今月のイベントは、機械3rd!
堪能しました。みんなこんなもんなのさ。
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最果てに輝く浪漫、針巡る街の人間悲喜劇
2021年1月のイベントは、機械3rdです! 国イベ3周目のラストを飾ったのは機械の国。
舞台はメフテルハーネ端っこの機械の国、そのまた果ての辺境都市。
毎日飽きもせずやってくる”つまらねえ現実”と戦う人々が…、
“浪漫”と出会うお話だ!
今回のお話は、久々の4エリア全20話の大長編!
第1話 世界の果ての憂鬱な朝が言わばプロローグで登場人物がばばばっと出て、
第2話 序章『物語は始まった』から第15話 終章『物語の終わり』まで前フリ、
そして第16話 君に出会う物語 からめちゃくちゃ盛り上がる構成となっております!
2~15までがけっこう長いのですが、そのぶん16以降泣きっぱなしでした。広げた風呂敷をすごく綺麗に畳んでくれるので非常に読み応えあった。
最後の20話を見てから1話の冒頭を読み直すと、そういうことだったのかとわかるのもお見事だ…!
浪漫を求めて(ネタバレ)
今回のメインテーマである”浪漫”について。まず登場人物たちの対比から見ていきます。
そこに住まう人々は、誰も彼も退屈を抱えて生きている。
機械3rdの主要キャラはこれに当てはまるケースがいくつもありました。
まず、ガンドルフォさん。有能敏腕社長!
彼は優秀がゆえに自分と対等に競える好敵手がおらず、忙しくとも退屈でした。
そこそこ円満な人間関係と時々気晴らしに面白いゲームができればそれでいいと思っているのに、それが叶わないとイライラしていました。
次に、シャーリーちゃん。平凡な女学生!
彼女は恵まれているゆえに毎日が満たされており、逆に退屈でした。
物語のような劇的な非日常を求めながらも、時計の針のごとく代わり映えのない毎日を過ごしていました。
それから、フーちゃん。稀代の発明家!
彼女は天才がゆえに目の前の問題をあっという間に解いてしまうため、人生レベルで退屈でした。
新しい環境に身を置いても新しい友達と出会ってもすぐに飽きて、すべてが色褪せていく毎日を過ごしていました。
彼ら彼女らが、いろいろな出会いのなかで最後にはそれぞれ何かを得るのが今回の見所!
シャーリーちゃんとフーちゃんの出会い。シャーリーちゃんが「あなたはもう一人の私」と言ったのは、フーちゃんが自分と同じように退屈を抱えているのを察してのことだと思います。
ロマネバロムという形の浪漫を知るシャーリーちゃんと、自分の求める”解”がわからないフーちゃんでは、退屈と絶望の具合は違ったのかもしれないけれど。
フーちゃんとガンドルフォさんの邂逅。自分が好敵手と思った相手から振られるガンドルフォさん、ここのすれ違いは残酷さすらありました。お互い悪くないのに…。
すべてを捨てても構わないほど求めていた相手に出会い、実際にすべてを捨てられるガンドルフォさんの漢気!
フーちゃんは彼を通して”浪漫”という宝石の魔力を知ることになるわけですね…。
浪漫や人生に必要なものとは…。その答えは人それぞれ。
たとえばラムさんやディアンちゃんは、義手やロケットパンチを開発する夢があり、二人で共同研究していました。それはそれは楽しそうに!
その人だけのもの、その人にしかわからない感覚もあります。
渡り蝶であるミュウちゃんは、旅をする事が当たり前で生きてると言います。
それ無しでは生きられないもの…”生きがい”とも。
オレグさんが見るに、シェラザードさんは素敵な話を書かなければ生きていけないんじゃないか、と。素敵すぎる…。
生涯をかけて求めるもの。誰にも奪えない夢。
自分にとってそれがなんなのか。とにかく欲しいということしかわからなかったフーちゃん。天才だけどわからないこともあるし、まだ子供ゆえの脆さもあり。
しかし、そんな彼女がロマネバロムの物語と出会うのが第16話…! ここからが本当にすごかったです。
フーちゃんがそれまでの人生で向き合ってきた苦悩、期待しては落胆し、求め続けていた何か。
その答えがそのまま書いてあるような、まるで彼女自身に差し伸べられたかのような物語。探そうじゃないか、その何かを!
彼女の悩みに寄り添い、彼女の憂いを救いあげ、勇気付ける文面の数々!
