メルストの記事です!
今回は、フィブル系スキルの効果解説と検証についてお伝えいたします。
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フィブル系スキルの効果を理解するには、属性補正値について知っておく必要があります。
属性補正値ってナニ?という方はこちら↓の記事からご覧ください。
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ユガラボ | 2015/09/25
【メルスト】ソウル/ブレイクスキルの効果解説
【メルスト】ソウル/ブレイクスキルの効果解説
先に結論を書いてしまいますが、被ダメージを減らしたいのであればテラーロアーを使ったほうがよいです。
フィブル系スキル
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効果を読んでみると、最初は???と思うかもしれません。
「出現するすべてのユニットとモンスターの対○属性補正を○○%低下させる」
これはどういう意味かというと、
「属性補正を低下」させるのですから、ブレイク系スキルの逆ということです。
この効果が相手モンスターにかかることによって倍率が下がり、
結果、こちらのフィブル指定属性のユニットが受けるダメージが減ります。
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ただし、この効果を受けるのは敵だけではなく味方もです。
こちらの属性倍率が下がる…つまりブレイクと逆の効果が起きるので、
フィブルが発動した属性と同じモンスターに対しては与ダメージも減ります。
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ちなみにフィブル発動中は「場に効果がある」扱いのようで、
戦闘画面右上にある属性優劣表示のところに低下エフェクトがかかります。
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属性相性によって効果の大きさが変化
以下の検証は、全て祈り300%のギルド演習にて、ガード系のダメージ軽減ルーンを付けずに行います。
検証には、-19.4%の効果があるダークフィブルを使用します。
最初の協力者はメネライアさん(闇)とリュインクレインさん(闇)。
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被験者ニグレットさんの例では、相性ふつう(100%)の属性が80.6%まで下がります。
つまり、被ダメージを 約20%カットできるということです。
実際に同条件で検証してみたところ…
ダークフィブル使用前の平均被ダメージは5387。
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ダークフィブル使用後の平均被ダメージは4290。
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4290 / 5387 = 0.796 です。実際に約20%ぐらい被ダメージが減っていることが確かめられました。
では、得意だったり苦手だったりする属性に対してはどうでしょうか。
対得意属性
今度は、検証役をアーデさん(水)に変わっていただきます。
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攻撃役のニグレットさんは対水補正が80%なので、
デフォルトでメネライアさんより被ダメージが2割少ないハズ。
アクアフィブル使用前の平均被ダメージは4309。
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計算通りの結果です。メネライアさんのフィブル使用後の値とほぼ変わりません。
さらに、ここでアクアフィブル(対水-19.4%)を使用。
ニグレットさんの対水補正は60.6%まで落ちます。
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アクアフィブル使用後の平均被ダメージは3219。
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3219 / 4309 = 0.747です。約25%の被ダメージカットになりました。
属性相性ふつう相手の約20%カットと比べると大きい効果です。
なぜか。それはもともとの属性補正値の大きさから「引き算」されるからです。
100 – 20 = 80 と
80 – 20 = 60 では、引いた数は同じですが、
計算後と元の数字の比率が違う。というわけです。
20 / 100 = 0.20(20%)、
20 / 80 = 0.25(25%)、と書くとわかりやすいですね。
仮にですが、もともとの属性補正値が20%しかないモンスターが居れば、
-20%効果のフィブルを使えば被ダメージはゼロになるでしょう。
(そんなモンスターは居ませんが)
対苦手属性
上記を踏まえて、苦手属性のモンスターからの被ダメージも見てみます。被験者をホロジアさんにチェンジ。
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ホロジアさんは対水補正が150%あります。
つまり、水属性のユニットは1.5倍のダメージを受けてしまう、ということです。
まずは、フィブルなしでの被ダメージ。
平均被ダメージは8127でした。弱点エフェクトも出て、さすがのアーデさんも痛そうです。
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次にアクアフィブルを使用。
ホロジアさんの対水補正は130.6まで下がる想定です。
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アクアフィブル使用後は、平均被ダメージ7095。
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7095 / 8127 = 0.873です。約13%しかダメージカットできませんでした。
なぜかというと、ホロジアさんの対水補正は下げても130%もあるからです。
20 / 150 = 0.13(13%)。焼け石に水と言ったところでしょうか。
