other

頭が高いな 週刊少年ジャンプ 2020年30号 感想

土曜発売のじゃんぷよー


灼熱のニライカナイ(新連載)

べるぜバブが代表作の田村先生の新連載だ!!!

表紙見て幼女が主人公かと思ったらイルカが主人公だった…。え、幼女は?
相変わらず田村先生が描くヤンキーはヤンキーしてましたね。ヤンキー風味なキャラを出さないといけないノルマ、もはや手癖を通り越して性癖なのでは?

前作は最初はTSモノだったのに途中からヤンキーバトルに侵食されてたましたが、今作はどうなるやら。
こういうのどかな離島ってあんまりヤンキーいなさそうだけど、田村先生の世界観ならたぶん無からヤンキーが湧いてくるとおもう。ぜんぜん湧くよねヤンキー。
作風からしてヤンキー1人見たら30人いると思えって感じだしな。


僕のヒーローアカデミア

まず相澤先生の”抹消”がちゃんと死柄木さんにも効くことに安心しました。
あまりに霊圧が違いすぎて能力無効!じゃ困りますからね。
 
サブタイの「チートが…!」はかなり初期に死柄木さんが言ってたセリフ!
まさか自身がチート存在になるとは皮肉…。もともと死柄木さんてあの時点でここまで扱いが大きいキャラになる予定だったんでしょうか!? いちばん最初の敵らしい敵だったし、ここまで因縁を描き続けて死柄木さん自身も格が上がってきたのは継続ってすごいなと思います。
 
ドクター、拘束されながらもめちゃくちゃ解説してくれるじゃん!
ハイエンドについて「自立思考できないテスト段階以下」って、わざわざバラしてくれるんですね…。とにかく自分の発明がどんなものなのか説明したくて堪らないんですかね、マッドサイエンティストの鑑(´v`;)

ラストのシーン、相澤先生が生徒を想う気持ちと生徒であるデクくんかっちゃんがそれに応えるのはちょっと泣きました。
デクくんとかっちゃんはライバル同士ではあるけど、先生を助けたい気持ちは完全に一致してるんだよなぁ〜〜!!


ハイキュー

今週は影山くんのターンッ!
影山くん楽しそうで何よりだ。日向くんとはコートの反対側に立っていようが同志って感じがしていいな…。
毎週のように最終回の集大成の千秋楽って感じのノリで雰囲気が盛り上がり続けてるのに息切れしてないのがすごい。単行本で一気読みしたらおなかいっぱいになりそう。
ていうかつぎ400話じゃん!!


破壊神マグちゃん

全体的に雰囲気がユルくて好みです!
マグちゃんが外出しても騒がれない説明を「堂々としてりゃ平気だよ」で済ませちゃう所とか。
新キャラの錬くんは親しみやすいし、マグちゃんに対して流々ちゃんとは違うタイプの絡みができるのでキャラの置き方がうまいな〜
 
マグちゃんが言う「ニンゲンどもの情緒を描いた戯画(いわゆる少女漫画?)、支離滅裂で非合理極まりない」はちょっとわかる。直接話せば5分で済むことをいちいちウジウジねちねちすれ違って2〜3巻の尺を取ることがあるんだよな〜〜さっと言ってパッとやればいいものをよォ〜〜!
まあラブコメって基本そうなのかな。どこかで「告白するまでが少年漫画、告白してからが少女漫画」と聞いたのですが、言い得て妙だなと思いました。最近のアンデラとか少女漫画してるとおもう!


アクタージュ

夜凪さんはホントだれにでも噛みつくなw
そのうち女優界の狂犬って呼ばれるようになるんじゃない…?
 
現実は、こんなふうにお上に逆らったタレントは文字通り干されるんでしょうけど。
フィクションであるアクタは主人公の夜凪さんがしっかり結果を出して周囲を認めさせてくれるって安心感があるから痛快だし、その展開をみせるために軽率に噛み付きがちなのかもしれない。
それでも主人公として好感度が下がらず夜凪チャンカワイイ!の印象を保てているのは、セリフまわりとかが上手いからこそなんだろな…!

まあでも今回の大御所おばさまはキャリアが長くて誰も逆らえないってだけで発言はあんまし褒められたもんじゃなくてただのイジワルだもんね…。
共通の敵が現れて昨日までのライバル(環さん)と共闘するって流れは普通にアツい少年漫画的な文脈ですね。あっこれ少年漫画でしたっけ?
 

