メルストのメインストーリー第二部!
今回は西部の国編の感想/考察記事です。テオちゃん、ライジング!
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今回は西部の国編の感想です!前回の雪の国編の記事はこちら。
【メルスト/日記】メインストーリー第二部を追う!〜雪の国編〜(ネタバレ有)
前回までのあらすじ!
始祖メフテルハーネを救いたいエルピスとその仲間たちは、雫の国の人々と戦う中でそれぞれにやりたいことのため一時的に別の道を進むことに。一度は離れるけど後で再会するつもりだよ!
ユウくん、メルク、エルピス、ヘスペラ、ムディアちゃん、オーディエンさん、フォルクロレくんのパーティが雪の国へ向かったのが前回。ユウくんたちは一時的に学校へ通い、自分自身を見つめ直して前向きに立ち直ったのでした。
続いてテオちゃんとりょうばさんが向かった和の国…と思いきや、和の国は鎖国(?)されており、何故か西部の国へ!?
今回は運命に負けずにいたい男と、運命に勝ちたい男と、運命を変える力を持つ女の子のお話。アツくてイカしたセリフがたくさん飛び出すぜ!
※以下、ネタバレ注意! ストーリーを楽しんでからお読みください。
男たちの運命(感想)
これは今回のストーリーを読んだ”全員”と同じ感想になっちゃうのでわざわざ言うのも恐縮なんですけどね…、ウェルテクスさん、かっこよすぎでしょ!!
その国に名声が轟く賞金稼ぎ、人助け好きな優しい訳アリ男。相棒の喋る武器とロングコートをたなびかせ、小粋に笑って町から町へ…。 こんなのさぁ!!”主人公”じゃんよ!!
始まる前は「いきなり登場してレジェンドだぁ?」って思ってたのに、読み終わった頃には「負けたよ、あんたがレジェンドだ…!」と認めざるを得なかったです。
相棒のスカージさんも、良き相談相手かつ皮肉も言える、死線を何度も共にした仲って感じでよかった。今回のエピソード以外にもアニメ何クール分も一緒に戦ってた姿が想像つくもんな。
そんな圧倒的主人公なウェルテクスさんの
「お前なしで生きていくのに困ってる」て、すごい感情の大きさだよなあ…。全てのオタク(クソデカ主語)は大きい感情に弱いので、この男にも注目せざるを得ません。
戦ってない時は軽口を叩き合うくらいには仲が良い好敵手同士でしょっちゅうバチってるけど、いざ強大な敵が現れたら共闘する関係性、理想かつ最高のやつなんですよ。無限に見たい。4クールアニメでずっと見てたい。
衣装はそれぞれ赤と緑だけど属性は逆に風と炎で対になってるの面白い。前日のお知らせでレジェンドは風属性と聞いて、てっきり服が緑色のほうだと思ったのでやられました!(救援のイグナイトさんにファイアソウルがかかるのを確認したので炎属性であってるはず)
ライバル関係の二人ですが、彼らは荒野の民でもあるからか「運命」という概念に重きを置いているようでした。
そして、運命に勝つほどの力を持つ武装『
イグナイトさんは、ウェルテクスさんが手に入れた武器が”運命にも勝てる力”だと信じたが、同時に体を蝕む呪いという運命に負けるところを見たくなかったようで。
「俺以外の奴に負けるなよ」って。これまた
しかし、キマリスちゃんが言うにはその運命に勝てる武器
でも、「そんな運命なんかにゃ負けねえ」と言えるイグナイトさんと、「絶対に誤らないさ」ときっぱり言い切るウェルテクスさん。彼らの意思の強さが最高にカッコよかったんですよ…。
本当に運命に勝つ力を持っていたのは彼らの武器ではなく、彼ら自身だったのかもしれません。実際に二人は
これ、実質告白ですよね? その後もなんだかんだ続くイグナイトさんとキマリスちゃんの関係性についてスピンオフやってくれませんか?
めちゃくちゃカッコよくて無敵の男に見えていたウェルテクスさんですが、依頼人として行動を共にすることになったテオちゃんに徐々に弱みを見せていく流れもエモすぎました。
自分の五感がすでにボロボロなことを漏らす相手なんて、数えるほどしかいなかっただろうに。依頼人の女の子が単なる守る対象ってだけでなく、自分の運命を変える存在として大きくなっていく流れがね…アニメ版に対する劇場版なんだよね…(?)
