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血は等しく赤い 週刊少年ジャンプ 2023年42号 感想

じゃんぷ!
今週は紙版は火曜発売、電子版は月曜発売でした。ちょっと前の月曜祝日からそうなってるので今後もずっとそうなのかな…!?


カグラバチ(新連載)

第1話 “すべきこと”

新連載2つめ! 外薗健先生は、以前本誌で「ロクの盟約」という読み切りを載せてた先生ですね! 決めゴマの迫力があったのが印象的でした。
本編、前半と後半でかなり緩急あった! 前半の「やっぱり父さんは──」の後、言葉はなくただ大きい背中だけを見せるのイカすやん…! 素朴でちょっとユーモラスなお父さんいいキャラだなぁ…と思ったら急に3年半経ってて、父の背を見ていた少年が顔に傷を負って復讐者になってるのびっくりするじゃん…。
その間に何があったのかを第1話ではざっくりカットする構成、最初の話にスピード感を出しつつ情報を後にとっておくことで読者の興味を惹けるので面白いですね。
後半、血飛沫が多い…! 本誌連載作第1話ではチェンソーマン以来のバイオレンス!
アクションシーンをバリバリにキメてきますね。BLEACHやSAKAMOTOみたいにアクションの一枚絵の強さで勝負できるタイプの漫画っぽい。このジャンルは貴重なので頑張ってほしい!
主人公のチヒロくんは復讐に囚われてそうだけど、彼を小さい頃から知ってる柴さんという見守る大人がついててくれるのでまだ完全に闇堕ちせずに済んでる感…。柴さんは面倒見が良さそうだけど修羅場を見過ぎて感覚壊れてそうでもあり苦労してそう。柴さんに幸あれ…! チヒロくんはまだよくわからんので遠巻きに見ておきます!!

SAKAMOTO

DAYS135 上終(カミハテ)

カミハテさんの無双! スナイパーの怖さがよくわかる回でした。
回想カミハテさんの狙撃力えぐ! 特に空中でナイフ撃って壁に隠れたモブの頭刺すやつ。よう思いつくな〜。
周くんのセリフ「世界で影響力ある殺し屋100人の中で日本人で唯一…」から、SAKAMOTO世界には日本のみならず世界中で殺し屋が暗躍してて、かつ世界レベルの猛者が上に沢山いることがわかりますね。しかし名前が売れてて有名な殺し屋が100人もいていいものか。真の実力者の名は闇の中にだけ轟くべきではないか。そう考えると篁さんや坂本さんはそっち側の人間なのかも? 特に篁さんなんて実力で考えればTOP100に入らないハズがないですからね。
カミハテさん、むかし坂本さんにお天気お姉さんの良さを力説したことがあった…!? てことは直接喋ったことあるんですね。それだけ心を許してたんですかね。他のORDERメンバーは顔知らないくらいなのに。
平助くん覚醒か!? 弱気だった子が奮起する展開たまりません。そしてカミハテさんの素顔はいつ明らかになるのか。ここまできたら最後まで棒のままもアリかもしれないな…。

ワンピ

第1092話 “暴君くま聖地暴走事件”

どこかへと走り続けるくまさん、以前の話からたびたび映るけどずっと痛々しいな…。ボニーちゃんのところ目指してるとしたら、そろそろ到着するのかな。
赤犬さんの火力が相変わらずえげつない。顔とか足とか容赦なく欠損させてくるし一人だけ世界観で定められてるダメージのリミッター外れてるよね!? しかし赤犬さんの回想とセリフから、くまさんへ同情的な部分もあるようでわずかに人間性が見えたような感じもしました。
黄猿さんVSルフィ、お互いあんまりダメージ入ってなくて小手調べっぽいなぁ。でもさすがにギア5にはビビるのね。100倍強くなったとこ見せたっておくれ…。

魔々勇々

No.02「走れコルレオ」

先代勇者ハロハロさん、20年しか生きてないのか。そしてたぶんマママさんと恋仲だったんだな…。
ハロハロさんが平和実現のために命を引き換えにしたという件。マママさんと敵対していなかったようだし死因が不明でしたが、前話のエヴァンさんと同じく紋章術を使ったせいで命が代償になったのでは? 紋章術って簡単に命を捨てられるヤバい術なのでは。
そりゃマママさんはそんな術コルレオくんに覚えてほしくないに決まってますよね…。「戦え、強くなれ」ではなく「逃げろ」というマママさんは息子の身を案じる母として当然だと思います。
でもそれと同じくらいコルレオくんもマママさんのこと大事に思ってるし、後先考えず立ち向かえる人間性なんだなってわかるヒキでした。この漫画は彼の成長譚なのかもな…!