タイパラ

き、きたぁ!? やっと本編スタートって感じですよ…。手のひら返すターンか??
いやこれまでも佐々木この野郎って思ってただけで漫画自体は毎週続き気になってハラハラはしてましたからね…。
話数的にはここで丁度1巻のラストなので、それに合わせてこの展開を持ってきた感じっぽい。しかしもうちょっと佐々木の主人公としての好感度が下がらない展開にして欲しかったな…。
 
作中のホワイトナイトの話数は45話なので、ジャンプ単行本の巻数でいえば5~6巻くらいか。たった5~6巻で社会現象にまでなる神漫画!
言葉では表せないレベルの感動と熱狂が詰まってるんだろうな…。それこそ数百年の時間軸のなかを探してもトップレベルの、伝説の漫画。
未来からジャンプを送ってきた何者かは、その伝説の漫画の続きをどうしてもどうしても読みたくて佐々々々木を利用したのでしょうか?
だとしても、なぜ彼を選んだのか、なぜ最初から説明しなかったのか、と謎が残る…。
未来の佐々木本人が過去の自分へ送った可能性ももちろん考慮にいれるべきですが、佐々木は藍野さんのこと「イツキチャン」て呼ぶかなあ? でも、そう呼ぶってことは少なくとも本人と面識がある知り合いなのかも。
 
それと、1週間ごとに10年後のジャンプが送られてるけど送り主は10年後よりもっと先にいる可能性もありますよね。あえて1週間毎に送ってリアルタイム10年ズレ感を演出しているだけで。
くっ、毎度毎度考察しがいがあるあたりやはり術中にハマってる感。ええ、面白いですよこの漫画は!


DrSTONE

先週、千空さんとゼノさんはワンチャン血縁あるんではって言ったけど、なさそうでしたー!!サーセン!!
NASAに入ると無限に使えるクレカもらえるんですか!? 「ググってもあんまし出ねー」の通り調べてもわかりませんでしたが、そんな優待あるんか…。さすが世界トップの機関。
 
ゼノさんは千空さんの名前おぼえてるんじゃーん! やはりゲンさんのカモフラは裏目に出たんか…。しかし面識ある相手だとわかったとこでじゃあ停戦しようかってキャラでもなさそう。
ゼノさんは「衆愚(しゅうぐ)」なんて言葉を使うあたり選民意識があって能力の低い人間に対して厳しいだろうし、千空さんの「全人類救う」の思想とは相反する人物っぽいしなぁ。
まあ、今までもどう頑張ってもこいつらそりが合わんやろって思ってた氷月さんともなんやかんや仲間になってるし、最終的には仲間になるんでしょうけども。


あやトラ

すずちゃん!! 祭里くんちゃんを男友達だから好いているのではなく、性別関係なく祭里くんちゃん自身が好きなの大変よろしいですね!!!!!推せる!!
冒頭の自分がめっちゃ美味しいらしいと聞いて、なぜか嬉しそうなところとか、ちょっとズレててかわいいと思います。

「女の子同士ってありなのかな」
いやまだ3話目ですけど?もうそれを検討する段階なんすか??
それ誰への質問だ自分か?自問自答か?愚問だなァありありのありでしょ、あり以外の答えないだろが!令和だぞ!!令和ばんざい!
 
すずちゃんが想像以上に積極性あるキャラなので、むしろ攻めにまわったほうが面白そうなのでは。祭里くんちゃんに迫る男性キャラにシャーッ!て威嚇するポジになるとか…。
女体化TSモノにおける男性キャラからのアプローチってなかなかバランスが難しいけど、それをやるとするならシロガネさんの変化の術かな…!? 今週の変化はきっとその布石に違いない。 


モリキング

コワモテのわりにめちゃくちゃ無害そうなキャラが登場したw実はハチミツ大好きだとか、ギャップ萌え成分を見せていってほしい。
ここ最近の展開、虫だけど見た目が人間ってだけの不条理に対して勝子ちゃんがドン引きするってパターンが多いけど、そろそろそこから一歩踏み込んだ展開をみたいな…。


マッシュル

「普段は全力で生きてるから、寝た瞬間もう朝なんだ」
この何気ないセリフ、つよくない!?w
「普段は全力で生きてる」って自信もって言えるのはすごいよ。
 
その他にも「うげっオレも聞こえた死にたい」とかセリフのスピード感が所々光ってました。
マッシュくんが扉をこじ開けるシーンは、扉が開くだけでなく天井突き破ってどっか飛んでくあたり、相変わらず思い切りがよい。


