今月のイベントは、特別篇です…………。 堪能しました……。
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イベント感想の前にまず、先日…、11月27日の15:00に発表された衝撃のお知らせについて。
変なメンテが入ってイヤな予感がしつつも、ログインしてホーム画面を確認すると……あ
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ああ…………。
はい…………、そうですよね…………。
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なんとなく、予感はしていました。なんなら前日のチャチャちゃんのお知らせの時点で、もしかしたらそうなんじゃないかなとも思っていました。
だって、なにもかもが終わりを予感させる動きだったから…。
月毎の課金衣装の終了、進化応援イベントの終了、新たなアナザーもレジェンドも実装されない。
ストーリーのほうは国別4thの完走、そしてメイン第二部は残り1国。
いいや第三部があるよ! 新イベントも準備してるに違いないよ!なんて思えなかったです。11年前に作られたゲームシステムの上でこれから更に何年も頑張っていけるようには見えなかったので。
だとしても、わがままでも、心のどこかでずっとそこにあってくれるものだと思ってしまっていたんですよね……。
わたしはメルクストーリアが大好きです。人生に受けた影響は計り知れません。
メルストがなかったらユガラボの更新はこの形で習慣化していなかったし、いまのTwitterの繋がりもなかった。
性格や考え方にも大きく影響したと思います。大切なことをたくさんメルストから教わりました。メルストが教えてくれたことはこれからのわたしの人生を支え続けてくれる確信があります……。
だけどさぁ……。
アプリを立ち上げれば触れられる、動いているメルストの世界がひと区切りしてしまって。メフテルハーネに住んでいるキャラたちの時間の流れを観測できる窓がなくなってしまうというのは……。その時期がいつですと、はっきり告げられてしまうのは……。やっぱり寂しいですよ……。
正直に言ってこのお知らせを読んだ11/27の時点ではふわふわしていてまだ「終わり」の実感がありませんでした。
しかし……、この『特別篇』で……ボコボコになりました。これを読んだことで、一気に実感が湧いてきてしまいました。
ああ、終わりなんですね……。現実なんだ、これ…………。
あのニュースのあと、チャチャちゃんより投下された予告カット。
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もうこの時点で涙が溢れちゃいました。なんてことしてくれるんですか?
「メインストーリーに先駆けて、その旅も一つの区切りを迎える」とのこと。サービス完結のお知らせにて告知されたロードマップによれば、12月にこのイベントが公開されたあと、1月と2月ぶんは両方メインストーリーの更新。
つまり、国別イベントは今回が最終回です。
は、はやすぎる……!
まだ覚悟も決め切っていなかったのに。これを読んだら、覚悟完了するしかなくなる。
イベントページに入場すると、特殊演出が入ります。
いや。
やばいって。今から何を浴びせられるんですか?
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ひとまず間違いないのは、落ち着いた場所で集中して万全の状態で、音アリで読んだほうがいいということです。心して進めましょう。
さて、毎回書いている「今回のイベントを読むにあたり読んでおいたほうがいいお話」ですが…、まず重要なのが3点。
・メイン第一部最終章:必ず読んでおくべき
・メイン第二部お菓子の国編:読んでおくとわかりやすい
・クロニクルエピソード シェンルゥ篇:読んでおくとわかりやすい
です!
メイン第一部の顛末は今回のストーリーと密接に関わっており、前提の話になっています。絶対読んで!
