男前ナイスガイ　週刊少年ジャンプ 2020年51号 感想

SAKAMOTO DAYS(新連載)

初見でなにこの安西先生…って思ったけど読んでみたら あーこれけっこう好きなやつ…ふつうに面白かった！ 得した気分！
調べてみたら、以前ジャンプ+で異色の読み切り「骸区」描いてて話題になってた先生なんですね。読み切りはめっちゃ殺伐としててハードな作風だったけど、SAKAMOTO DAYSはかなりジャンプ向けに調整してきた感じ。
　
坂本さんの寡黙すぎるキャラでも話が成立するように心を読んで会話できるエスパーくんを配置したのは名采配だし、心の中で返事して会話(?)するのちょっと面白い。
のそのそしたキャラが実はめっちゃ強いところや、店舗内であめ玉飛ばすシーンの間の取り方とか少し鳥山明先生の系譜を感じました。
どういう方向にお話転がすんだろ…。バトルモノというより日常寄り？DAYSだし。

Dr.STONE

最後のドヤ顔なにwめっちゃちゃんとしたバイクできてるじゃん！ カセキじいさんはもう現代の工業技術と加工速度を上回ってそう。
それも大樹くんのパワーと千空さんの知識あってこそだけど…ほぼ有能しかいないパーティやばい。
　
ところで戦闘担当の司さん氷月さんなどの姿が影も形も見えない気がするんですけど、同行してましたよね…？

ワンピ

ローさんとポーネグリフのシーンや、ヤマトちゃんの「世界の夜明け」など意味深なセリフがちょいちょい挟まってくる。やっぱり記念すべき1000話になんか大きな秘密を明かすつもりなんだね尾田先生！？ キリの良い数字好きですもんね。
状況が入り乱れすぎてて、どこがどうなってるのかもう全然追いきれてないんですけど…。城自体が爆発して全員集合くらいやってくれないと風呂敷たためないんじゃ？

ビルドキング

家がそのまま生きものとして活動してるトンデモ世界観！ この自由さはしまぶー先生ならでは。
読み切り版では会話までできる家も登場してたけど、連載版もそのうちそういうのでてきそう。
　
ビガーハンマーの設定はシンプルだけど平和を築く主人公にぴったりでわかりやすかったです。お子様向けのおもちゃ商品化も狙えそうなデザインとギミック！
前作トリコではアニメ版で原作にないお子様向けタイアップアイテムが登場した上にアニメ内で謎プッシュされて界隈でネタ扱いされてた件があったけど、そのあたりも意識してるのでしょうか…(´-`;)

呪術

東堂さん生きててよかった…！！ よく考えたらまだ言ってない「あのこと」が未回収だったし、メカ丸さんのお墨付きもあったからそういう意味では生存フラグだったか。
彼が片腕を切り落とした次のコマの表情が一瞬敗北と死を悟ったようにすら見えて、めっちゃハラハラしたんですが…。腕がなくなったのは悲しい。
　
ペンダント、マル秘アイテムとかではなく本当にただのペンダントだったwていうか中身！！ ブラザー虎杖のこと、高田ちゃんと同じくらい愛してるんだな…そ、そこまでだったとは…。彼の人生に虎杖さんが登場してそこまで経ってないはずなので、濃ゆさで言えば虎杖さんのほうが上では！？
でも、謎の記憶捏造能力で東堂さんは学生時代からずっと彼と超親友として過ごしていた記憶をいまも信じ切ってる説もあるので怖い。
　
そして真人さん、形態変化で顔がツルッとするのは負けフラグじゃないか！？ オサレ度ダウンしてない？
始解が強すぎて卍解がなかったことなりそう。

マッシュル

冒頭からシリアスで、おっ真面目な回か？て思ったら2ページ目のふくろう(?)がゆるすぎて吹きました。
ほそっこい木の枝一本で摩擦熱ファイヤするのはトンデモ科学だけど、マッシュくんなら出来るだろうなという信頼感あります。むしろ指パッチン1発でも火つけられそう。

ナイスガイのひと(ライオさん)ええやん！ えらいひとの中に一人でも理解者がいると心強い。
幹部級のキャラがズラッと顔見せするやつは、鬼滅の柱合会議回やアンデラの円卓回みたいにうまくキマれば読者を一気に獲得できるジャンプ伝統のワクワクメソッド。次の紹介回に期待…！
規則は守るために存在する？ならその規則を変えてやんぜって方向性でいくといいんじゃないかと思います。