ボンコレ

妖怪牛小屋潰しとはww
すぐググったけど出てこなかったのでオリジナル妖怪ですね。名前を効いただけでどんな悪さをする妖怪なのか容易に想像できる優れたネーミングだ!
今週は妖怪の名前を連呼しているだけで面白いという新境地だった…。これは一見するとスッとやっているけど実は高度な言語センスがないと使えないワザだとおもう。やりおる。


呪術

うわあああ久々の宿儺さん、相変わらずの宿儺ぶり!
呼び出した相手にいちおう何の用かは聞くだけ聞いてくれるのは優しいんじゃないかと思ったけど、完全に錯覚だなコレ。まさに「話が通じない相手」ですね。言葉をしゃべるイコール意思疎通が可能 というのは幻想に過ぎない。
「もう一本の指の在り処を知っています」の時点で あ、もうこの子だめだなって思ったら案の定ね…。セリフ言った瞬間もうやられてるし、こういう”速さ”を演出するコマ割りがたいへん上手い!
キャラに「こいつ…速い!」とか言わせるんじゃなくて、コマ割りとセリフよりも速く動いてるから説明するまでもない感じ。こういうの大好物です。

漏瑚さんは強いはずなのに格上とばっかり戦わされて不憫(つ∀`)先週あんなに無双してたのに一週後にはこれ。
芥見先生は漏瑚さんのことマスコットキャラだと思って動かしてる節あるよね。「えーー?」のコマかわいい。


ブラクロ

ヴァニカさん、興味がノエルちゃんに映った途端ロロペチカさんのこと「コイツ」呼ばわりに格下げしてるあたり、一度にひとりぶんの名前しかおぼえてない子なのかな? 細かいキャラ付けなんだろうけど関心します。

べろべろどぅほほのおじさんは爆発オチでしたね。他の復活した手下も全員爆発オチで片付けられてしまった。なんのために復活したんだ…。こういうのってアニオリで尺を稼げそうな余地とかにもなりそうですけど。


アンデラ

扉絵の全身コーデのお値段、アンディさんの合計より風子ちゃんのドレスのほうが高いの、さりげないけどイイよね…。ちゃんと買ったって補足も配慮が行き届いてる感。
ってアレ、アンディさん組織(ユニオン)のネクタイしてないの!? ネクタイ無しでも多国語しゃべれるから必要ないんだね。かっこよ…。

敵対組織の否定者狩りのひとたちは、ハンターの幻影旅団を彷彿とさせる。彼らのように魅力的な集団になれるのか今からたのしみです。今週は顔見せ程度だったけど。
ラトラさんは露出がだいぶ多いけど、風子ちゃんみたいに触れた相手が対象の能力なのかも!
 
アンディさんのセリフ「否定者になっちまったら──」で、あれ_否定者って後天的になることあるんだっけ?て思って1巻読み直したら、そもそも風子ちゃんが否定者になったのも8歳の時って話でした。間違って覚えてたァ! 否定者のひとは生まれつき否定者なのかと勘違いしてました。
まあよく考えたら生まれつき触れたら不運に襲われるなら赤ちゃんの時点でお世話したひとが死にますもんね…。後天的に否定者になる理由や原因があるのかは気になる。

風子ちゃんがアンディさんに密着して、「行くぜ!!」「うん!」と声をかけあうとこ、すんごく良い…! 二人がより信頼しあってコンビになった感あるし、風子ちゃんが自分の能力と役目を明確に肯定できている。この関係性の変化が素晴らしいんですよ、こういうのが見たいんだ!!


チェンソー

アイエエエエ!!? 銃の悪魔ナンデ!!!??
ブラフですって? マキマさん、おひとが悪い…。いや、ひとではないのか。支配の悪魔…?? なるほ…なるほど???
これまでの扉絵で出ていたデンジくん、全て首輪をつけられていたり腕を縛られていたりしたらしいと聞いて、はえええマジっすかってなりました…。伏線は張られてたんか。

小動物経由で会話が筒抜けだったってのはなんだったんだろ、小動物全般を支配しているからでしょうか。支配した対象の五感を共有できるのかな。
今更だけど見た目が人間と変わりないのも謎。悪魔って普通に人間に化けられるんでしたっけ。それとも相手の視覚を支配し人間に見えるようにしているだけ?
もう悪魔って作品ごとにアクマだとかAKUMAだとか色々あるし作品によって化けれたり化けれなかったりするのでごっちゃになっててヤバイ。
 