五感が失われていく自分の運命を受け入れつつあったウェルテクスさんが、テオちゃんの顔を自分の目で見たいから治療を始めることにする流れも美しい。
再会した時はぜったいテオちゃんのお顔を見てほしいよね。きっと想像してたより100倍明るい、満点の笑顔だよ。光そのものだからテオちゃんは。
ていうかメフテルハーネさ、五感を奪う類の呪いやら能力やら多くないですか? カジュアルに五感奪うのやめてもらっていいですか!? 某テニスじゃないんだからさ!
宝石の魔法使いテオ(感想)
さて、運命という名の試練に対して”勝ち負け”で立ち向かっていた男たちですが、彼らとは違ったやり方…すなわり”運命を変える”と言って道を切り拓いた女の子がいます。今回のもう一人の主役…いや、真の主役! 圧倒的、希望の光ッ! テオちゃんです!!
常にルビラマンダの力を借りている”魔宝石使い”だったテオちゃんが、本物の”魔法使い”になるお話でもありました。お話のサブタイが「○○と魔法使い」「運命と○○」が来てから「運命の魔法使い」に収束する構成、うますぎる。
西部の国にある
大切な出会いもあったし、最後に「楽しかった!」と言えたのがよかった。ある意味、最高の”運命”で、”流れ”だったのかも。
そう、テオちゃんは「生まれつき魔力がない」という運命を背負っていました。
魔法の国の出会いから始まり、これまでのエピソードでもたびたびそう言いながらも一人前を目指して頑張ってた。本当にけなげ!
だけど、どんなことがあっても挫けずに挑み続けられることがテオちゃんの才能。みんなを元気にして自分も元気になる最強の永久機関! イマジナリー旅の仲間もそう言ってる!
だって魔法の才能がなくても、それだけは本当のことってみんなが教えてくれたから。魔法が使えなくてもやれることはあるって知ってるからこそ、立ち止まらずにいられるんだ。
意思の力が運命を変えるって知っている。だからみんなが思っているよりずっとずっと強い子だったんだよ、テオちゃんは…。
夜の会話でウェルテクスさんがそのことに気づくシーン、何度読んでも泣けます。
そして翌日の決闘シーンの後。
ウェルテクスさんにとっての「運命を変える力」は、テオちゃんの言葉でもあったのだと思います。だからこそミレニアムロック馬に立ち向かう時に「俺に頼んでくれ」と言った。
本当はその言葉がないとちょっとキツイなって辛さだったのかもしれない。これが最後って思うくらいに。
一度は「運命を変えて!」と彼を送り出したテオちゃんですが、どこかつらそうです。ウェルテクスさんは「君には力がある」と言ったけど、自分は見てるしかできないなんてイヤだもの。
だから、自分の意思で飛んできて今度は「一緒に戦って!」と頼んでくれるテオちゃんが眩しすぎたんです。これですよ。この笑顔こそが魔法なんです…。
そしてテオちゃんがついに一人で魔宝石を創り出したシーン、泣くにきまってますよね…泣かない人いるの? だってこれまでの旅でずっと努力してきたんですよ、テオちゃん。
テオちゃんが手を掲げたスチルが見えた時点でもう「ア、ア…ワ…!!」て感極まったし、光が集まって宝石が出来上がる所まで見たらもうね、画面が滲んで何も見えなくなっちゃいましたね…。
でも魔宝石を作れるようになったテオちゃんを見ていっちばん泣いちゃうのは我々読者ではなく、ルタリスクさんだと思うんです。早くお師匠様に修行の成果を見せに行ってあげてほしいね…。みんなでルタリスクさんが嬉し泣きながら崩れ落ちるところを眺めたいです!!
そんで都合がついたらでいいので、このお兄さんにお世話になったの!って連れていったら面白いと思うよ。
あと、飛ばされたのがテオちゃんだけでなく、りょうばさんも同じだったのがよかった。今回のお話の序盤で、全財産払ってでもテオちゃんの捜索願いを出してくれるおじさんが西部の国に辿り着いてるって聞いただけですごく安心したもん…。
今回は出番少なめだったりょうばさんですが、和の国編では主役の扱いになって覚醒イベントがあるのかな? 大変たのしみです。
コード『パンドラ』について(考察)
ここからは恒例の謎考察コーナーです! と言っても今回メインの本筋に絡みそうで明らかになった設定ってそんなに多くはなかったですが、気になるワードがありました。
ウェルテクスさんがズィオさんを呼んでいた時の呼称『パンドラ』です。
コード『パンドラ』の名は雪の国編でも総帥さんの口から出ていました。学園に現れた防衛ロボットたちのことを指してそう呼んだのかと思ってたけど、もっと大きなくくりだったんだ。
終わらせるとは…? 全員力づくでどうにかするってことですか!?
