤバいな！？ 絶対勝てなさそうだから、勝敗とかじゃない部分で何かが起こる時予想します。

SAKAMOTO

DAYS108 殺し屋デパート

有月さん、坂本さんたちと一緒に補講に加えられたってことは彼らと同じように上から懲らしめられるような何かをやらかしたってことでしょうか。赤尾さんを手にかけたと言われていたけど現時点ではほぼ接点ないのね。
デパート内のシーン、日常と殺し屋を力づくで隣り合わせにしてくるぅ！ ここのアクションシーン、そのまま映画のカットで使えそう。
坂本さんが昔はあんま一般常識が身に付いてなかったのは意外！ 周くんと重なるところあるんですね。周くんを気にかけるのは昔の自分と似てるからってとこもあるのかもしれませんね。

ヒロアカ

No.381 闇

な、なるほどー！ AFOさんとの交戦て個性奪われるリスクあるから基本は避けるべきだけど、個性部分で触れても本体に触れられなければセーフだから、常闇くんのダークシャドウなら普通に攻撃できるんか。
「君に少しでも繋げられてるなら、この汚い羽があってよかった」て個人的にすごく刺さるセリフ。それまでの人生でずっと好きになれなかった自分の一部を、やっと肯定的に捉えられるようになる瞬間ってあるんですよね。そういう出来事って自分ひとりで自分と向き合ってるだけじゃ決して生まれなくて、誰かと関わることで気がつくものです。苦しいことはその時が来るまでわきに置いとくと良いって誰かが言ってました。そういうこと。

あかね

第51話 金魚割り

魁生さんの過去編。一生師匠…粋じゃねェか…！ あかねちゃんの師匠のライバルであり父の仇(死んでない)なわけですが、別に悪意があるわけでもないし単に厳しい人ってだけだし、個人的にはこの作品の中でかなり好感度高い人物です。今週さらに良い印象が上乗せされたなぁ。
魁生さんは一生師匠を目標にめちゃくちゃ努力したんだろうな。師匠にどのくらい教えてもらったのか、努力と才能どちらが大きくて今の地位(若くして二ツ目)にいるのかは気になります。てかこんなに悪そうな顔する人だったっけ！？

ウィッチ

★98  デート・ウィズ・ザ・ガイド

ニコちゃんが男子陣に言った「みんなはデートとかしたことある？」に対しカンシくんケイゴくんはともかく、ミハルくんも歯切れがわるかったのは意外。モテるだろうし同年代の平均より経験豊富だろなと思ってたけど実はそうでもなくて王子様ぶってるだけなのか。へぇ…逆にカワイイじゃんこいつめ…。
モイちゃん作のデートのしおりダルすぎるけど、やたら力入ってるからげんなりより感心の方が上回りそうw これはデートというかもうツアーですね。モイちゃんセレクトツアー巡りだと思えば楽しめそう。デートだと思って行くと疲れそう。
デートで1日に回るスポットはせいぜい3ヶ所くらいが限度だし、カフェは疲れ具合と相談して寄ったり寄らなかったりするもんだよね。デートしてことない人は気をつけよう！ カフェは予約しないけどディナーを予約するのは正しいぞ！

アオのハコ

#90 1つのことだよ

松岡、ていねいに負けフラグを積み重ねるなあ。こんな煽っておいて負けたらそれこそダサいぞ松岡ァ！ 負けたら負けたで、あいつお前に気があるらしいぜーとか勝手に千夏先輩に茶化す感じで凸ったりしそうじゃないですか。そしたら千夏先輩は嬉しそうにして松岡を完全に折ってやってくださいよ。
そして先輩パート、夢佳さんは理想押し付け厄介オタクじゃねーか！ 一方で先輩は話しながらちょっと泣くほどに大喜びくんの存在が力になってると聞いて…。
てか夢佳さん的には千夏先輩が付き合ってる男子とデートしてるように見えたんだろうし、もっと言えば頻繁にデートとかにうつつを抜かしてると思ったんだろうけど、別に付き合ってるわけではないので誤解でしかないのよね。
まあでも2人で綺麗な眺めを観に行ったのはデートと言ってもいいか…。すみませんデートだったようです。