「いまマキマを殺さなければ、人類に最悪の平和が訪れてしまう」
最悪の平和とはいったい…! 全員支配されて自我を失くした状態のことでしょうか。誰にとっての”最悪”かで解釈がわかれそうですが。
 
作中時間は1997年だったんですね。思ったより昔だった!
サブタイが「9,12」なのは作中日付の惨劇が9月12日に起こったものだから…。これって9.11の文字りか。ヨハネの黙示録説まであるとか。
「銃」を所持していたのはアメリカだった件といい、皮肉が効きすぎててやばい。

教会と銃の悪魔の下部が並んで描かれているシーンから惨劇描写に入っていくコマ割もすごい。銃の悪魔が空中にいるのにその巨大さがわかる…!
犠牲者の名前が淡々と挙げられているのも、単に「○○○名死亡」よりもインパクトあって演出の妙ですね。こわいわこの漫画、ほんとに怖い…。
夢バトルとかパワーちゃんによるデンジくん轢殺事件とかやってたノリとの落差が怖い怖い。藤本先生の引き出しの幅はやはりおかしい。


アグラビ

クリスくん1ミリもわるくないのに、なんかやらかしたみたいな雰囲気にされててかわいそう(つ∀`)
 
ゲラルトさんって胸にGENIUS(天才)って刺青(いれずみ)してるんでしたっけwなかなか自分で自分に天才って彫るの勇気いるとおもうな… てか、えwそんな刺青マジで前からあったっけ??
そういえば先々週ゲラルトさん全裸になってたし、そこで確認できるか…と思って見直したけど、コマが小さくてわからんかった。うーん気になる…「アグラビティ ゲラルト 全裸」でググったところで我に返りました。なにしてるんだわたしは。
 
最後のオチがブン投げすぎてて色々心配になりました。だれにはなしかけてるんだよぉ!


ミタマ

聖光霊波マンまだ引っ張るかww頭がぷくーっと膨れて空飛んでるやつ、未確認飛行物体として防衛省に通報されそう。このまえちょっと話題になってたやつはミタマさんだったのでは…?
ハゼレナちゃんがヒくのは当然ですよ。だって球体のインパクトに気を取られて一瞬忘れそうになるけど、上半身ハダカにネクタイで太もも丸出しの成人男性だからね。むしろ通報しないだけ優しいよ!


今週は以上です!ウェーイ!

関連タグ
前後の記事
開けちゃダメだ 週刊少年ジャンプ 2020年31号 感想
デンジとパワーだけは… 週刊少年ジャンプ 2020年29号 感想

4 件のコメント

    • 1
    • ななしさん
    • 2020/06/29 01:36

    この号マジでどの作品も面白くてやばかったですね……

    • 2
    • ななしさん
    • 2020/06/29 07:26

    千空とゼノは千空が一方的に知ってるのかと思ったらゼノの方も千空を知ってるのか
    ゼノは科学の悪い側面を体現したようなキャラっぽい

    • 3
    • ななしさん
    • 2020/06/29 13:23

    佐々々々木も再現してるあたり、やっぱりじっくり読んじゃってますね笑
    1号跳んでたのは何か意味あるんだろうか

    • 4
    • ユーリ
    • 2020/06/30 13:27

    コメントありがとうございます!
     
    >>1さん
    最近ほんとどれも面白いですよね!
    本誌の部数は下がってますけど勢いある作品は頑張ってますし、個人的には黄金期が来つつあります…
     
    >>2さん
    根源的な欲求の時点からもう違うのかもしれないですね。
    千空さんは「なんでも知りたい」と純粋に知識への興味で動いているけど、ゼノさんはその先にある目的がメインなのかも。
     
    >>3さん
    考察好きなので、設定が入り組んでるとついつい興味が止まらなくて(つ∀`) 1号飛ばしたのは、未来人に都合がわるい情報が含まれてたからとか…?
    佐々木は未来ジャンプの誌面についてホワイトナイト以外あんまり興味なさそうですけど、漫画以外の作者コメントとか広告とかに未来の情報がたくさん散らばってそうだし、そのあたりからアイノさんの死因を推理できる可能性もあるかもと思ってます

コメントを残す


※おなまえ空欄可("ななしさん"になります。)