今月のイベントは特別篇! 堪能しました。
窓に!窓に!
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2021年4月のイベントは、特別編!
ユーザー募集企画が「稀覯なる邂逅、君と紡ぐ特別篇」というくくりで、今回のタイトルは「森羅に謎めく万象と虚実が継ぎ接ぐ感情世界」のようです。ややこしいね! 特別編2ndとかもそのうちあるのかな…?
まず入り口の演出からいつもの国別イベントとは違う”特別編”。めちゃくちゃ力入ってる!!
「好奇心を満たすためだ」と、心のない男に心を手に入れさせようとする男。その果てに何が起きるのか…!?
もともとお題をユーザーから募って決まった企画ながら、ここまでクオリティ高く仕上げてくるとは。
今回は物語中に鳴る”効果音”がいい味だしてるので、ぜひ音を聞ける環境で読みましょう!
今回のストーリーは感情兄妹といわれるキャラたちが主人公。彼ら彼女らが登場するエレキ2ndをあらかじめ読んでから今回のイベントを読めばより楽しめます。
もしユニットを持っていればノーフィールさん、ファニーさん、チアチールちゃん、アングリアちゃん、メランコリちゃんのユニストも読んでおくといいかも。
が、ユニットを持っていない方や、読んだけど忘れちゃったって方もいるでしょうし、実装順に軽くおさらいします!!
兄妹の中でもっとも登場が早かったのはメランコリちゃん。喜怒哀楽で言うところの哀。
国イベの新ユニットフェスの☆4のうち、ストーリーに出演しないほうの枠でしれっと登場してました。今はレタピやレアゴルドスカウトでお迎えできます。
ユニストではひとことも喋らない…。この時点ではセリフがありませんでした。2014年当時はユニストの平均テキスト量も少なかった。
ファニーさんは喜怒哀楽で言うところの楽。特にイベントとか関係なく新ユニットのミニフェスで他のユニットに混ざって登場。こちらもレタピやレアゴルドスカウトでお迎えできます。
ユニストではあらあら系お姉さんなファニーさん。ほわほわしてますがやらかしがちって感じみたいでした。
それから少し期間が空いてから登場したのがチアチールちゃん。喜!
当時は単独で開催されていたダイヤ限定フェスで登場。
ユニストでは常にテンション高いです。底抜けに元気!
ムードメーカーでトラブルメーカーなんだそうです。
ドッキリ屋さん的な職業「事件屋」としてディベールテスマーという街の在り方を説明してくれます。
とはいえエレキ2ndのメインキャラはアメトリンさんやアメシストさん、ラッドストーさんカルセちゃんなので、イベント内では感情兄妹の5人はあくまで脇役的な立ち位置。
が、それぞれそれなりに出番はあったし、ノーフィールさんはポロッと意味深なセリフを言っていたり。
この時はこのセリフにそこまで激重事情があるなんて思わないじゃないですか…。ふつうのお兄さんと、仲の良い兄妹だと思うじゃないですか…。
本当に理解するためには、自分で体験しないと(体験できてない人のセリフ)
エレキ2ndの公開からまもなく、☆4フェス限で登場したアングリアちゃん。怒!
彼女のユニストで初めて「過去に一家離散してから兄が妹たちを引き取りに行った」という衝撃情報が明かされます。
なにその重い過去!? こうなるとあのモブっぽく登場した事件屋のお兄さんがどんな人物なのか気になってくるじゃん!? からの…。
エレキ2ndの公開から数週後、最後に登場したのがごぞんじ虚無兄ことノーフィールさん。喜怒哀楽のどれもあるようでどれでもなく、表面に見せているのは全て妹たちを手本にした、演技。
兄妹の事情はアングリアちゃんのユニストでチラッと聞こえてましたが、彼自身のユニストではじめてその内に抱える闇が垣間見えます。
そんな…妹たちを引き取りに行くという立派なお兄ちゃんぶりを見せておきながら…あんなに人当たり良さそうに喋ってたのに、内側は虚無だって…??
