いいね、お前ら最高だ　週刊少年ジャンプ 2020年38号 感想

バーンザウィッチ(新連載)

キタ！！久保先生の新作！！
前作が大ヒットしたからもうお金には困ってないだろうに、それでも新作を世に出してくれるノブレスオブリージュ…。
企画開始から既にアニメも制作されているなんてコンテンツ力が凄まじい。絶対にウケるって確信が無いとここまで出来ないでしょうが、BLEACHのファン層はあついからね！
　
今回は第一話と銘打って連載スタートしてますが、読み切り版が実質0話で、その続きになってました。前回の話を読んでないと(覚えてないと)わからない箇所がけっこうある。
ちょうどジャンプラで読み切り版が復刻掲載されてますので、読みたい方はジャンプラ公式から是非！ 8/24(月)のところに載ってます。

詳しくは読み切り版に書いてありますが、BLEACHのソウルソサエティは「東梢局」なのに対し、リバース・ロンドンのウィング・バインド？は「西梢局」だそうで。
番号付きの魔法?も鬼道に似てますし、BLEACHと同一世界観と見ていいはず。
もしかして前作キャラがサプライズゲスト出演したりも期待していいのか…？
 　
説明もそこそこに目まぐるしく状況が動くので、読者は勝手に設定を推察しろッ！てノリなんですが、ちゃんと読めばわかる構成になってて流石ベテランのネーム力！
途中までポップな雰囲気だったのがダークドラゴン出現以降は絵だけで一気に緊張感だしてくるし、メリハリも効いててすごいな…。あと最後の幹部みたいなひとたち、一人一人お名前がロゴになってるのすき。
全4話の短期連載だそうですが残り3話で承転結やるのか…この濃度で…？ 超たのしみィ〜〜

呪術

マコラさんが想像していたより10倍くらい強キャラだった！
宿儺さんですら苦戦しそうな相手とは…。魅せてくれたな、伏黒恵！
その宿儺さんも成長しているのが恐ろしいですが。領域展開でのヒキはわくわくします。
戦況が彼頼みになったせいもあるけど、いつのまにか宿儺さんを応援しちゃってるからすごいわ。だって最つよ呪霊さまのスーパーつよつよ奥義、見たいもん。見たいじゃん。ね！

ワンピ

「だよね自然だよね、僕の息子だもんね」ヤマトちゃん、なにその…手探りでおでんをしている感…w
モモの助くん、ぜんぜん知らないお姉さんに「僕はキミの父親だ！」って言われたらどんな反応するんでしょうか。モモの助くんはえろがきのイメージがあるので意外とすぐ懐くかもしれない。
ヤマトちゃんはヤマトちゃんで、モモの助くんに親だと認められたら実質おでん！！て喜びそうだしwinwinじゃないですか。よかったね。
　
マムさんは顔面バイクで敷かれてふつうにかわいそうです(;∀;)いくら相手がマムさんとはいえさぁ〜〜痛そうだもん女のひとの顔轢いたらだめよ。(男でもだめ)

DrSTONE

カセキじいちゃん「絶対殺すマンすぎてワシもドン引き」て、言葉選びが若者すぎておもろい。ゲンさんあたりに教えてもらったんでしょうか？ 新しいことどんどん吸収するおじいちゃんだもんね！
　
今週は大樹くんのキャラが俄然立っていた…！
敵と思われていた相手ですらニコニコ顔で応対しいつのまにか協力させちゃうのは彼の人柄と勢いでないとできないよなぁ。最近は主に肉体労働要員で空気になりつつあったけど、それ以外の部分でこういう活躍エピソードあるとほっこりします。
逆に最近は司さんが空気になってるけど、彼は彼で侵入後に見せ場があるはず。たぶん。

ヒロアカ

ちょっとみなさん聞いてください！エンデヴァーさんが！！
「そのまま頑張れデク！！」て！
エンデヴァーさんがデクくんを頼っている！エンデヴァーさんが！デクくんを頼っているぞ！！
いやぁ興奮しちゃいますね。本編それどころじゃないんだけど。ナンバーワンヒーローに認められてるってことじゃないですかデクくんが。
いやデクくんは別に推しじゃないしわたしの推しはエンデヴァーさんなんですけど。エンデヴァーさんがデレているところを見れて嬉しいんです、あんまり他人を頼るキャラじゃないしさ…。

マグちゃん

マグちゃんが初めてかき氷食べた感想「熱量を奪うだけで何の栄養価も無い水」は、「たしかに…」と納得してしまいました。
言われてみれば完全においしさ…というか舌への刺激に全振りしたモノなので、食事に対しての価値観の違いが露骨にでているというか。
  
自分の大好物のはずの納豆を敵(?)であるイズマくんに与えるマグちゃん、めっちゃ優しいじゃん！
イズマくんが聖剣なしでも素で魔法使えるのジャンルが違う世界のひとっぽくて相変わらずおもしろいひとだ。最後にちゃんとしたかき氷たべれてよかったね…。