以上のことから、フィブル系スキルは
「得意属性に対してはそこそこ効果はあるものの、
苦手属性のダメージ軽減にはいまいち」
という結果になりました。
この逆であれば大いに使えるスキルでしたのに、残念です。
ただ、ちゃんとデータとってませんが盾役が仰け反りにくくなるような気はしました。
テラーロアーとの比較
モンスターからの被ダメージを減らせるスキルとして、他にテラーロアーがあります。
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こちらの効果と比較してみましょう。
何も使っていないときの被ダメージは平均5387。(最初と同じデータです。)
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-31.0%のテラーロアーを使用すると…
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使用後の平均被ダメージは3664。
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なんと、被ダメージが約32%軽減されました。
フィブルと比べると、大幅に効果が高いです。
しかも、属性によるブレもありません。
シード枠が限られている場面で、テラーロアーとフィブル、どちらか一つしか持っていけない場合は、テラーロアーを採用したほうがよさそうです。
ちなみに、テラーロアーとフィブルを併用した場合…
平均被ダメージは2969まで下がりました。
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初期状態と比べると、約45%のダメージカットになりました。
これはかなり大きいですね。
激ムズの1waveボスなど、シード枠に余裕があるが敵が手強いシチュエーションなどで、パーティが育ちきっていないけどなんとか勝利したい場合は両方使うといいかもしれません。
フィブルによる与ダメージの減少
これまで被ダメージの減少について書いてきましたが、
フィブルは味方全体にも効果があるため、
指定属性の敵に対しては与ダメージが減少してしまいます。
どのくらい減ってしまうのでしょうか。
今度は、メネライアさんに攻撃役をお願いします。
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メネライアさんの闇属性補正は、初期状態で100%。
相手は闇属性のワイバーン。ダークフィブルを使用します。
ダークフィブル使用前に、なにもかけない状態でふつうに殴ってもらいました。
平均与ダメージは4132。
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次に、ダークフィブルを使用します。
闇属性補正は約80%まで下がる計算になります。
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ダークフィブル使用後の平均与ダメージは、3331。
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ダメージ数値表示も「苦手属性への攻撃」のエフェクトになりました。
3331 / 4132 = 約0.8。
事前の計算結果の通り、与ダメージは約20%下がりました。
20%ダウンはかなりの痛手です。
しかし、通常のクエストで使う想定ですと、闇属性のモンスターを相手にする際にはダークブレイクを併用することでしょう。
実戦を想定して、ダークブレイクを使用した状態での計測も行います。
使用するのは、ウェルネシアさんの+30.1%のダークブレイク。
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初期状態で100%ですから、5回使用すると約250%になる計算です。
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まず、ダークブレイクx5を使用した状態で攻撃。
平均与ダメージは10314。やはりブレイクの効果はかなり大きいですね!
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次に、ダークブレイクx5の上にダークフィブルをかけます。
250%から約20%下がって230%になる計算です。
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ダークブレイクx5+ダークフィブル状態での平均与ダメージは9446。
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9446 / 10314 = 約0.915なので、与ダメージは8.5%下がる結果なりました。
さすがに 80%と100%を比べたときと、230%と250%を比べたときでは差が小さくなりますね。
8.5%ダウンのデメリットと被ダメージカットのメリットを天秤にかけて、ダークフィブルを使用するかどうかは、シード枠の空きとも相談になりそうですが、
まったく使えないスキル…というわけではなさそうです。
しかし、強化されたとはいえ現状ではテラーロアーの劣化スキルというだけですね。
フィブルの場合は最初の1回の使用でよいので、消費SPは少ないですが。
検証の結果は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました!
4 件のコメント
フィブル残念過ぎますね。
もう少し効果が高くてもバランス崩れない気がしますが。。。
というか、これでも強化されてたんですね。
使ったことないので気づきませんでしたw
なので、使ったとき属性優劣表示にエフェクトが
かかるのも初めて知りました。
(一手間入れてgifを使ってるのが分かりやすいです!)
>もこもこさん
コメントありがとうございます!
フィブルはつい先週強化されたばかりなんですよ!
強化されてコレなんですけどね…
一手間に気づいてくれる方がいるとたいへんうれしいです(´ω`*)
ちなみに、フィブルはイクリーズと重ね掛けが出来るみたいですが、フィブルによって与ダメージが増える事もあるって認識で合ってますか?
>エウブレウスさん
いいえ、フィブルは味方も相手も対象属性へのダメージを減らす効果なので、フィブルによって与ダメージが増える事は無いはずです!