other

俺は信じるよ 絶対みんな転生して幸せに生きてるんだ 週刊少年ジャンプ 2020年24号 感想

じゃんぷよ!


タイムパラドクスゴーストライター

名前ながいけどなんて略せばよいのか。タイパラ?タパゴラ?
主人公の佐々木さん、年齢が24ってイヤにリアルですね…。少年漫画の主人公って大抵が10代の”少年”と呼べる年齢だけど、24かぁ。
漫画家になるためにがむしゃらに頑張って、それでも鳴かず飛ばずで芳しい結果もでずに焦り始める…そんなリアルさがある年齢。

作中ジャンプの編集者さん、辛辣…! ジャンプ編集者さんはいろんな漫画で(時には若干うらみがこもった感じで)こういうきびしい態度で描かれているし、実際この通りなのかもな…。
いつまでもヒット作を出せない漫画家に引導を渡す件、作中ではネチっこく描かれてたけど、時には必要なことなのかもな…とも思います。
特に週刊ジャンプって漫画界の頂点なわけだし、それこそ星の数ほど応募があるし本物の天才しか生き残れない世界なわけで。あと「何を言われようが諦めない折れない才能(メンタル面の強さ)」も長く続けるには必要条件になりそう。
 
1話のラストで登場した、本来のホワイトナイト作者である藍野ちゃんは、アイデアと才能をパクられてるし言わば完全に被害者なわけで「絶対に許さない」のも仕方なし。
とはいえ、佐々木さんも極限まで消耗した状態で、物的証拠が忽然と消えたことから幻覚と思い込んで…て状況だったので情状酌量もできるんですよね…。
 
ドラえもんか何かで同じような話があった気がするけど、絵も見やすいし先がきになる点は面白かったです! タイムパラドックス起きてるじゃんってツッコミはタイトルで回収されてるし。
 
次回以降、”ホワイトナイト”が自らの空想の産物ではなく本当に未来から来たものを自分が奪ってしまったと知ったら、主人公の佐々木さんがどう反応するかが重要になりそう。
倫理的によろしくない行動をとった場合はあんまし応援したくなくなっちゃうしな…。
 

ネバラン

あらあ…ママ…
まあ先週の時点はこうなるだろうなとは思ってたけど、1話から登場してたキャラが逝くのはこみあげるものがあります…。

個人的には、作劇の都合上死ぬことでしか完成できない感情ってあると思ってて、ネバランにおけるママはこの最期を迎えることでしかエマちゃんたちの本当のママにはなれなかったんだろうなって思います。
死は救済ではないが、魂が救済される過程で結果としてしぬことはあるって誰かがTwitterで言ってたんですけど、その通りなんだなって…。


モリキング

期待通り新キャラ登場! 常識人枠だった…。ていうかふつうに可愛い…。かわいいですよね…? でも長谷川先生のことだから途中でキャラ崩壊させてくるやつか…!?
モリキングさんがキメ顔でめちゃくちゃカッコイイセリフ言いながらカブトムシゼリー食べてるのじわりました。


ブラクロ

「なんですって…!? 悪魔の力もないのに何よこの魔力は…」
いや、ほんとそれなんですけどね…。チャーミーさんだからなあ〜。
チャーミーさんは徹底して「実はチート」って属性のキャラなので、だいたいの説明が「チャーミーさんだから」で済んでしまうんだよな…。
実は魔力回復魔法使えるので実質永久機関、実は混血なので二属性使えるって言われてもそっかーまぁチャーミーさんだしなって思ったし、新登場のキャラをワンパンしても何故か納得してしまうんだ…。


鬼滅

お、お…
おわ!?
おわった…………!?!?

マジで終わるんですか鬼滅……。伝説と化すやつじゃないですか……。よう許されましたね!
ワニ先生、本当におつかれさまでした。
鬼滅の刃、振り返れば2016年の11号が連載開始だったらしいです。連載期間、4年ちょっと…しかない…!? ユガラボにも1話新連載からずっと感想載ってるはず!
ワニ先生にとっては常人にはとても想像できないレベルの怒涛の4年間だったろうなぁ…。

最終話は実に平和だった。
子孫たちはいろいろ受け継いで、戦場に散った柱たちも転生?して、なんの脅威にも怯えることなく、ふつうに他愛もなく笑える日常を過ごせていて。
これがみんなで勝ち取った未来なんですね…。

伊黒さんと蜜璃さんも来世で結婚できたし、悲鳴嶼さんは保父さん似合いすぎだし、不死川兄弟は同じ仕事してて仲良さそうだし、伊之助くんは…どうしちゃったんだお前…。
なんだかジョジョ6部エンドみたいな、彼らだけど彼ジャナイみたいな寂しさもある最終回でした。

学園ならキャラそのままバージョンのキメツ学園を読んでみたさがあった…!
ワニ先生は、これからどうするんだろう。お金はもう唸るほどあるだろうけど。漫画家は続けるのかな…?
しばらくは鬼滅メディアミックス作品たちの監修やったりするんでしょうか。でも寂しいな…。でもワニ先生の人生だからね…おつかれさま、ありがとう…キメツ学園を月イチで読ませてくれ…ありがとうございました…。
 
鬼滅には毎週本当に楽しませてもらったし、単行本全巻買ってます。
今年は映画も公開されるしアニメの続きもあるかもだし、これからも漫画本編以外のコンテンツが展開されていくであろう鬼滅を応援していきます!