アンデラ

No.148 三番目の犬(サードドッグ)

クリードさん、本当は戦争やめて帰りたいのに弾が減らないので永遠に帰れない人でしたか…。最後の通信で二階級特進扱いするのは皮肉がすぎるな。
能力自体はデメリットあんまり無さそうだし使い勝手も良さそうなんですけどね。風子ちゃんのフォローがあるから悲壮感あんまりないけど、本来なら見捨てられた結果部下全滅してたんだろうな。
関係ないけど、他の人の感想で「不減てトイレでうんちする時に永遠にうんちが減らないんじゃない？」て言ってる人がいました。もしそうだったらイヤすぎる。
ビリーさん、風子ちゃんたちが自分を知ってることを中途半端に察したのはなんか都合わるそう。現時点では競合勢力だし、普通に考えて怪しすぎるもんな…。

呪術

第214話 呪胎戴天-陸-

虎杖くん、宿儺抜けてもめっちゃ強い！？ 羂索さんのおかげか…。感謝すべきなのかどうなのか。一般人レベルにならなかったのはよかった。
しかしこの期に及んでも呪いと会話し問いかけを続ける甘さはやっぱり相変わらず虎杖くんらしいな。
でも、脹相さんと分かり合えたからこそ、呪いは呪いであって価値観が根本から違うから永遠に分かり合えない無理…と全て切って棄てるのも忍びないとは思う。呪いといえど元々は人間として生まれた者の慣れ果てなのだろうし。存在のあり方は置いといて宿儺さんは宿儺さんとしてアカンやつと個人的には思う。だけど今週の虎杖くんは「こいつら」と言ってるからなぁ。そこは今後もまとめて扱っていくのか。

ロボコ

第126話 エデンとロボコ(2)

カワイイバージョンのロボコの形態名が蚊トンボ膝ロボコって1ミリもかわいこぶってないね！？
これまで一瞬しか登場してなかったから明らかに描き慣れてない感がw え、カワイイ時のCV水瀬いのりさんなの…？ メルクと同じ声じゃんよ…。
ファミチキ食べたら一瞬で元にもどるのは戻るのはまあいいとして、ケガどころな服の破損まで直るのどうなってんだよ！
あとなんで二階級特進がアンデラと被るんだよ！w ていうかジャンプ作家さん二階級特進やたら好きじゃない？ 松井先生もネウロの時やってたし…。(念のため解説ですが、軍隊や警察において殉職した者は在職階級から二階級昇進させる制度があります。叙勲やその他の保証もその階級に基づいて行われる。)

逃げ上手

第99話 鍛治1335

新キャラの秕さんと正宗さん登場。正宗さんは表情が悪そうなだけで普通にいい人だった！
そこの2人ころしあってみろて…デスゲームかな？ パワーアップイベントいれたり新配下になりそうな子を出すあたり、尊氏さん来週はまだまだ先になりそうですね。弧次郎くんが顔赤らめてるところにラブコメの波動を感じました。がんばれ！

夜桜さん

作戦167.夜桜アルバム

退場してから株を上げ続ける百さん…。敵対してた時はあんなに狂人めいていたのに、正気の時はめちゃくちゃ良いお父さんだったんだなぁ。
読者視点だと悪役の百さんの印象が強いけど、子供達からもかつては慕われてたのが伝わってくる。
今の百さんは旦さんの元で肩から上だけ保管されてるけど、これ復活フラグだと思ってもいいのかな？ こんなにも実は一番家族を案じていた味方だったと示されたら、復活共闘したらめちゃアツくなると思うんですけど！