それから今回登場するとある「禁術」はメイン第二部のお菓子の国編に出てくるものなので、知っているとスッと理解できます。知らなくてもそんなに支障はないのですが、読んでいなかった場合は「あのすんごい人なんだったの!?」となりそうです。
それから、なるべく多くの国別イベントを読んでおくとよいです…。全てのイベントを読んでおくことが必須ではないですが、たくさん読んでいれば読んでいるほど、よいです。国別イベント最終回だけあって、これまでの全てのメルクストーリアの集大成となっています…。
以下、特別篇のネタバレを含みます。
いやあもう……特別篇……。本当に大変でした……。やばかったです。
やばかったのですが……。感想の前にまず、今回のお話の前提となる『世界線』についておさらいしてからにします。
ストーリー読み込み勢にはもはや常識となっていた要素なのですが、メルクストーリアのストーリーは通称で「メイン時空」と「国イベ時空」があり、それぞれ世界線が違うパラレルワールド的なお話となっていたのです。これまでの国イベ、ずっとそうでした。
二つの世界の大きな違いですが、「メイン時空」はトトが登場します。それからメインのユウくんたちは第一部のラストでフェニシャルルの元へ辿り着き、モンスターが人間を襲ってしまう原因のきっかけが千年前の事件にあったことを知ります。
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ただし、メイン第二部が始まるまでユウくんたちは王国から出たことがないことになっています。第一部あれぜんぶ王国内の話だったんだ。王国広いね。
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続いて「国イベ時空」のほうは最初からユウくんが色んな国を旅しています。ただ、その間ずっとトトはいません。ユウくんたちは様々な国で色々な人々と出会い、時には以前の国イベの出会いが次の国イベのお話に影響していたりもします。お菓子の国でもらっていたチョコレートがエレキの国で登場したりとか。
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なので国イベの話はその都度全部パラレルというわけではなく、メインじゃないほうの国別ストーリーは全て同じ世界線ということになります。
そしてこちらのユウくんたちはフェニシャルルに会っていないのですが、西部4thでは然るべきタイミングで千年前のことを知るだろう的なことを言われます。
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国イベ時空のトトとは、実は一度会っていたことが今回明かされます。会っていたけど癒せなかったのがメイン時空との違い。
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色んな国々を旅した果てに、最後の最後で今回やっと再会できたのですね。
この二つの『世界線』について、メルストのこーほーがティティおじだった時代に公式から「メインと国別イベントはパラレルなのだよ」と言及があったりしたものの、ある時期まではゲーム内ではっきり違いが示されていませんでした。
しかし、メイン第二部・科学の国編で決定的な出来事がありました。国別の科学3rdでユウくんと会っていたノットさんが、メイン第二部でユウくんたちと初対面だったようなのです。
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当時は衝撃を受けたので、メイン第二部科学の国編の感想でも触れていました。
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ここまでに公開されていたストーリーでは国イベとメイン両方に同じユニットが出た場合でも面識関係が矛盾しないようになっていたのですが、このお話でハッキリと「国別イベント時空とメイン時空は違う」と示されたことになります。
それまではユウくんがメインストーリーの冒険をした後に国イベ時空に繋がる説もあったのですが、これ以降はユーザー間でもハッキリ別時空として考えられるようになりました。
ユウくん、最初はにぎゃあああって言ってたけど回を重ねるごとに歴戦の癒術士としての落ち着きと風格を身につけていったし、さすがにメイン第二部の冒険の後に国イベ序盤のような落ち着きのなさになるのは無理がある感じになってましたからね。
上記についてはあくまで状況証拠的な話だったのですが、つい先日公開された「クロニクルエピソード シェンルゥ篇」では衝撃的な言及がありました。
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なんと、いま読者が観測しているメインストーリー第二部の”正史”ではない無数の『絶望の未来』の可能性があり、シェンルゥさんはその未来に繋がる可能性を人知れず絶っていたらしいのです……。
その過程で望まぬ未来へ繋がってしまいそうな状況になると、シェンルゥさんはその世界線を放棄し、元の時間まで戻ってやり直すのを繰り返していたようで。
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じゃあ、「メイン時空」「国イベ時空」の他にも無数の可能性があり、読者はその中の2つを見せられていただけってこと……?