マッシュル

マッシュさんがタラシ女さん(名前わすれた)に後ろから抱きついたシーン、ページをめくる前から「あっこれスープレックスだ」って思ったし、ページをめくったらやっぱりスープレックスだったし、本当に期待を裏切らないなマッシュさんは!
 
バトル漫画にありがちな四天王とか七○○とか出たシーンで「あー僕もそういう設定考えてた」って返しは初めて見たw
期待を裏切らないながらも意外性ある返しが面白い。なんか安心して読めるようになってきたぞ…。


ヒロアカ

ホークスさん、背中なくなるほど焼かれたの……?  ミルコさんといい味方陣営の致命傷が多くて心が痛む。
荼毘さん「こんなこともあろうかと節約しました」←なんで敬語wドヤ感ある。かわいい。

常闇くんが脱出成功してひと安心。堀越先生ってなんだかんだで味方を無力化はしても命までは奪わないよね…(稀に例外あるけど
色々目まぐるしい展開に気になることあったはずだったんですが、おっきなお尻みたら全部わすれちゃったな…。


ストーン

悪の科学陣営(?)が思ってたより本格派でびっくりしました。
千空さんほどの天才が他にも居た…!?
これまでは武力に対して科学で勝つって構成が多かったけど、科学vs科学になるとしたら、それは面白いと思う!
しかし科学監修がこれまでの倍大変になりそう。監修のくられさん、がんばれ…。
 
飛行機が上空から襲ってきたとき、千空さんが真っ先に頼ったのがキリサメさんだったのがなんだか胸熱。呼び捨ての距離感もイイし、即座に期待に応えて仕事をきっちりこなすキリサメさんもかっこいいわ。

敵陣営の目的はなんなんだろ。千空さんたちを交渉もせずいきなり襲ってきた動機がよくわからないな…。相手が科学知識めっちゃある人間ってわかったなら、まず敵対するより利用価値を考えると思うんですが!


ボンコレ

変態のお兄さん、脅されてとかではなく率先して白羅さんの命令聞いてそうw最初のコマとか明らかに喜んで馬になってるでしょ!
 
りのちゃんは思ってたよりパンチ力あるキャラでよかった!
なにこの…マウントヤンデレ? クセがつよいけど、この漫画においては白羅さんと張り合うくらい濃くないと印象に残らないし、ヒロイン要素を捨てつつ変人に全振りしててイイと思います!
毛先が黒くなってるコマの白羅さんがかわいかったです。


アンデラ

えええーーめっっっちゃおもしろッッ!!?
アンディさんの別人格ヴィクトールさん、超つよいしかっこいいしスーパーサイヤ人3だ…。
彼を取り戻そうとする風子ちゃんの叫びも良かった。いまの風子ちゃんはアンディさんを好きとは言わないが悪くは思ってないし頼っているし、将来的には好きになれる気がしている…みたいな複雑な感情を、ヴィクトールさんに恐怖しながらまっすぐ見据えて気持ちで負けてない感じ…。すばらしいですよコレ…ヒロインしてる…!!
 
シェンさんとヴィクトールさんのやりとり「何曜だ」「ナンヨウ?なんの話です?」
これってあれか、かつて曜日ってルールがあったけど、何らかのクエスト達成でルールが解除されたってことか! ていうか銀河がない=星がない=曜日もない なので、むしろそれが自然だったのか。
読者が持ってる情報と作中キャラが持ってる情報が実は全然違ってるのか…!
最初から読み直したら伏線いっぱい張られてるんじゃ?
 
そして最後の見開きで一気に現れる増援!
スポイルさんを捕獲するクエストの制限人数は3人だったから3人でしか戦えなかったけど、よくよく考えてみればVSヴィクトールさんはクエストじゃないから特に人数制限ないし、ならば味方全員でやるのが合理的だし、実際そうしている! 戦力投入に妥協がない!
そして戦闘しながら組織の他のキャラ紹介も済ませるのか。うわ…ネームがうますぎる…。
リーダーの「世話が焼けるルーキーだ」ってセリフも頼もしくて安心感あって良い。めちゃくちゃ面白いです…。


呪術

なん…だと…。存在しない記憶が溢れ出すやつ、ガチで能力だったん? ガチのマジで…???
んな事実が判明したら、東堂さんがマイブラザーって言ってたくだりが急にホラー味を帯びてくるじゃないですか。
生命の危機が訪れた時、相手の脳内に自分を大切な存在だと思わせる記憶を捏造することで戦意を喪失させる洗脳能力…?
それはそれとして、東堂さんは結果的に虎杖さんのこと洗脳返ししてたのウケますけどね!?
宿儺さんが「…?」って不思議がってるから、宿儺さんの能力じゃないのか。というか、そういう能力って解釈で合ってるかすら不明の怪奇現象ですけど。なんなの!
 