マッシュル

仮面のひと(仮面はもう壊れたのひと)、マッシュさんと同じタイプのひとかと思ったら普通に魔法使える&魔封じの目も使えるチートキャラだったァ〜〜
同類て言ったのは「忌むべき存在として見られているから」て意味だったんですね
でも魔法を使える人間に避けられるなら、逆にマッシュさんは避ける理由がないので仲良くできるはずでは…？
ラスト、足を踏んで捕まえたシーンはかっこよかったです！ 初期は肉体系と言いつつ絵がヒョロヒョロしてましたけど、最近のマッシュさんはちゃんと肉肉しくて大変すばらしいです。
　

ニライカナイ

肺を特殊な液体で満たして呼吸するやつ…LCLですね！エヴァでみました！
また方向性がフワフワしつつも、セイラさんがかわいいので読みやすかったです。だいじだよね。
竜宮城に行くことでチャコちゃんの謎がちょっと解けたり、話の本筋が進むかも…！と思いきやなんもわからんかったりしそう。

チェンソー

わぁ………………………………………………………………………………
パワーちゃん…………………………
　
パワーちゃんがしぬ覚悟はしていたけど、こんなタイミングある？？
ご丁寧にバースデーケーキで一瞬ちょっと上げてから奈落の底まで落とす容赦のなさ！
1~2ページ目のデンジくんの独白、彼にしてはちゃんと論理的に話せているし1話から比べると成長しまくりじゃんと関心するほどだったんですけどね。え？え？って言ってる間に終わってしまったよね、パワーちゃんが…。
デンジくんはこの後、マキマさんが凶行に及ぶ前に自分の意志を取り戻して「待ってください！」て言えていたら、もしかしたらこんなことにはならなかったかも…て考えてしまうでしょう、後悔するでしょう
いくら悔やんでも何も帰ってこないとアキくんの件で思い知らされたばかりなのに。
　
マキマさんの狙いはぜんぜんわかりません。会話ができるのに意思疎通できないのは恐怖です。
デンジくんを犬にしただけではなく、彼を絶望のドン底に叩き落とす事が目的達成に必要な過程なんです？？ 理由もなくこんなひどいことしないでしょ？？
　
来週デンジくんがマキマさんに反旗を翻すか、考えるのをやめて完全なる犬となるか…。ここまで何十話もかけて積み上げてきた問いに対し、ついに選択の局面が来たわけですが。
サブキャラには岸辺さんという「何も見たくねえ」と言って目を瞑ることを選んだお方がいますから、デンジくんはその対比としての選択、また物語の主人公として神に逆らう選択をしてくれるとは思ってますけど！
結果はそうだとして、その決断に到る彼の心の動き、セリフ、表情、すべてが楽しみです…。つまり、未来最高ってやつです。
何を見せてくれるの、デンジくん！！

あやトラ

シロガネさん「こいつはすずよりガキでおもしろいな」 ←いや〜〜それな〜〜って思いました
不本意ながらむりして女の子女の子する祭里くんちゃんはかわいかったです。こういうのが見たいんですよ！ 最初はぎこちなくても、だんだんそういうことが上手くなっていってほしいんですよ！ わかりますよね！！？
次の変装はもっと長く演技しつつ知らない人と話さなきゃいけなくなって、俺じゃなくて私って言うやつやってくださいね。

モリキング

めおちゃんが今週のうちに答えを出さず、まーいっかゲーセン行こ！でお話が終わるとこ、ほんわかしてていいな。
　
モリキングさん、普通に立派に王やってるし民にも慕われてるし、もうこのひとでいいじゃんって感じなんですけど
まだカブト最大のライバルであるクワガタが未登場ですからね！
　

ブラクロ

センターカラー絵がアニメ調でかっこいい！
ヤミさんの背中の大きさがたまりません。すばらしい僧帽筋。
　
本編、ここで副団長…？？ ふくだんちょ？？
暴牛団では古参メンバーなのかもしれないけど、読者目線ではポッと出だし暴牛のナンバーツーと言われてもピンと来ないぞ！
クローバー王国がずっとピンチでアスタくんたちが命がけで戦ってた間どこをほっつき歩いて一体なにをしてたのか説明せよ！！
いやまあクローバーのスパイしてたとは言ってたけどさ。登場して早々ヤミさんをディスりおったので、なんだァ？てめェ…となってしまいました。来週好感度を稼いでくれるはずだ。

ロボコ

ニョン太の見た目、冒頭シーンからふつうの猫と違うどころか二足歩行の不思議生物なので地球外生命体か何かか…？と思いながら読んだんですけど、そういう画風ってだけ！？
動物がデフォルメされてるけど、ムカデだけイヤにリアルだったな(´Д`;)

夜桜さん

最近急に面白くなってる！なにやら担当さんが変わったというお話だそうでそのテコ入れ効果なのかも。
ラストページの太陽くん、めちゃかっこよかったです。

アクタージュ

ネットで情報を得ているひとには周知の事実ですが、正式なお知らせが誌面にも載りましたね。ああ、終わってしまったんだなって改めて悲しくなりました…。
仕方ないとはいえ漫画単行本も絶版になるのは寂しい。理由は宇佐崎先生がコメントを発表していた通りなので納得できますが。