メルクストーリアは失われた未来の可能性やパラレルワールドの概念が存在する世界観です。とハッキリ示されたのがこのシェンルゥさん篇だったわけです。今回のイベントの前フリにもなってたんですね……。
特別篇の中でもこのことは改めて触れられていました。
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世界線が違っても死者の国のアバンくんとシャリオットさんのようにどちらにせよ出会うパターンもあるのでしょうが、もちろん保証はないわけで。
プレイヤーごとにこのユニットがスカウトできたりできなかったりで、うちテルハーネではこの子とこの子が仲良いんですって話もありますからね。
さて、今回の特別篇では国イベ時空のユウくん&メルクちゃんと、失われた世界線のユウさんが交錯することになります……。
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この青年ユウさん、実は以前のストーリーで登場したことが1度だけあるのです。
時は2015年に遡り、その時に実施されていたサモンズボードコラボにて。
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このコラボストーリーは別の世界線のユウくんやメルクが連れてこられて一堂に会するお話。「謎の青年」もその時に出ていました。世界線の話はコラボストーリーなのでノーカンと思ってたんですけど。いまそれ引っ張り出してくるの正気ですか??
その時のイベントストーリーの動画は念の為こちらに用意しました。
このストーリー内で謎の青年はそこまで重要なセリフがあるわけではないのですが、今回のイベントとは矛盾しない内容になっています。
「謎の男スタイル」はこのイベントの時にイベント報酬され、今回約9年ぶりにレアメダル交換景品に追加されました。やっぱり同一人物だったんだ。
それにしても「世界線が二つある問題」について、最後の最後でイベントを使って向き合うとは。そう来ると思ってなかったのでひっくり返りました。そういうもんだと思ってたし、最後までそういうもんだろうと深く考えてなかったので……。
そうなんです。今回、青年期のユウさんが「旅の青年」として登場しました。
この世界線のユウさんは『第6話 彼の物語 -Stand By Me-』にて「いやだ、メルク!」と叫び、メルクが離れるのを拒否します。
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いやだメルクストーリア行かないでくれ、と泣きながら無様にのたうちまわってる人間なので、ついついこっちのユウくんのほうに感情移入してしまいました……。
読み手が物語に感情移入するには作中人物と同じような感情を経験したことがあるとより没入できると思うのですが……、何かを失う痛みやつらさをメルクストーリアそのものに感じている人間としては、作中での喪失と現実に自分が受けている喪失が完全にリンクしてしまうのです! 喪失の永久機関!!
もうだめだ〜〜……。だめでした。虚無顔で床に転がって天井を見上げることしかできませんでした。起き上がってこの感想を書き始めるまで、ずいぶん時間がかかりました。
ちなみにメイン世界線の対応するセリフはメインストーリー第一部「君の物語 -Merc Storia-」で読む事ができます。
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正史(?)のユウくんは「またな、メルク」と言っているんですね…。不死鳥の心の中に飛び込むメルクちゃんを、さよならは言わず再会を信じて送り出すことができている。
つまりこういうことです。あの時のあの出来事が分岐点で、こんなにバタフライエフェクトが……。
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トトがいるかいないかで全く違う運命になってたとは。メルクちゃんはもちろん、トトの存在もユウくんの人生に大きな影響があったのですね。
そして、もしユウくんがフェニシャルルの元に辿り着いたとして、メルクちゃんを送り出すことができない可能性も十分に大きかったのだとも思います。読み手の目には、たまたまうまくいった世界が映っているだけなんだ。
「出会わなくても、彼らは彼らなりに進む」の言葉は衝撃が大きかった…。
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もしかすると国イベの物語のようにうまく事が運ばなかったパターンもあるってことじゃないですか。実際青年ユウさんはその例であるわけだし。
人それぞれの心の強さで、出会わなかった彼らなりに立ち上がって、別の未来を進んでいくのかもしれないけど。彼らが仮に良い未来に辿り着けなかったとしたら、そんな姿のことを考えるのが怖い! 怖いけど、見たいか見たくないかで言うと……、あの……、ちょっと見たさはあるといいますか……。
だってなんというか…、言うの憚 られるんですがその…。”旅の青年”の世界線のユウくんメルクちゃんの組み合わせに含まれる暗さ成分が、個人的には大変捗 ってしまうんですが…。わ、わたしだけじゃないですよね??