僕とロボコ

新キャラの浦原ちゃんは彼に夢中…。いやほんとお目が高いですよ。
ガチゴリラくんは気配り上手でほんといい男です、ブラピかはわからんけどみてるうちになれてきてむしろ男前に見えてくるのはわかる。
ボーイッシュと見せかけて乙女だったり、ボンドくんに歯軋りするだけじゃなくて自分に勇気がないせいと認めるところも含めてかわいいな…。
ところでこの漫画の世界はTシャツとか帽子に自分の名前書くの流行ってるの！？

アンデラ

アンディさんの仲間も含めたパーティで過去編すすめていくのかと思ったら、キャラが立ったその週に死ぬって…いつもながら早すぎる…。
　
過去アンディさんはまだ不死を自覚していなかった模様。
2巻ラストあたりのヴィクトルさんのセリフから推察するに、時系列的にはヴィクトルさんが不死化し、永く終わりのない不死人生がイヤになって自我と記憶を封印し、アンディさんの人格が発生したあたり？
　
まるで過去に干渉してるかのようだけど、あくまでもアンディさんの本の中の話ですよね。現世に戻ってきた時に記憶が書き換わってたりしてないでしょうか。
過去で「また会えるよ」って言って風子ちゃんと別れたら、運命の人っぽい感じが俄然増しますよね！

マグちゃん

マグちゃんふつうに洗濯物の取り込みができるようになってる！
細かいとこだけど家事を少し手伝ってくれ馴染んでる感あっていいなぁ。
喋り方が尊大なだけで、周りの助言や頼みはしっかり聞くんですよね。
　
邪神3柱のキャラが立ってるのが存分に活かされた回でよかったです。
スナックのママさん(やすこさん？)にはタコかヒトデの類かと思われてたのか…でも「変わったお客だね」で済ませちゃうのかw
帰る時にウーネラスさんがちゃんと代金を支払ってるとわかるあたりは丁寧！

チェンソー

デンジくんがチェンソーを使いこなしている！？
チェーンを活用したアクションは以前なかったよね。デンジくんがチェンソー化した時は「チェンソーマン」の時と違って二の腕まで覆われていなかったのが全身チェンソーマン化してるし、武器人間(?)としての熟練度が上がっている感。
「前より相当弱くなってるねえ」と言われてるけど、チェンソーマンではなくデンジくんとしてみたら相当強くなってるはず。
　
ラスト、デンジくんに血を分け与え一緒に殴り合おうというマキマさん。
以前せっかく彼の心を折ってチェンソーマンを呼び出したのに、またデンジくんの人格がでてきちゃったらマキマさんにとって不都合ってことで、もう1回デンジくんの心を追い込まないといけない…。
けどあれだけの仕打ちをしても立ち直ってきた隠れ強メンタルデンジくんをもう一度折ることはできるんか？ 難しくない？
とはいえデンジくんはマキマさんのことを殴れるかというと、それも微妙な気が…。
彼がマキマさんに対して「オラァ！」て攻撃する姿を想像できない。

ブラクロ

ナハトさん、こう見えて超ツンツンツンデレなので二人を追い込んだと見せかけて本気で命を奪おうとまではしてないやつだな！？
アスタくんはリーベくんとコミュニケーションとれるようになって間も無いのに、既にけっこう仲良さげにしてるのでほっこりしました。

勉強

グイグイ攻めていく唯我くん…！ このくらい積極性があったほうがたすかると思います。先生は守りが硬すぎるので！
普段は「唯我先生」って呼んでるけど、動揺すると「唯我くん」になるわけですね。そろそろ下の名前で呼ぶイベントもやってください。

夜桜さん

これは二次創作の鉄板ネタ！キャラが何故か幼児化して周りがあたふたするやつ！
中身の流れもだいたいテンプレ通りだったので個人的な感想としては「百億回見たぜ！！」って感じなんですけど、幼児化自体はキャラのかわいさと関係性あってこそだし若き読者層はこういう鉄板ネタを初々しく読めると思うので若いっていいなあと思いました…。