フーちゃんを通して共に物語の入り口に立ち、流れ弾を食らった読者でさえ驚くのですから…これはもう刺さるに決まっています。
ずっと探し求めていたものと出会い、これまでの人生全てがプロローグだったと確信し、自分が生まれ変わる感覚に瞳が輝き出したフーちゃん。
まだ浪漫の入り口に立ったばかりの彼女から「そういう気持ちがわかるか」と問われ「もちろんなのですよ」と即答できるメルクがとても素敵でした。
ユウくんと共に様々な冒険を経てきたメルクだからこそ。
このメルクの包容力、もしや第一部ラストを経ている…!? と思ったほど…。
その後、ひょんな巡り合わせでシャーリーちゃんとガンドルフォさんが出会った時の問答もよかった。自分の人生すら自分の思い通りにならないなんてよくあることのはずなのですが、夢みがちだとそれすら忘れてしまいがちですよね。
思い通りにならないことを身を以て証明したばかりの缶ドルフォさんが言うからこそ重みがある…。
だけど夢を見たらいけないなんてことはないし、夢みがちでも良い。自分の気持ちと自分の周りを両方大事にしながら見れる夢だってある!とも。
これも、難しく考えすぎると忘れてしまいがちな答え。ほんと良い事言いますね缶だけど…。
浪漫を得てロマネバロムと成ったフーちゃんの変身ぶりもびっくりでした。何かをきっかけに、何もかも変わることができるんだという証明だ!
このセリフ、情熱的すぎるな…プロポーズか? 言われてぇ〜!
作家と読者の物語(ネタバレ)
新聞の誌面連載の小説家シェラザードさん。個性的でとても好きなキャラになりました…!
読者から寄せられる期待と、締め切りのプレッシャーを前にしてのたうちまわるさまは笑っちゃうんだけど涙も誘う。
彼女に限らず、同じように小説や同人でも創作活動をやったことある方であれば、発狂とスランプ、書ける時はスラスラシュババと書けてしまう落差などは心当たりがあるんじゃないかと思います。
そんなシェラザードさんを励ますスヴェンさんのキャラもとてもよかった!
ユニストでは厄介そうなひとだなって印象が強い方でしたが、シェラザードさんの扱い方をよーーくわかってる感じや、カウンセリングにかかる時間をいちばん多く見積もる所やウソかホントか急すぎる告白で元気付けてくれるとことかもユーモアと愛の絶妙バランス、最高の上司か…?
スヴェンさんに限らず、ジャモさんもこんなことを言っていたのが印象的でした。
評価されてるのに本人の自己評価が低すぎる!
物語の紡ぎ手であるシェラザードさん、個人的な印象ですがメルストのシナリオライターさんの投影のようなものを感じました。
毎月毎月、血を吐くような思いでメルストのシナリオを仕上げているのだろうし。特にメルストはストーリーに寄せられる期待の大きさとハードルの高さは年々高まって半端ないはず。
ライターさんはきっと追い詰められたシェラザードさんの如く苦しむ日もあったんだろうなぁ。
それでもどんどんクオリティを上げて想像を超えた物語と感動をいつも届けてくれるのは感謝しかないです。
いまはライターさんが何人か増えてるようですけど、最近の国イベのテキスト量半端ないから…。
いつだったか、国イベントの完成が間に合わなかったから1ヶ月遅らせますなんてこともあったし。
あの時はメルスト民たちはがっかりしつつも、そんなこともあるさとお行儀よく待ってたと記憶してます。
シェラザードさんがシナリオライターさんなら、スヴェンさんはメルスト運営かな…。
そんでシャーリーちゃんがメルストのストーリー大好き勢で、ガンドルフォさんがメルストのゲーム部分ガチ勢で、フーちゃんはめちゃくちゃヤバイスピードで成長する新参プレイヤーさん、みたいな。
なので、国イベント3rdの最後にこれを持ってきたのも含めてなんだか総まとめ感というか、これまでのメルストの歩みを振り返り、思えば長くやってるもんだ…ついに7周年か…と感慨深くもありました!
これからも、出会えてよかったと思える物語をたくさん見せてくれるんだろうな、メルクストーリア…!
群像劇(ネタバレ)
人間悲喜劇というだけだけあってたくさんのキャラたちが織りなす物語だった今回。
ラムさんディアンちゃんのロケットパンチコンビ、古参キャラですがようやく顔差分が実装されたのが大変うれしい。
ベルちゃんも同様なんですが、ずっとユニット絵の表情しか知らなかった子に差分がつくと一気にキャラに奥行きがでてくる感じがして嬉しいです。
オレグさんとミュウちゃんのコンビも息ぴったりだったし、こっちも表情が生き生きしてた!
さらりと本質みたいなこと言うし!
ホーム画面が華やかになるしやはり差分追加は良い…。今後も既存キャラの出演に期待を寄せていきます。
会話劇の中で飛び交う、考えさせられるセリフもすばらしかったです!