エレキ2nd読んだだけではさして興味なかったのに、急に沼に引きずりこまれた方もいらっしゃるのでは。
兄は表面上喜んで見せるけど、内側では虚無であると描かれている…でもちょっと動いた。かもしれない。
さて、ここまでが特別編実装前に明らかになってた情報。
ようやくここから今回のイベントの話をします!
どこか不気味な雰囲気が漂う特別編のお話。
まず、途中で明かされるびっくり事実。
最初から居たように見えたユウくんや妹たちは、本物から抜き取った感情で作られた”虚像”だったこと。
いつも片時も離れず一緒にいたはずのメルクの存在が不自然に欠落しており、何かおかしいな…今回は別行動なのかな…と読み進めていくと、プレイヤー視点では見えない何かと急に会話しはじめたり。最初、え?え?て二度読みしますよね。
おそらくユウくんが喋ってるのはノーフィールさんの妹たち。
彼女らがまるでその場に居て会話しているかのように何も居ない空間に向かって喋り続け、ノーフィールさんはその異常事態を何も言わず見つめる…。的なやりとりをしているようでした。
11話では、部外者である村の少年が目撃した通り、虚像であるファニーさんとユウくんが忽然 と消え、課題クリアの証のチップと手紙だけがその場に残されました。
なんともホラーですが、たとえ虚像の妹相手でも大袈裟に表情を作って喋るノーフィールさんはどこまでもお兄ちゃんでした…。
そして、ノーフィールさんと行動を共にする道中でもモンスターに寄り添おうとし、自分なりの優しさでそこにある問題を放っておけないユウくんも、たとえ虚像でもしっかりとユウくんだった…。
ノーフィールさんが”いま自分と共にいるユウは虚像である”と理解している前提のセリフもあり、2回読まないとわからない箇所もあります。
もし時間に余裕があれば再読してみてください。1周目とは別の受け取り方ができるシーンがあったりして、目から鱗おちるよ!
実は一番わかりやすい説明してくれてるのはアングリアちゃん。
勢い全振りの子と思いきや、実はめっちゃ理解力あるやんけアングリアちゃん!!
“心”がキーワードだった今回のお話。
喜怒哀楽の感情豊かな妹たちと、それらを真似て継 ぎ接 いだ仮面を被る兄のお話にはぴったりのテーマだったと思います。
エレキ2ndでの会話シーンでは特に不審なところはなく普通に感情豊かのように振る舞っていたノーフィールさんが、今回は冒頭から表情がほぼ動かない。
妹たちが登場した時だけ大袈裟に顔を動かすので、逆に違和感を覚えたくらいでしたが…。その”違和感”こそがまさに狙い通りで、彼のキャラクター性。
「すごく真剣なときに虚無の国の王子様になる」とメランコリちゃん談の通り、彼はしょっぱなから終始本気にシリアスに”本物の事件”と向き合っていたようです。
普段飄々 としてるように見える人が急にキリッとすると痺れますよね。
序盤からそれぞれ「ちょっとした事件」かのような雰囲気で進行するけど、最後まで読んでいくと実はかなり深刻な事態だったの怖いね…。
道中で出会ったモンスターたちは、いずれも人間とは”在り方”が違う者たち。
ズレているもの、大きすぎてわからないもの、小さくて気付けないもの。
それはノーフィールさんとそれ以外の人々の心の在り方と同じように、違いが大きいからお互いのことを理解するのが難しい。
でも、序盤でユウくんが言ったことがきっと本質に近い。そこに「いる」ということ。
別に違うことはわるいことじゃないし、違うものを排除する必要もない。
だとしても、ノーフィールさんはどこかで”心を知りたい”と思っている…思えたらいい…というようなふしがあった。
彼なりに思う「普通と違う自分は一体どんな存在なのか、どうしたいのか」の気持ちの行方、掘り下げるならどう着地するのか…気になっていた方も多いのでは。
しかしキャラとして見るなら、ある意味で「感情がない」ことがノーフィールさんのアイデンティティでもありました。
そんな彼が、ゼアさんとの勝負のなかで”アツくなった”シーンはびっくりしました。
え、きみは…感情を得てしまうのか…? 今回の物語で…? 感情を得た新しいノーフィールさんへと変化していくのか…!? そんなの、ひとによっては解釈違いが……!? と焦った矢先。
…………スッ。
……これ……これですよ……!