暗号学園

第十三号「笑中に解答あり」

おおお、作劇がうまい…！ 東州斎さんと濃姫さんの仲が横首突っ込むほど拗れてなかったことで対決をお流れにしつつもいろはくんの騎士道を伝え、濃姫さんを一転してパトロンにすることで更にいろはくんの人脈を磐石にしていくぅ！
こうしてみると人たらしだよなぁ、いろはくん。
謝ってる時にちょっぴり泣いてるの、守ってあげたくなっちゃうじゃん。わざとじゃなくて素でやってそうなとこがすごいんよ。
あとダンスだけでなくピアノも当たり前にこなす多才さ。かわいい顔してかよわいフリしてハイスペックだ！
東州斎さんの横入りが見開き2ページ使って無駄に贅沢な尺使いなの、問答無用で無茶を通す説得力になってますね。これ1ページだったら足りなかったと思う。見開きドーンすることで強制的に流れをぶったぎっている。作劇だけじゃなくネームもうまい。

イチゴーキ

マニュアル12:イチゴーキ！暴走中

高校最後の夏になってるぅ！やっぱ3年生なってるじゃん。ヤバい。会長の想いも年月で熟成されたのかだいぶ強烈になってた。
2年跨いだだけあって、改造人間の力を自在に使いこなすようになってる…？ なんかノリが違う…？ て思ったら、これまではミサオちゃんボケ・暴走→イチゴーキくんツッコミ、収拾って流れだったのが役割逆転してるんですね。でもこっちの進行のがパワフルな感じします。
多少キャラ変わっててもまあ2年経ってるからで納得できちゃうし、話の転がし方の幅が広がってるのが良いですね。
ギャグ漫画は連載が続くとキャラが立ってきて話の回し方に安定感が出てきますが、その雰囲気を力技で手元に引き寄せてきた感じがする。とんでもないパワープレイだ。

マッシュル

第145話 マッシュ・バーンデッドと秘密の助っ人

メリアドールさん「応急処置として軽いオチョアを投げましたが…」ひどいw けどオチョアくんはそのくらいの扱いでもまあいいか…。命乞いしつつマッシュくんを死体蹴りしたくだりは結果的に時間稼ぎになってるし。
オチョアくんの話をちゃんと聞いてモタモタに付き合った結果取り逃したイノセントゼロさん、実はちょっと抜けてるのでは…？ イノゼロさんに殴られたオチョアくんがかすり傷で済んでるギャグ補正もすごい。実はめちゃ生存力高いのでは。

一ノ瀬

第14話 美奈子の告白

回想の中で血だらけの翼くんを抱き起こす翔さん、泣きながらも翼くんが生きててほっとしたような顔だし、わるい人じゃないのかなあ…。
むしろ美奈子さんの危なっかしさのほうが目につくのが今週。「秘密にしてね、今日くらい言うこと聞いてね」てセリフ、いかにも毒っぽいじゃないですか。
ニセ父さんは翔さんを「遠ざけた」と言っているあたり、記憶や状況を操作する力を持ってそう。だけど完全ではないんですよね。どういう立場なんだろ。過去を変えるために未来から来たとかかなあ？

人造人間100

第11話 身命を賭す

設定開示回だった。隊員に5つの階級とかあったんだ。No80〜100相当の人間が6人控えてるの！？ そりゃ万が一100さんが暴れても制圧できそうですね。その6人が実質の柱みたいなもんか。
人間側もガチれば人造人間なみの身体能力を得られるというカラクリも気になります。そんな仕組みあるならもしかして人造人間ってそこまで脅威ではない…？
でも最近の話の流れを見るに、この作品の主題はバトル部分じゃなくてもっと人間の心のあり方とかに訴えかける部分ぽいからあまり気にするところじゃないかな。
ラストのセリフから、次の敵は八百家に会ったことがある人造人間ぽい？ もしかしてらあしびくんが知ってる人物の皮を被ってたりするのかな。

デッドライン(読み切り)

サタンさん、主人公が異常に拒否してるけど最初から礼儀正しいし壁ドンしたとこはちょっと力加減ミスってるだけで基本的に良い方じゃないですか。見た目と出自で判断しちゃダメだよね！
作中のセリフで触れられてなかったけど、よく見たら主人公さんは締切迫ってて編集者さんを家に入れたくないから玄関にバリケード作ってたところ、サタンさんが室内にワープしてきたんですね。そりゃ驚くけど自業自得だわ！