浪漫を追い求めて危険なことにも首をつっこみがちなシャーリーちゃん。最初はあぶなかったしい子だなと思ってましたが、人に迷惑がかかるような一線は越えない良識も持っていて…。
だからこそ、全てを振り払って冒険に出られないジレンマがあったわけですが。内で燃える情熱を抑えきれない様をガレスさんに吐露するシーンは会話に深みがあった。
夢見る子供の立場と、弱きを守る大人という立場の二人、どちらの主張も正しいのだと思います…。実際に大人の立場になってからじゃないと真の意味で理解できないこともあるし。
子供のころは「おせっかいな大人め!」と思ったけど、後になって気づくことって往々にしてある。
今回は”大人”たちがさわやかで頼もしくて、いちいち格好良いんですよ…。仕事の進行にちゃんと余裕を持たせてるガンドルフォさんとか。
スパルタと見せかけてたぶんホワイトだよ彼の会社は!
他のキャラが濃くて相対的に目立ってなかったけど、実はめっちゃ有能だったヴァルネットさんも素敵でした。
子供たちの目の前にある障害を本人が気付かないうちにこっそり排除してたり、スマートに根回しできる影の立役者、カッコイイ。フーちゃんを安心させるためにまず3つを先に言うとことかめっちゃ思いやりに溢れてたし。
すかんぴんになったガンドルフォさんのために駆けつけたMくんやセドリックさん、ヴィクトリカさんのあたたかさも沁みた。
きみがやったほうが早いとしても、やらせてくれよ。荷物が重かったら分けてくれよって言ってくれる友人、貴重ですよね。
さわやかな「みんなこんなもんなのさ」で締まった感。
地味すぎず大袈裟すぎず、誰も彼も等身大に生きてて繋がってるし、たまにはピンチもあるけど、けっこうなんとかなるもんなんだ、人生って。
入手シード
マインちゃん
フーちゃんのお友達。ちょっぴり寂しがり屋さん。ついに常設のテラーロアー更新シードが登場!
一定以上の大きさの規格外であればザーカスを上回る効果量になります。ただし、レイドで1.799が入手しやすかったザーカスと比べて
エンジンランくん
作中の数少ないセリフ(?)がめちゃくちゃテンション高い!フロストソウルを持つシード。動物3rdのクーウェイを更新です。
入手ユニット/出演ユニット(ネタバレ)
シャーリーちゃん
シャーリーちゃんは、機械の国出身。16歳! 機械の国3rdの報酬ユニットです。
辺境都市アンティカで暮らすごくごく普通の女学生。両親からの愛を受け特に不自由もなく健全に育ち、真面目で成績も優秀…ですが、日常のなかにどこか退屈を感じている様子。本人としては物語のような浪漫あふれる冒険活劇に憧れているそうです。
そんな折、とある出会いが彼女を日常から非日常へと導くことになり…!? 詳しくはイベントにて。
2体1段の突撃中衛。
☆2ユニットとしては初の複数攻撃の突中衛で、それだけでもなんか使えそうな雰囲気があります。
絵本やエクストラでパーティの合計レア度制限の条件がついているクエストで中衛兼リト要員にするとか。
ただし火力は☆2相応なので、あくまで補助要員としての活躍になりそう。足がなかなか速いとこは嬉しいポイント。
属性 | 炎 | 成長タイプ | 晩成 |
武器種 | 突撃 | 同時攻撃数 | 2 |
リーチ区分 | 中衛 | 攻撃段数 | 1 |
体力(LvMAX) | 2982 | 体力(覚醒MAX) | 5982 |
攻撃力(LvMAX) | 2688 | 攻撃力(覚醒MAX) | 5388 |
移動速度 | 59 | 攻撃間隔 | 1.78 |
リーチ | 95 | タフネス | 34 |
ダメージ効率参考値 | |||
DPS(LvMax) | 1510.1 (x2体) |
DPS(覚醒Max) | 3027 (x2体) |
ユニット性能参考値(自動計算) | |||
耐久評価 | 3.0 | 攻撃評価 | 5.7 |
シェラザードさん
シェラザードさんは、機械の国出身。28歳! 機械の国3rdの報酬ユニットです。
本名はニナで、”シェラザード”はペンネーム。辺境都市アンティカの新聞社で、連載小説を執筆しています。
ノッている時はスラスラの速筆ですが落ち込むと錯乱してヤバテンションになるタイプで、調子にムラがある作家さんです。
趣味は創作と読書に、現実逃避…。現実逃避が趣味ってだいじょうぶですか。
1体3段の打撃前衛。
火力も耐久も平均レベルなので特化した性能ではありませんが、最大の特徴はリーチが45と前衛にしてはかなり長いこと。カントリーマインドでリーチ+6すれば中衛にもなれちゃいます。
リーチが短い単体モンスター相手のレイドなどでは中衛打撃と似たような使い方ができるかも。
アシスト面では、ベグラブルさん、ノットさん、カイザーさんなど☆5水打撃のルーン強化アシストで最優秀候補だったりします。
属性 | 水 | 成長タイプ | 平均 |
武器種 | 打撃 | 同時攻撃数 | 1 |
リーチ区分 | 前衛 | 攻撃段数 | 3 |
体力(LvMAX) | 3760 | 体力(覚醒MAX) | 6610 |
攻撃力(LvMAX) | 5160 | 攻撃力(覚醒MAX) | 9060 |
移動速度 | 59 | 攻撃間隔 | 2.39 |
リーチ | 45 | タフネス | 51 |
ダメージ効率参考値 | |||
DPS(LvMax) | 2159 (x1体) |
DPS(覚醒Max) | 3790.8 (x1体) |
ユニット性能参考値(自動計算) | |||
耐久評価 | 3.9 | 攻撃評価 | 6.5 |
イベントの登場ユニット一覧
今回登場したユニットは以下の通りです!以上です、次回のイベントも期待!!