一瞬だけハラハラしたけど、さすがストーリーに定評のあるメルスト。いらぬ心配でした。
兄として振る舞い、妹たちはそんな兄のことを慕っていて、そのままでもいいんだ、と。
親に与えられた義務ではなく、自らの意思で「お兄ちゃん」であることを選んだ。
表面上の在り方は同じでも”自分がそう選択したんだ”と気付けたことが、変わったことなのかもしれません。
そもそも彼が”心を知りたい”と言ったのは、兄として完璧を求めるから…とここにも妹が動機の底にあり兄すぎて震えたのですが…。
当の妹たちはたまには抜けててもいいのよお兄ちゃん…と思ってるみたいでした。
兄からだけでなく妹たちからも想いがちゃんとある。兄妹愛だったな…。
妹たちからめっちゃ尊敬されてるもん。彼女たちからの気持ちが本物だから、そこに間違いなく”本物”はあるよ。
ノーフィールさんに人生を狂わされた()ゼアさんのクソデカ感情も新たな沼って感じでよかったです。
寄宿舎の監督官だったゼアさん。
彼はどこか色々な物事に興味なさげながらも、院長に恩があるからと仕事をしていたが…。
自分の人生が他人の人生と交わり、大なり小なり影響を及ぼすことにどこか喜びを感じて。
自分の行いが誰かの人生に何か影響を与えられる…みたいな”プライド”が、いつしか芽生えていた。
そんな彼にとって、自分と関わっても何の感慨もなかったかのように「全て妹のために」で動き続けるノーフィールさんは”ノイズ”だった。
おそらく決定的だったことは、ボードゲーム”MIC”の大会に一緒に出場した時、いつも戦っていたおなじみの好敵手と思っていたヤツが、これまでずっと自分との勝負で手を抜いていたと知ったこと。
勝った時のゼアさん、こんなに嬉しそうだったのにだよ…?
ヤツが自分と関わった動機はつまるところ「妹を迎えに行くために利用できるから」でしかなく、友達でもなんでもなかったと。実際どうかはともかく、そう思わされてしまった。
いや…ふざけんなですよね。わかります。わたしでもたぶんそう思う。
オレがこんなに…いやこんなにでもないが? けっこうお前のこと考えてたんだが?! なのにお前なんなの?オレのこと眼中なかったんか??オイテメエ!?て思うよね。
そりゃもう、一回負かす!泣かす!ってなるよ。
だけどゼアさんの面白くて律儀なとこは、別れる前の最後の勝負で、勝った時のお願いを聞いたら「心を知りたい」と言われて。
それをちゃんと覚えてて、彼が心を知るための仕掛けを考えたこと。めちゃ義理堅いですよね。後で考えてみればこの時に聞いておかなかったらもう再会するきっかけは無かったのかもしれない…。
おい、オレとお前これっきりかよ?って思ったから望みを聞いたんじゃないですかゼアさん…?
そのとき既にノイズは膨らみはじめてたのね…育っちゃったね、感情が。
でも実はノーフィールさん曰く彼と関わっていた時間は「有意義」だったらしいよゼアさん!
そうだとしても胡散臭いって思われてるからな…。日頃の行いか?
☆4ノーフィールさんのプロフによると、ゼアさんとノーフィールさんの関係はこの事件をきっかけに”腐れ縁が続く”とのことでした。よかったね…。
それから、イベントのなかでファニーさんが語った「王国」という国の在り方が、とても暖かかった。
エレキの国を出たゼアさんが行きついた、王国。
ゼアさんはゼアさんで、水を得た魚になれる場所を見つけられたんだなぁ。よかった。
今回は1体のみ!