ブラクロ

ページ352 天晴れ

龍さんの天眼通、そっちの目だったんかい！！
七人衆をみんな下の名前で呼んでるの親しみがあっていいですね。みんなに指示して状況を導きつつ、浄蔵さんがピンチのところでは一花さんが救けに入るのも、その先も見えてるからあえて何も言わないコマが挟まってるのがよかったです。
アスタくんへの声かけが龍さんじゃなくて一花さんだったところも…。
もしかして次あたりアスタくんにデレる一花さん見れますか！？

大東京鬼嫁伝

第24話 異界探訪記その一 守衛カンダタ

異世界転移編じゃん！ 夜明けの炎刃王か？ 野良モンスターも出てくるし！
みゃーこちゃん、ついてけないわって言った2ページ後にやっぱり同行してくれるの優しいな。実際には作中で1日経ってるのでだいぶ尺圧縮されてるけど。あとカンダタさんから逃げる時にけろるちゃんの足もって引きずってるの扱い雑で笑いました。
エレベーター経由して転移するくだりはオカルト都市伝説系の話と絡んでそう。そういう話すきなのでよかったです。

ギンカとリューナ

第23話 ギンカ対ノスフェラトゥ

死舞宮婦ちゃん、音符シルエットのデザインにどストレートなダジャレ、わりとすき。一話で処されたけど…。もっと尺があったらノスフェラトゥさんの他の音楽関係の魔法も見れたのかな。
殴られながら最高だ！て喜ぶノスフェラトゥさんもキャラにブレがなくて良いですね。
えっ、もうマガラカ復活しちゃう？ それによってもたらされる災厄ってもしかして作品を畳むことなんじゃ…掲載順的に恐ろしすぎる！

PPPPPP

最終話 ラッキー

なんでえええ！！！ なんで…なんで…なんでじゃあああ！！！
先週までエピローグ感あるにはあったけどさ、物語が終わりに向かって動いてる感じしなかったから、もうしばらくは続くものかと思ってたよ。
こんなにブツッッ！て切れるように終わると思わないじゃああん…。
でもここ数週でPPPという作品に残された謎や語れなかった部分を最低限回収はしてたんだよね。残りの兄弟の出番とか、DADA先生がなぜ楽音さんに勝てたかとか、フルスちゃんの羽ばたきとか。そして楽音さんに対しては音楽で決着をつけず暴力でいったのは面白かったw 元々は楽音さんが子供に手を挙げてたのが歪みの始まりだったもんね。
最終話のラッキーくんの偽善ぽさは怖さがありましたね。自分が天才を閉じ込めたのに、自分が閉じ込められる側になったらそんなこと言っちゃダメ思っちゃダメ。君は間違ってるけど都合が良ければ使いたい。
読者として主人公であるラッキーくん視点で見ていたけど、別人格の存在は道具でしかなくて、自由は認めていない。そう同調していたことに気付かされてゾクッとしました。
このまま連載が続いていれば別人格と手を取り合ったり統合したりといった展開もできたのでしょうが、大人の事情やらでそれが叶わなかったのは応援側の力不足だったのですね…残念。
でもマポロ先生はTwitterによると次回作の準備に入っているらしいので、切り替えて応援したいです。この独特の尖った雰囲気は他の作家さんには真似できないセンスだと思うので。
マポロ先生、まずはおつかれさまでした…！

チェンソーマン(ジャンプ＋)

第121話 幸福論 

アサちゃんのモノローグの自意識過剰でありつつ変な自尊心のある陰キャ感、自分にも心当たりありすぎて共感性羞恥すら感じるよ…！ タツキ先生のオタクに対する解像度の高さは先生自身の生い立ちに重なるところがあるのか、それともずば抜けた観察眼によるところなのか、ともかくセリフ運びの生々しさと完成度がすごい。アサちゃんがねじくれひねくれすぎてヨルさんが常識人枠になりつつツッコミまでやらされてるキャラ変遷ぶりにも笑う。
それに対してデンジくん、彼女つくれね〜と愚痴りつつその元凶たるナユタちゃんに屁理屈で言いくるめられて立ち直ろうとしてる単純さは心配なるけど、悩み多き陰キャとは正反対で生きやすそうでいいなぁ…！


今週は以上です！