アオのハコ

#117 大一歩

“第”一歩ではなく”大きな”一歩です。大喜びです。
やったな大喜び優勝だ! 優勝賞品は千夏先輩呼び捨て権(1回限定)でしたか…。
千夏先輩、大喜くんと二人きりで話すために帰り道で待ち伏せするのすごいな!? このひとずっとグイグイきてるよ。二人きりじゃないとお互いに呼び捨てできないもんね。
それまでさん付けくん付けで呼んでたけど呼び捨てに切り替える時の小っ恥ずかしさ、付き合いたてカップルのおいしいイベントランキングでも上位に入るよね。この調子で付き合いたてカップルのイベントぜんぶやっていくんですね? 果たして読者は耐えられるのか…?? きっとむりです。

ヒロアカ

N0.400 限界を

葉隠さんが「見ないでえ!」ていうの新鮮だ! あと「見えないのがアイデンティティ」ってちゃんと思ってるんだね。姿が認識されないゆえの寂しさみたいのを抱えてそうかもなって勝手に思ってたけど、すごい健康メンタルでなんだか救われます。
後半アツすぎるぅ! ステインさんどこかのタイミングで来るとは思ってたけど想像のはるか上のアツさでした…!
「行け」でも「やれ」でもなく「征け」なのがグッときます。あなたがあなたらしくあなたの道を進むことを、わたしは信じている。そんなニュアンスが込められた「征け」なのだと思います。ほんとはオールマイトさんガチ勢なんだよなステインさんは…。ちょっとばかし過激派なだけで…。

アンデラ

No.175 RIP

一周目の「R.I.P.」との対比になってる扉絵よすぎますね…。前のやつ見れる方は是非ならべてみてほしい!
リップさんほんまにイケメンだぁ…。作中で王子様って呼ばれてるのも頷けるし、顔面が名前負けしてない。タイタニックの頃のディカプリオを彷彿とさせます。何と言っても超ピンチでも患者の前では笑顔を絶やさないとこが素敵。
不治がどのタイミングで発現するのか謎ですね…。ライラさんの手術中だったら救えなくなっちゃうし、手術しなかったら発現しなさそうだし。そのあたり解決するのが風子ちゃんが持ってきた古代遺物なのでしょうか。
あと最後のリップさん、風子ちゃんのどこ触ってんの!アンディさんに斬られるぞ!

あかね噺

第78席 軽薄な男

からしさんにスポットが当たる回!
からしさんなりに着々と下積みを重ねて実力つけてるし、精神的にも成長してるんですね…!
最近のからしさんは準レギュラーというか裏主人公なのではってくらいキャラ立ってるし魅力的に見えます。
教科書や台本にめっちゃ書き込みしてることから、なんでもできるように見えて実は超努力型の人。それをおくびにも出さないとこに人間性が出ている…。
最後のメール画面、「寿限無女」って登録名はあかねちゃんのことですかw 何年かあとにちゃんと本名で登録し直されてたらエモいんですけど。そこまで続いてください。

キルアオ

page21 凄腕は考えない

催眠兄への対処法は本人を撃たずに障害物で倒すやつだった! 格の違いを見せつつちゃんと自力で窮地脱してるところが格好いい。ここまで実力見せちゃったらやっぱり愛人の息子じゃなくて本人だってバレそうですけども…。
「目を覚ました時最初に見た者を好きになる」なにその生まれたてのヒヨコちゃんみたいな回りくどい催眠はw 自分の弟を名指しでかければいいのに!
でも実際どうするんでしょう、十三さんが滑り込んで惚れられても困りそうだし…、鏡を見せてめっちゃ自分大好きっ子にさせるとか?