ストームブレイクを持つシード。メイン第二部機械の国編のジェイザールを更新です。
今回登場したユニットは以下の通りです!
以上です!
次回のイベントも期待しております。
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森羅に謎めく万象と虚実が継ぎ接ぐ感情世界
2021年4月のイベントは、特別編!
ユーザー募集企画が「稀覯なる邂逅、君と紡ぐ特別篇」というくくりで、今回のタイトルは「森羅に謎めく万象と虚実が継ぎ接ぐ感情世界」のようです。ややこしいね! 特別編2ndとかもそのうちあるのかな…?
まず入り口の演出からいつもの国別イベントとは違う”特別編”。めちゃくちゃ力入ってる!!
「好奇心を満たすためだ」と、心のない男に心を手に入れさせようとする男。その果てに何が起きるのか…!?
もともとお題をユーザーから募って決まった企画ながら、ここまでクオリティ高く仕上げてくるとは。
今回は物語中に鳴る”効果音”がいい味だしてるので、ぜひ音を聞ける環境で読みましょう!
感情兄妹のおさらい
ユウくんは最初から(ネタバレ)
心の在り方、兄の在り方(ネタバレ)
ゼアさんの指向先(ネタバレ)
入手シード
出演ユニット(ネタバレ)
感情兄妹のおさらい
今回のストーリーは感情兄妹といわれるキャラたちが主人公。彼ら彼女らが登場するエレキ2ndをあらかじめ読んでから今回のイベントを読めばより楽しめます。
もしユニットを持っていればノーフィールさん、ファニーさん、チアチールちゃん、アングリアちゃん、メランコリちゃんのユニストも読んでおくといいかも。
が、ユニットを持っていない方や、読んだけど忘れちゃったって方もいるでしょうし、実装順に軽くおさらいします!!
2014/11/30 メランコリちゃん
兄妹の中でもっとも登場が早かったのはメランコリちゃん。喜怒哀楽で言うところの哀。
国イベの新ユニットフェスの☆4のうち、ストーリーに出演しないほうの枠でしれっと登場してました。今はレタピやレアゴルドスカウトでお迎えできます。
ユニストではひとことも喋らない…。この時点ではセリフがありませんでした。2014年当時はユニストの平均テキスト量も少なかった。
2015/1/17 ファニーさん
ファニーさんは喜怒哀楽で言うところの楽。特にイベントとか関係なく新ユニットのミニフェスで他のユニットに混ざって登場。こちらもレタピやレアゴルドスカウトでお迎えできます。
ユニストではあらあら系お姉さんなファニーさん。ほわほわしてますがやらかしがちって感じみたいでした。
2015/12/16 チアチールちゃん
それから少し期間が空いてから登場したのがチアチールちゃん。喜!
当時は単独で開催されていたダイヤ限定フェスで登場。
ユニストでは常にテンション高いです。底抜けに元気!
ムードメーカーでトラブルメーカーなんだそうです。
2016/6/30 エレキ2nd
それから、兄妹が揃って出演したのが国イベのエレキ2nd! イベントの公開当日時点ではアングリアちゃんとノーフィールさんはまだ未実装ながら立ち絵が用意されてました。ドッキリ屋さん的な職業「事件屋」としてディベールテスマーという街の在り方を説明してくれます。
とはいえエレキ2ndのメインキャラはアメトリンさんやアメシストさん、ラッドストーさんカルセちゃんなので、イベント内では感情兄妹の5人はあくまで脇役的な立ち位置。
が、それぞれそれなりに出番はあったし、ノーフィールさんはポロッと意味深なセリフを言っていたり。
この時はこのセリフにそこまで激重事情があるなんて思わないじゃないですか…。ふつうのお兄さんと、仲の良い兄妹だと思うじゃないですか…。
本当に理解するためには、自分で体験しないと(体験できてない人のセリフ)
2016/7/8 アングリアちゃん
エレキ2ndの公開からまもなく、☆4フェス限で登場したアングリアちゃん。怒!