『シリーズ』という呼び方からして、複数存在するように読み取れます。雫の国のフードを被った連中は、ズィオさん以外にもエクシくんやトゥリアさんがいますし。
おそらくですが、彼らの名前の由来はギリシャ数字だと思われます。エクシ(=exi:6)、トゥリア(=tria:3)、ズィオ(=dio:2)、エフタ(=epta:7)など、わりとそのままっぽい。少なくとも7名以上は『シリーズ』っぽい人物がいて、1、4、5の人はまだ未登場なのかもしれません。1に相当する人物が彼らを束ねてるのだとしたらここまでに顔見せしていないのか、あるいは…。まだまだ戦いは長いのかも。(大歓迎ですが!)
ただ、ズィオさんは西部の国編では意外なほど丸くなっていたというか、少数民族の国編での敗北が相当に彼の在り方に影響を及ぼしているようでした。
おじいちゃんになっても、他者に何かを問うて自分を見つめ直す姿勢をまだ持っているのは立派なことだよ。ズィオさんもまた、自分の運命と戦う人なのかもしれない。
一度はこの地が自分の最後の場所だと悟りかけたズィオさんをもう一度立ち上がらせたのは、名も無き
再登場が楽しみなキャラが無限に増えていく!
彼らの正体を知るウェルテクスさんは千年前の事件とかに詳しい知り合いがいるって言ってたし、ウェルテクスさんもまた登場するのかな?
ここ数回のメイン更新でちょいちょい真相を知る人物の影が見え隠れするようになってきましたよね。もっと本筋に絡んでよッ!!
『パンドラ』の他に太古メフテルハーネの存在として”四柱”という言及もありました。今回登場したエル・エルウィルは昔から人間たちを見守り続けていたモンスター?のうちの一柱らしい。
バウやエルさんの図鑑文には「古い遺跡に不死鳥のモンスターと共に四体のモンスターが描かれている」とあります。
いにしえモンスターがあと2体ほど登場予定なのか! みんな体力がめっちゃ高いんだろうな…。彼らにもなんらかの役割があるのかもしれません。
謎のアザーさん、再び(考察)
前回の雪の国編にもいましたが、今回も登場したアザーさん。雪と西部って地理的にけっこう離れてるんですけど…。どうやって来たの!
雪の国編では自己紹介の時に「メフテルハーネのいろんなところを旅してる」と言ってたので、ユウくんたちと別れたあと爆速でぶっ飛んで西部の国に着弾した可能性もゼロではないですけど。
それぞれ分かれて旅してる関係上、ユウくんたちの件と時系列的には並行だと思ってるんですよね。もしかしてアザーさんは複数箇所に同時に存在できたりしますか…?
料理しなくてもお腹を満たせる的なことを言ってて、深読みすぎかもしれませんが普通の人間じゃない可能性もあるし。
いや、こんなに怪しいやつが普通の人間なわけないだろ(ド偏見)
まあ今回のアザーさんは特に悪いことしてたわけじゃないし…いや、前回も特に悪いことはしてなかったか…? でも存在がうさんくさすぎるんだよなぁ…(ド偏見) ただの爆速で飛べるだけの旅行が趣味の普通の人だったらごめんね。
いちおうアザーさん、310話によると西部の国にいた目的は「人探し」だったそうです。見つからなかったようだけど。
このシーンのアザーさんは何かと対話しているような口調です。西部の国編では誰かと待ち合わせたり人といる様子はなかったのですが…。
それから「ズィオ?別にいいよ、あいつのことは」なんて言ってたので、パンドラのみなさんのことを把握してる様子。前回は総帥さんを嫌っていたし、雫の国側の人なのかも。やっぱり怪しいじゃねえか!
これでお菓子の国編にも顔を出してきたらいよいよ持って怪しすぎるし、神出鬼没にも程がありますよね。次回のアザーさんの動向?にも注目です!
出演ユニット
西部の国編でメインストーリーに出ていた主なユニットは以下の通りでした!
セリフがあったキャラのみ。ユウくん御一行を除く。
※未実装のユニットは追加次第表示されます。
今回は以上です!
次回も楽しみです!!
1 件のコメント
感想記事ありがとうございます!
相変わらずのドタバタぶりと、テオちゃんの成長振りが良かった…
スチルに感極まったのは完全に同意です!
アザーさん不審過ぎますね、
実は「シリーズ」のリーダーにあたる1番か、裏ボスにあたる0番で偽名を名乗っていたりとかするのでしょうか