夜桜さん

作戦194.辛三の結婚式

辛三兄さん結婚式がヤバそうだと明らかになる回。
4ページ目のライブ配信待機コメント「辛三乳首観察教会会長:辛三の胸もっみもみ」て何ですか。公式がやっていいノリじゃないだろ!
お相手のアレクサンド刀奈さんて見覚えなかったけど新キャラなんですね。いち早くこの場から脱出したい辛三さん本人はいいとして、刀奈さんの立場とお気持ちが気になる。何も知らないし愛し愛されてると思ってるのだろうか…。だとしたら不憫。
いやそれより、アレクサンド龍さんにお子さんいたことのほうがショックなんですけど!? 普通に奥さんいて家庭もってたんですか?? あんなに辛三さんの肉体に欲情してたのに? ノンケだったの? ビジネスオネエだったの? 許せねえ〜!
いや待てよ、奥さんはまだ登場してないし、奥さんが男性の可能性もあるからな…(??) 奥さんに髭が生えてたら許すことにします!

ロボコ

第153話 燃え尽きとロボコ

何もしたくないので何もしない回。何もしないままオチらしくオチずに終わる。え、マジでネタないのかな…? 何かあったんじゃないかと心配するレベル。
いつかのこち亀で、完成原稿が事故で半分以上ダメになったのでコピペで引き伸ばしてかさ増しする回を思い出すほどでした。これやると編集長に怒られるのは必至なので作中で予め怒られておこうという自虐ですか!?
でも巻末コメントを見るに何か事件があったわけでもなさそうなので、普通に素でやってたのかもしんない。パない。たぶん心臓に毛が生えてます。

鵺の陰陽師

第18話 鵺と代葉

すんごいあったかい回だ…。先週だけじゃ代葉ちゃんを甘やかし足りなかったもんね。彼女の心に根ざしていた家の問題は根深いし、いくらよしよししても足りないよ…。
鵺さんの言葉遣いのひとつひとつが寄り添うようで、代葉ちゃんを心から救いたい気持ちが伝わってくる。川江先生のこういう繊細で包み込むようなセリフも書くんですね…。優しくて善性にあふれた作家性が伝わってくるようです。序盤の謎のノリはマジで何だったんすか?
鵺さんの気遣いで代葉ちゃんの心が少しでもほぐれたからか、卵焼きを作る程度の小さな自立が始まったところも細やかな表現ながらいいなあ。
そして壊される結界。代葉ちゃんの師匠来るの早い!「情も罪悪感も全て後回し」そういう感情がある前提でいくのか…。このおっちゃんやっぱり良い人オーラしかないよ! 憑き物が落ちた顔の代葉ちゃんをお出ししたら隙見せてくれませんかね?

ウィッチ

★125 災いの日-(12)

前半の半ギャグパート和んじゃうなw でも、いつもは斜に構えてるミハルくんが、ことここに至ってはとても真面目に真剣にモイちゃんのことを心配してて、早く彼のとこに行かなきゃならないんです!て必死になってくれてるのがすごくよい…。
モイちゃんが飛んできた鳥のチークちゃんを見て即座に体勢を整えるシーンの緊迫感もいい。しっかりバトル漫画やってる。
ランさん、父との思い出を何で記憶から消してたんだ…。黒魔女になるために愛という感情が邪魔だったからでしょうか。戦闘後のランさんの処遇は寛大な方向になるのかなあ。

アスミカケル

Round13 必殺技

二兎くんのデビュー戦、6秒でKOて華々しすぎでしょ! そんで一狼さん、自分のことのように喜んでるぅ〜かわいいかよ! もしかしてこの漫画のいちばんの萌えキャラ一狼さんなのでは…?
二兎くんが実はこうみえて戦闘狂の気があったとは…。第一話で気弱でオドオドして見えて大丈夫かって思ってたけどとんだ勘違いでしたね。
やると決めたら容赦ないタイプだったか…。だって飛び膝クリーンヒットしてもそのまま追い討ちする気満々だったもんな。
おじいちゃんが二兎くんと稽古する時に一狼、一狼てずっと言ってたけどテレビ画面越しの観戦ではちゃんと二兎くんを二兎くんと認識してそうなところも少し嬉しかったです。

一ノ瀬家

第41話 一ノ瀬家の再会

またかよ!! まぁぁ〜〜たかよぉ!?!?
また全員寝ててぜんぶ夢だったんですか! 最後の全員寝てるコマからして、おじいちゃんとおばあちゃんはやっぱり寝たきりで意識不明なわけじゃなくて普通に同居してたのでしょうか。
無造作に床に寝てることから、リセットしてからまだ時間が経っていないのでしょうか。
それともこれも全部夢だからこの考察も意味がないのでしょうか。何も!わからねえ!
唯一お父さんが寝ておらず薬を盛った側っぽいので、黒幕は父? でも翼くん視点の夢の中には父もいるんですよね。自分もログインして驚いたフリしてるのか、そもそもNPCなのか。
実は最初から翼くんも家族も存在しなくて、真の現実では水槽に脳みそが浮かんでいるだけだったりするんですかね。世界も5分前に構築されたばかりで全員が昔からの記憶を持っているだけかもしれない。なんにせよ宇宙人が存在することだけは確かです。