彼女のユニストで初めて「過去に一家離散してから兄が妹たちを引き取りに行った」という衝撃情報が明かされます。
なにその重い過去!? こうなるとあのモブっぽく登場した事件屋のお兄さんがどんな人物なのか気になってくるじゃん!? からの…。
2016/7/25 ノーフィールさん
エレキ2ndの公開から数週後、最後に登場したのがごぞんじ虚無兄ことノーフィールさん。喜怒哀楽のどれもあるようでどれでもなく、表面に見せているのは全て妹たちを手本にした、演技。
兄妹の事情はアングリアちゃんのユニストでチラッと聞こえてましたが、彼自身のユニストではじめてその内に抱える闇が垣間見えます。
そんな…妹たちを引き取りに行くという立派なお兄ちゃんぶりを見せておきながら…あんなに人当たり良さそうに喋ってたのに、内側は虚無だって…??
エレキ2nd読んだだけではさして興味なかったのに、急に沼に引きずりこまれた方もいらっしゃるのでは。
※サロ
エレキ2ndの実装時に登場し、感情兄妹とともに事件屋のスタッフをしていたモンスター、サロ。彼?はノーフィールさんに同行しており、特別編イベントにも登場します。※事件屋のサプライズ
ローディング4コマには感情兄妹が登場するものがあります。事件屋は身内にもサプライズするのだ!兄は表面上喜んで見せるけど、内側では虚無であると描かれている…でもちょっと動いた。かもしれない。
さて、ここまでが特別編実装前に明らかになってた情報。
ようやくここから今回のイベントの話をします!
ユウくんは最初から(ネタバレ)
どこか不気味な雰囲気が漂う特別編のお話。
まず、途中で明かされるびっくり事実。
最初から居たように見えたユウくんや妹たちは、本物から抜き取った感情で作られた”虚像”だったこと。
いつも片時も離れず一緒にいたはずのメルクの存在が不自然に欠落しており、何かおかしいな…今回は別行動なのかな…と読み進めていくと、プレイヤー視点では見えない何かと急に会話しはじめたり。最初、え?え?て二度読みしますよね。
おそらくユウくんが喋ってるのはノーフィールさんの妹たち。
彼女らがまるでその場に居て会話しているかのように何も居ない空間に向かって喋り続け、ノーフィールさんはその異常事態を何も言わず見つめる…。的なやりとりをしているようでした。
11話では、部外者である村の少年が目撃した通り、虚像であるファニーさんとユウくんが
なんともホラーですが、たとえ虚像の妹相手でも大袈裟に表情を作って喋るノーフィールさんはどこまでもお兄ちゃんでした…。
そして、ノーフィールさんと行動を共にする道中でもモンスターに寄り添おうとし、自分なりの優しさでそこにある問題を放っておけないユウくんも、たとえ虚像でもしっかりとユウくんだった…。
ノーフィールさんが”いま自分と共にいるユウは虚像である”と理解している前提のセリフもあり、2回読まないとわからない箇所もあります。
もし時間に余裕があれば再読してみてください。1周目とは別の受け取り方ができるシーンがあったりして、目から鱗おちるよ!
実は一番わかりやすい説明してくれてるのはアングリアちゃん。
勢い全振りの子と思いきや、実はめっちゃ理解力あるやんけアングリアちゃん!!