ミタマ

ギャグマンガだと思ってたのに急に話の縦軸を進めるの不安になるからやめて!!
ミタマさん、仮にも会社員なのに真昼間からJKと公園でかくれんぼしていていいのか…。
と思ったけど、よくよく考えたらハゼレナちゃんの背後霊たちの監視って名目なら立派なセキュ霊ティの業務の一環じゃんか。
平和すぎてまじで遊んでるようにしか見えないじゃんか…。


アクタージュ

リョーマさん、めっちゃいい仕事してるやん!
夜凪さんが学校生活をフツーに(・・・・)送れるように自然な流れでサポートしてくれるなんて…。
これまでいけすかない系キャラなポジションだった天知さんもなんだかんだで夜凪さんのバックについてるし、業界の裏で大きな流れをつくってる感じがわくわくします。
・最終映画として2年後に主演映画を売りたい
→それまでにドラマなどで知名度を稼ぐ
→その布石としてCMで顔を売る

なんて長期プラン…! でも、実際の芸能界でもそのくらいの長い計画でひとりの俳優を売りだすために順序立てて仕込みを行ってくんでしょうね。
そのためには莫大な、莫大なマネーが動く。
本人が怪我や病気したり、スキャンダルなどで全部おじゃんにしたら何十億も違約金が課されることもある…っていうのはナルホド感あります。


チェンソー

デンジくんめちゃくちゃうるさくて笑ったww
ぎゃああァァ熱っちィィィ!!!!!!!って終始さけびながら炎上しつつ無限に突進してくるやばいやつ、どんな超常の力を持ってても「わけがわからん」「何故」「怖い」って思っちゃうのわかるし、悪魔は恐怖されるほど強くなるって原理があるので「怖い」と言ってしまった時点で人形さんの負けなのよね…。ある意味ゴリ押しが真っ当に効いてるんだなw

藤本先生、前作ファイアパンチの主人公が常に燃え盛っていたのもあり、炎の作画の迫力と説得力は流石! 描き慣れすぎててお家芸レベル!


アグラビティ

最近、グリスロウさんのほうがキャラとして使い勝手いいせいか出番多いな!
ルオくんとグリスロウさんの関係性面白い。いろいろギリギリセーフなことやって笑わせて欲しいって感情、わりと読者と一致してるんじゃないかな…。
 
最近は話が逸れ気味で、タイムマシンの話とゲラルトさんのネッ友お姉さんの話もどこ行った感あるけど、中村先生は思わぬとこで伏線回収してきたりするので、今回の話も意外なところで活きてくるんじゃないか…と思いたい…。
けっきょくジェナダイバージョンはもう登場しないってことでいいんですかね…?(まだ言ってる)


ゆらぎ

師匠つよすぎ…実はラスボスだったのか…。
因果としては元々は幽奈さんがコガラシさんの正妻だったけど、いろいろ奔走してたら恋敵が増えて、コガラシさん生存ルート確保の代わりに恋人が不定になってたんですね…せつない。
 
だけど、現状はまわりまわって彼を救うためにそれぞれ夢の世界でヒロインたちがコガラシさんとくっつく世界線を生んでますよね…。コガラシさん、因果特異点じゃん…こわ…。
コガラシさんの存在自体がタイムパラドクス起こしまくるので謎の力で消滅してもしゃーないレベルだと思いますよ。幽奈さんとしてはそれでも救いたいのでしょうけども(;v;) どこに着地するんだろ…もうヒロインの数だけ宇宙が分岐してひとり1コガラシさんあてがってハッピーエンドでもよくないか(勉強理論)


今週は以上です!

関連タグ
前後の記事
死体が喋っている 週刊少年ジャンプ 2020年25号 感想
格の違い、見てみたいな。あと8回残ってるし 週刊少年ジャンプ 2020年23号 感想

3 件のコメント

    • 1
    • ななしさん
    • 2020/05/20 05:47

    アンデラは自分も今まで流し読みをするくらいであまり気にしてなかったけど、今週のすごい面白かった。
    もう一回最初からしっかり読み返したくなった

    • 2
    • ななしさん
    • 2020/05/20 17:42

    呪術、先週ユガラボの感想読んでたので、マジでそうなるんかい!って笑いました

    • 3
    • ユーリ
    • 2020/05/22 23:33

    ですよね!! アンデラは伏線と情報量じつはめっちゃ多い漫画だって後から判明したので、単行本買いたくなっちゃいましたね…うん、買おう。
     
    呪術はギャグかと思ったらガチだったやつなんでびっくりです。敵対者に自分が味方だって記憶を植え付けるって地味にえげつない能力ですね(´Д`;)主人公が持ってるやつじゃないw

コメントを残す


※おなまえ空欄可("ななしさん"になります。)