いろは

第四十号「まず解より始めよ」

いろはくんが説得したいのは絣さんだった!んもう、本人目の前にいるのにもったいぶるよなあ。
絣さんおぐしバッサリいったの!? かわいいけど、バッサリ行きすぎて誰ってなっちゃった。絣さんはいろはくんと仲良いポジションではあったけど出番は少なめだったので、ニュー絣さんとして改めてキャラを立てて行くのかな。かわいいけど!
ラストでいろはくん2択を迫られてる。でもいろはくんなら片方の手をとってもう片方の子の待ち合わせ場所まで引きずっていって3人で話すんじゃないかなあ。ああ見えて猪突猛進かつ欲張りっこだけど、それでいてやらしくないのがいろはくんの魅力なのだよね。

アイスヘッドギル

第12話 心臓樹と…

聖遺物(レリクス)・グレイプニルですって!? 北欧神話ではフェンリルを捕縛した魔法の紐として伝わってるやつですね。名前がちゃんと神話してて元ネタがはっきりわかるところがよい。それに比べてサナくんの弓ときたら!
ちなみにグレイプニルの伝説では、材料に「猫の足音」「女の髭」「魚の息」等から作られ、これらはグレイプニルを作るのに使用されたためこの世に存在しなくなった…とあります。概念そのものに干渉するのが北欧神話の世界観なのですね。これらを踏まえると、アイスヘッドギルにて「心臓樹を燃やせばこの世の緑は全て枯れる」と言われているのも神話の文脈なのだなあと納得しやすい。
リッチの方々、乗っ取った者の記憶をそのまま継承できるの脅威だなあ。人間以外も乗っ取れるんですね。記憶=自我を破棄しないからこそ、ギルくんの父さんは我は強すぎて完全に乗っ取れないんですかね。

ドリトライ

最終話 令和

令和!? そこまで時間飛ばすの!?
おじいちゃんになった青空くん、父にめっちゃ似てましたね。似るなよ…(無茶)
心の強さの一点ゴリ押しは根性論だし今の時代にはそぐわないかもしれないけど、中にはその言葉が救いになる子もいるし、時を超えて誰かに伝わることもあるという最終回。
ラストコマの「まだまだやれる、まだ立ち上がれる」は雲母坂先生の自身への鼓舞のようにも感じました。個人的にはボーンコレクションのほうが好きだったので、次はあっちの路線でまた見たいなぁ。雲母坂先生、おつかれさまでした…!


チェンソーマン(ジャンプ+)

第142話 デンジファンクラブ 

チェンソーマンじゃなくてデンジくんのファンだと言うフミコさん。デンジくんが泣きながらアキくんと戦っていたのを見ていた…? え、自然に正体バレしてて彼の悲哀まで知っている”理解者”じゃんよ。デンジくんのことを遠くから密かに見守ってた大人のお姉さんじゃないですか。なんで初対面でちんちん触ったんですか???
バルエムさん「チェンソーマンが悪魔を斬って殺しながらぐっちゃぐちゃになって苦しんで葛藤してそれでも蘇って立ち上がるのが見たい」あ、申し訳ない…デンジくんごめん、これはちょっとわかる…。漫画「チェンソーマン」の読者として、デンジくんが苦しみ呻きながら這い上がる姿は魅力的だと思っているんだ…。わたしが闇のオタクだからそれをうめえうめえ言いながら食べてますけど、他ならぬタツキ先生自身もそれを売りにしていると思う。「デンジファンクラブ」は読者のことでもある。
しかし、デンジくん本人の立場に立ってみればそれはぞっとする話なんだなって、初めて気がつきました…。トイレの中まで見られてて自分の苦しみや生き死にをエンタテインメントとして消化する輩がいるんじゃ気が休まらないよね。
ごめんな、デンジくん…。きみには幸せになってほしいと思っているよ、ほんとさ。その過程でちょっとばかり七転八倒してほしいなとは思うけどね。最終的にはきっと幸せになるんだよ…!


今週は以上です! 

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