心の在り方、兄の在り方(ネタバレ)
“心”がキーワードだった今回のお話。
喜怒哀楽の感情豊かな妹たちと、それらを真似て
エレキ2ndでの会話シーンでは特に不審なところはなく普通に感情豊かのように振る舞っていたノーフィールさんが、今回は冒頭から表情がほぼ動かない。
妹たちが登場した時だけ大袈裟に顔を動かすので、逆に違和感を覚えたくらいでしたが…。その”違和感”こそがまさに狙い通りで、彼のキャラクター性。
「すごく真剣なときに虚無の国の王子様になる」とメランコリちゃん談の通り、彼はしょっぱなから終始本気にシリアスに”本物の事件”と向き合っていたようです。
普段
序盤からそれぞれ「ちょっとした事件」かのような雰囲気で進行するけど、最後まで読んでいくと実はかなり深刻な事態だったの怖いね…。
道中で出会ったモンスターたちは、いずれも人間とは”在り方”が違う者たち。
ズレているもの、大きすぎてわからないもの、小さくて気付けないもの。
それはノーフィールさんとそれ以外の人々の心の在り方と同じように、違いが大きいからお互いのことを理解するのが難しい。
でも、序盤でユウくんが言ったことがきっと本質に近い。そこに「いる」ということ。
別に違うことはわるいことじゃないし、違うものを排除する必要もない。
だとしても、ノーフィールさんはどこかで”心を知りたい”と思っている…思えたらいい…というようなふしがあった。
彼なりに思う「普通と違う自分は一体どんな存在なのか、どうしたいのか」の気持ちの行方、掘り下げるならどう着地するのか…気になっていた方も多いのでは。
しかしキャラとして見るなら、ある意味で「感情がない」ことがノーフィールさんのアイデンティティでもありました。
そんな彼が、ゼアさんとの勝負のなかで”アツくなった”シーンはびっくりしました。
え、きみは…感情を得てしまうのか…? 今回の物語で…? 感情を得た新しいノーフィールさんへと変化していくのか…!? そんなの、ひとによっては解釈違いが……!? と焦った矢先。
…………スッ。
……これ……これですよ……!
一瞬だけハラハラしたけど、さすがストーリーに定評のあるメルスト。いらぬ心配でした。
兄として振る舞い、妹たちはそんな兄のことを慕っていて、そのままでもいいんだ、と。
親に与えられた義務ではなく、自らの意思で「お兄ちゃん」であることを選んだ。
表面上の在り方は同じでも”自分がそう選択したんだ”と気付けたことが、変わったことなのかもしれません。
そもそも彼が”心を知りたい”と言ったのは、兄として完璧を求めるから…とここにも妹が動機の底にあり兄すぎて震えたのですが…。
当の妹たちはたまには抜けててもいいのよお兄ちゃん…と思ってるみたいでした。
兄からだけでなく妹たちからも想いがちゃんとある。兄妹愛だったな…。
妹たちからめっちゃ尊敬されてるもん。彼女たちからの気持ちが本物だから、そこに間違いなく”本物”はあるよ。
ゼアさんの指向先(ネタバレ)
ノーフィールさんに人生を狂わされた()ゼアさんのクソデカ感情も新たな沼って感じでよかったです。
寄宿舎の監督官だったゼアさん。
彼はどこか色々な物事に興味なさげながらも、院長に恩があるからと仕事をしていたが…。
自分の人生が他人の人生と交わり、大なり小なり影響を及ぼすことにどこか喜びを感じて。
自分の行いが誰かの人生に何か影響を与えられる…みたいな”プライド”が、いつしか芽生えていた。
そんな彼にとって、自分と関わっても何の感慨もなかったかのように「全て妹のために」で動き続けるノーフィールさんは”ノイズ”だった。
おそらく決定的だったことは、ボードゲーム”MIC”の大会に一緒に出場した時、いつも戦っていたおなじみの好敵手と思っていたヤツが、これまでずっと自分との勝負で手を抜いていたと知ったこと。
勝った時のゼアさん、こんなに嬉しそうだったのにだよ…?
ヤツが自分と関わった動機はつまるところ「妹を迎えに行くために利用できるから」でしかなく、友達でもなんでもなかったと。実際どうかはともかく、そう思わされてしまった。
いや…ふざけんなですよね。わかります。わたしでもたぶんそう思う。
オレがこんなに…いやこんなにでもないが? けっこうお前のこと考えてたんだが?! なのにお前なんなの?オレのこと眼中なかったんか??オイテメエ!?て思うよね。
そりゃもう、一回負かす!泣かす!ってなるよ。
だけどゼアさんの面白くて律儀なとこは、別れる前の最後の勝負で、勝った時のお願いを聞いたら「心を知りたい」と言われて。
それをちゃんと覚えてて、彼が心を知るための仕掛けを考えたこと。めちゃ義理堅いですよね。後で考えてみればこの時に聞いておかなかったらもう再会するきっかけは無かったのかもしれない…。
おい、オレとお前これっきりかよ?って思ったから望みを聞いたんじゃないですかゼアさん…?