ちなみに月初フェス100連したのですが、ロマネバロムさんもガンドルフォさんもゲットできませんでした。☆4も☆5もすり抜けのみ。どうなってんの!
ユニストでの補間は…キミの目で確かめてくれ!
8 件のコメント
缶ドルフォで噴きました
ユーリさんにお正月の反動が!?
今は運を貯める時期なのですよ
感想・考察乙でございます!
エレキ2ndにも通じるところがあるようにも思えました。
16話以降が本番だってのにいきなり缶ドルフォさんのインパクトですべてが吹っ飛んでしまい何も頭に入らなかったw
あと「M」って名前がついている人がいましたが、
メインシナリオ第二部・科学の国の「スタン」みたいな元ネタがなにかあるのでしょうか?
単にモブ(Mob)のMなのでしょうか…
お疲れ様です。今回のストーリーもかなり分厚くて、何度も読み返したりユニストに戻ったり。ユーリさんの意見と同じで、このメルストの世界の広がりが七周年という重みを感じさせますね。
私も一年めの秋にメルストを始めてずっと応援してきて、これからもどんどんメルストを気に入ってくれる新規さんを呼び込みますよ〜!その時はユガラボをどうぞ使わせてください!
お疲れさまです!記事楽しみにしてました!
ガンドルフォさんの会社は自分もホワイトだと思ってます。働きたい。
ラストにかけて涙止まらないの分かります…
各国3rdの人物が出てきたのは驚いたけど話の内容的に合ってるし、最後にメルクが出てきて『きみが出会えて良かったと思える〜』のシーンでは(メルクストーリア…自分にとってのお前の事だよ…)ってなりました。
これからもどんなお話、人物と出会えるのかと思うと楽しみで仕方ないです!
感想お待ちしてました!いつも読み応えたっぷりで楽しませていただいてます。
今回のストーリーは、モンスターたちも人間に負けないくらい悲喜劇がありましたね。
それぞれの心情に迫る物語、その間に入ってくる
アッちゃんサッちゃん、そして缶ドルフォさんの視覚的圧力!
こんなに感動したり笑ったりしたストーリーは久しぶりでした。
月初めフェスの記事がないと思ってたら……きっと運営さんはユーリさんから7周年お便りが届くのを楽しみにしていて、すねてしまったのかもしれませんね(笑)
記事の更新お疲れ様ですー!メイン機械と今回で1番推しの国になりました。ロマネバロムの口にうっすらフーちゃんが…?
記事の更新お疲れ様です。
ユーリさんの国イベ感想は自分では気付けなかった伏線やキャラの考察なんかが興味深く、いつも楽しく拝見させてもらってます!
ガンドルフォさんの職場は確かにホワイトそうですよね。自分も雇って欲しい。切実に……。
胡散臭さ全開だったヴァルネットさんの目的が、廃棄場の子どもたちからの依頼だったというのもメルストらしい展開でほっこりしました。
機械の国。今回の3rdで古参キャラがほぼほぼストーリーに登場したし、メイン二部でも国の成り立ちなんかが語られたからこれ以上の掘り下げはないんですかね…。
下の先日5chに貼られていた最新の人物相関図を見ると学会が未だに謎のままなので、もし国イベ4thがあるなら学会関係を掘り下げてくれたらなぁと願ってます。じ、次回の為にも課金しなきゃ……!(謎の使命感)
https://imgur.com/e2AfQRT