あやトラ

シロガネさん体積を削られたけど小さくなる程度でわりと平気そう。キングスライムが減ってスライムになったみたいな感じでしょうか。猫は液体！
　
ふんどし滝行のシーン、ハプニングで服が脱げるやつ懐かしいな…いつもの矢吹先生だな…と思いつつ被害を受けるのが主人公側なのはあやトラならではですね。
祭里くんちゃん両方みられたのはともかく、それによって恥じらっているのがよい TSっ子としては恥じらいが足りないのでもっと恥じらうべきです！！！

ニライカナイ

中二病なおっちゃったひとがまだ無事に(?)中二病になっててなんか安心した。
中二病ってのはアイデンティティであって病気とかじゃないからさ…。ひとによっては表に出さなくなるだけで永遠に中二病だったりするし。
　
Gのくだり、床ごと切り取って捨てるで笑いました。
お茶碗で捕まえるのはちょっとアウトですよ、そのお茶碗でもうご飯食べれないじゃないですか。
こう…茶碗と床の間に紙とか差し込んで…紙ごと持ち上げたらいけるんじゃない…？
どっかで読んだんですがGは社会性昆虫なので、潰したりせず、めいっぱい怖い目に遭わせてから逃がすと「あの家キケンだから近づかないほうがいいぞ！」って共有されておうちにGが出にくくなるらしいですよ！

アグラビ

脱出して一件落着してから思ったけど、オイルキングさんそこまで悪いことしてなくない…？ そりゃスケベオヤジではあったけどさ ここまでのおおごとになった後のテーマパークの風評被害かんがえたらちょっとかわいそうだ(つ∀`)
　
タイムマシンがそこそこ高いとはいえ一般向けに売ってる世界、どうなるんだろう…。誰でも使えちゃったら時間遡行による歴史改変やパラドックスでヤバイことになりませんか！
こういう設定の場合、過去に戻っても自分は霊体的観測者でしかなくて干渉できなかったり、なにか変えようと思っても謎の力が働いてけっきょく同じ歴史にしかならなかったりするイメージです。

モリキング

まずリオックという昆虫を知らなかったのでググったのですが、こんなデカい虫いるんだ…とびっくりしました。化け物コオロギと言われるのも頷ける。調べる方は注意です。
これまで生きてきて一度も聞いたことない昆虫だったんですけど、こんちゅう博士のひとたちには有名なのかな？
リオックさん、甘えんだよ！手段は選ばねえ！まではいいけどやることがみみっちすぎるw でも最後のさわやかな笑顔よかったです。
　
モリキングさんの胃袋、どうなってんの…お冷やいっぱいでそうはならんやろ
と思ったけど王香ちゃんのほうがどうかしていた。
そろそろ本気をだすか…て言って重りを外してハンディかかってたアピールはあるあるだけど、ハンディの内容が「重りをつけてた」とかじゃなくて「オッサンをお腹の中に容れてた」は前代未聞でした……ぶっ飛んでる時の長谷川先生のキャラ崩壊芸やばい。
　

仄見える少年

伊織くんの表情がアツくてよかった！ 普段感情をあまり出さないキャラでもここぞという時はちゃんと激昂してくれるのは人間味があってよい。第一話と比べたらだいぶ親しみやすくなった気がします。ラスト2ページのやりとりもよい。
　
千手童子さんは、質の良い依り代を探してるのかな…。哀別さんに乗り移ろうと画策してきそう？

血盟

1ページ目やっぱり笑うんですけどトラックだけを溶かす能力かなにか！？
人質おじさん、立場のわりにセリフが強気すぎておもしろい。人間ろくでもないかもしれないけど、たぶんこのおじさんが特殊なだけですよ…。
抑止力ってなんだろう。人間側にも吸血鬼ハンターみたいなのがいるのかな。
内輪揉めしてる場合じゃなさそうだし「王よ」っていちおう敬ってるので猫大好きおじさんは仲間になってくれそう。

高校生家族

冒頭で光太郎くんのターンかと思ったら父のターンだった。父成分が増しつつある。
「オレ家谷一郎！家に谷に一と郎で家谷一郎！」てセリフww なんも字のこと説明してないよ！ まあその漢字なら難なく伝わりそうだけど。バレー部エースくんもしっかり名前覚えちゃってるしw
エースとためをはれるレベルの圧倒的フィジカルに、球拾いから始められる謙虚さを持っててすごいなって一瞬思った…んですが、一家で高校生になってる時点でだいぶおかしいのを忘れそうになる。


今週は以上です！
そういえば新連載二つ来たから二つ終わりそうだなと思ってたけど終わらないな…？