そのとき既にノイズは膨らみはじめてたのね…育っちゃったね、感情が。
でも実はノーフィールさん曰く彼と関わっていた時間は「有意義」だったらしいよゼアさん!
そうだとしても胡散臭いって思われてるからな…。日頃の行いか?
☆4ノーフィールさんのプロフによると、ゼアさんとノーフィールさんの関係はこの事件をきっかけに”腐れ縁が続く”とのことでした。よかったね…。
それから、イベントのなかでファニーさんが語った「王国」という国の在り方が、とても暖かかった。
エレキの国を出たゼアさんが行きついた、王国。
ゼアさんはゼアさんで、水を得た魚になれる場所を見つけられたんだなぁ。よかった。
入手シード
今回は1体のみ!
マヨイヤ
ストームブレイクを持つシード。メイン第二部機械の国編のジェイザールを更新です。
出演ユニット(ネタバレ)
今回登場したユニットは以下の通りです!
以上です!
次回のイベントも期待しております。
10 件のコメント
感情5兄妹を深掘りして大変堪能しました
虚無兄無双してとてもカッコよかっです
更新おつかれさまです!
今回のイベント演出とても良かったですね〜
効果音とかBGMとかしっかり聴きながら読んでたら突然無音でお面さまが出てきたところはヒエッ…となりました
更新お疲れ様です!
鏡を持たないと魅入られて名前をなくしてしまう場面で、ノーフィールさんが自分を見失わずにいられたのは、彼にとって妹達が鏡だからという解釈を見かけてとても良いなと思いました
虚像の妹相手でも模倣し、表情を作るお兄ちゃんだからこそ、鏡として機能したのですかね…
どこに聞いたらわからないので、ここで聞きます。
大変申し訳ありません。
前編とかの振り分けバグってるの、僕だけでしょうか?
ラストなんて中編で終わってるので、続きがあるのかと期待してるんですが、やはりないのでしょうか?
>4さん
わかりにくいのですが、ラストのクエストクリア後のエピソードが「こころのみなも 後編」になっています。メニュー→ストーリーから見ると構成が分かりやすいかと思いますよ。
4さん、5さん、優しい世界
こういうのがメルストなのかな
みんな癒友だよ!
>5さん
そこから確認すれば良かったんですね。
何回クリアしたらとか特定のキャラでとかはなくて、ほっとしました。
皆さん、本当にありがとうございました。
また、せっかくの楽しい場所を騒がしてしまい、申し訳なかったです。
今回のイベント前に虚無兄の登場場面おさらいしてたのですが、エレキ3rdにてルトくんに偽恋を仕掛けてたロベルタさんの「それにしても彼、表情ひとつ変わらないものね。あれじゃあ、家族も心配するわ」というセリフに対しての、「……ですねぇ〜。」という、セリフの間が、、ああ〜〜〜となりました。。
もしかしたらだけど、虚無兄もご両親から心配されたこととかがあったのだろうか。それとも、妹に心配されることを想像したのか?
今回登場したマヨイヤ以外のモンスターって、イラストコンテスト1,3,5,6回のグランプリなんですよね。
そういうところもユーザー募集企画らしくて良かったです。
(ちなみに残りは王国3rdで登場済)
ノーフィールさんが大会まではゼアさんとの対戦で手を抜いていたのって、寄宿舎で「誰かと仲良くしたいのなら、ボロ勝ちするな」(意訳)と言ったからですよね…。
そもそも、ゲームを知ったばかりの時点で3エリア差まで迫っていましたし。
結果、それは裏目だったわけですが…。