アクタージュ世界の未来は我々が誌面を通して観測することはできなくなりましたが、夜凪さんはきっと向こうの地球で女優として成功し、黒山さんが兼ねてより計画していた映画も無事撮れたんだろうなと妄想しつつ思いを馳せるに留めておきます｡ﾟ(ﾟ´ω｀ﾟ)゜｡

アンデラ

次に来るマンガ投票、圧倒的1位おめでとうございます！
今週も最高でした。
リップさんの「俺を殺そうとする行為そのものが治療行為にあたる」なにそれ頭よすぎる…やばい…
能力説明する=自分への攻撃を封じる、これは仕様を完璧に利用したウラ技！えげつない。
「自分の命が助かりたいがために攻撃」はできなくなるけど、「他者の命を救うための攻撃」なら可である…。ウラ技を更なるウラ技で攻略するのもアツい。
能力に能力で対抗するロジックがちゃんと順番に合理的に説明されてて、ハンターハンターのバトルみたいでした。

でも一番最高だったのは「アンディ！」て名前読んだだけで意思疎通できる風子ちゃんです。ラブラブじゃん。
チューしてない？こっちもする？まじめになさい、はい。←これもよい…けどリップさんしんじゃうんか…ラトラさん激おこになっちゃうよ

アグラビティ

アグラビティボーイズここ最近の脱線おもしろムーヴはすべてポイント稼ぎだったんかい！！ なんて合理的な説明。一本とられたぁ〜
ポイントの使い道、他のメンバーがある程度すきなものをゲットしているのに対しババさんはガチャで爆死してほんとうに何も得てないのがツボでした
「この瞬間が見たかった」でポイント返してくれるコージさん、ふつうに優しいじゃん…
あと細かいとこだけど最後の変態衣装で集合したコマ、クリスくん以外でも男性キャラのちくび隠すようにしてるの平等感あっていいなって思います。アグラビティボーイズはジェンダーフリーマンガだよ！

ボンコレ

さ、最終回ィ！
わたしはきらいじゃなかったけど、味付けが特殊すぎたのか… いつか連載してたニッチ性癖漫画のたくバツみたいな感じで票が稼げなかったのかな。ざんねん。
　
打ち切り特有のドタバタ詰め込み感、堪りませぬ。
こういうやりたかったことダイジェストでやりました〜みたいなやつ、作者さんの切羽詰まった時の作風や地力が色濃くでるからとても好きなんですよね。ジャンプの醍醐味のひとつだと思うんですけど。
　
意味深に登場していたメガネクラスメイトの早見さん、当初は別の役割があったはずなのにただの廃墟オタだったあたりは実にソードマスターヤマト味を感じます。
「俺に行き別れの妹がいた気がしたがそんなことはなかったぜ！」「そうか」ってざっくり雑に設定がなかったことにされるやつと同じのをまさに見せられている！

「誓いますか？誓いますよね？では…」の圧で笑いましたが、キスの流れのあとの白羅さんのセリフがとてもかわいかった…かわいかったです…。
そんで九尾さん…結婚式みせつけられて倒されるラスボスおる？ 斬新すぎますね。
ラスボス倒すくだりをギュッとまとめて、ラブラブバスガイドの尺を多めにとってくれたの大変よかった。
りのちゃんのラインを既読無視し続けてるのとか面白すぎるでしょ…未読じゃなくて既読なんすかww
最後の白羅さんの「骨抜きにされたんじゃ」ってセリフ、きっと最初からオチとして決まっていたんだろうな…。良い読後感でした。
　
打ち切られた時の締め方まとめ方が巧みだと次回作への期待も大きくなりますが、漫画家先生のデビュー作だと場合によっては学生のころから何十年も構想してきた物語が終わりを迎えたりもするので、出し切って抜け殻みたいになっちゃう先生も居そうで心配。そこは残酷な部分です…。
雲母坂先生が誌面に帰ってくるのを楽しみに待ってます！！

タイパラ

フィードバックなしで延々と創作するなんて、地獄じゃないですか…。
読者や編集者の反応を見ながら微調整するのが作品だと思いますが、何百年もかければさすがにすごいものができる…のか…？
現時点では人類の寿命はせいぜい120年(健康に創作できる期間はもっと短い)なので、時間停止後の境地は想像することしかできませんが。
　
日数換算なので若干年数がわかりにくいけど、
ホワイトナイト1度目の完成が796日=2年ちょい
究極のホワイトナイトだ！が2411日=6年半
5回目のホワイトナイト完結が3175日=8年半
オリジナル長編作品18作目が12472日=34年
だんだん5億年ボタンみたいなノリになってきました。時間停止解除したと同時に佐々木は塵になり、原稿だけが残されるオチか…？
　

今週は以上です！ｳｨｯｽ!