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こっちのメルクちゃんは完全体だしさ…。これも一つのエンディングの可能性なんですね。この世界線もいいな、とても…。ここに辿り着くまでのユウくんの苦しさの総量は多かったかもしれないけど、それが逆に唆 るというか。うう…すみません…。やはり捗ってしまう…………。
だってこのユウさんは、エンデの地でメルクちゃんをフェニシャルルの中に吸い込まれたまま取り戻せず、それからあの日の後悔を何度も悪夢に見ながらあらゆる所へ旅し、ついに『禁術・愛』に辿り着いて、代償を支払ったのですよね。
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その旅路に想いを馳せるだけでご飯何杯でもいけちゃわないですか……?
いくつもの世界を渡り歩いて、何人もの”自分の友達じゃないメルク”に出会って、そのたびに彼女が走り出す背中を見送ってきたのですか? そりゃそんな哀愁帯びた顔になりますよね。でもごめん、セクシーすぎないか……?
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青年ユウさんが会話を聴かれないように魔道具で結界を作るとことか、ドキッとしました……。青年ユウさんは旅の仲間を作れないので、基本的にトラブルには全て自力で対処しなければならないのでしょう。
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本編では戦う力を持たないユウくんですが、とある未来では孤高の旅人としてミステリアスに事件を解決しては去っていく存在になってるんだ。かっこよすぎるお兄さんなのでは……? セクシーすぎる……。
そして異界の旅人となったユウくんには、かつてフェニシャルルまでの道のりを共に旅した第一部メンバー(トト、シエットちゃん、フィーリアちゃん、ステラさん、アレクくん)と仲間だったわけで、彼らはユウくんの失意を我が事のように感じただろうと思います。
それからユウくんが代償を支払って姿を消し、代わりにメルクちゃんが戻ってきてからも様々な旅路があったのでしょう。その部分の想像でもご飯何杯もいけちゃう…………。ごめん、ごめんなさい、申し訳ないんだけど……、おいしすぎて……、ごめんなさい……。
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わたしは決してメルクストーリアを性欲では見ていないんですけど、えっちだなと思う事はあって、いえ劣情ではないんですよ。関係性がえっちだなとか、境遇が唆るなあと思うだけで。でも今回はあまりにも……その極致で…………。
そんな青年ユウさんが、最後の最後で自分の世界線のメルクちゃんと再会できたシーンが本当にもう…………どうして…………。
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涙腺決壊どころじゃ、なかった…………。涙で滲 んで画面が見えなくなったし、涙を拭いてやっと画面が見えたと思ったらまだ滲んでて。あっ演出でも滲んでるんだこれ……。
闇のオタク寄りの性癖を持っているので、主人公には最終的に幸せになってほしいけど、それはそれとしてその過程でなるべく血反吐を撒き散らす姿を見せてほしいなって気持ちもあってですね。すごかったですね……。たまりませんでした……色々な意味で。
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過去に何かあった影のある男が、最終的に明るい日差しの元に引っ張り出されて笑顔を取り戻すやつ……、無限に味がする……! まさかユウメルで見られるなんて。公式が最大手って本当だったんですね!!!
青年世界線のメルクと第一部メンバーのみなさんは、青年ユウさんを追って国イベ時空に来たようでした。そして詳しい方法はわからないですが、国イベ時空のメルクちゃんが到着するまでの間、フェニシャルルの心に囚われた国イベ時空のユウくんの心を守っていたようです。
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だから国イベの旅で出会っていないシエットちゃんたちが登場していたわけですね。最後にみんな再会できてよかった。みんな苦労したけどハッピーエンド。これがメルクストーリアなんだ。本当にすばらしかったです……。
さて、こちらはみんながよく知っているお馴染みの、明るい日差しの下を歩いてすくすく健康に育ったほうのユウメルのお話。健康に良い!!
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見てください、こっちの二人の曇りなき瞳!!
だけど今回の話ではいきなりユウくんとメルクちゃんが離れ離れになり、一人ぼっちで放り出されたメルクちゃんが泥だらけになったりしてて……。初っ端からはらはらしっぱなしでした。
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こんな姿のメルクちゃん見るの初めてでしたもん。こんな姿を読者に一度も見せないくらいに、ユウくんはがっちりメルクちゃんのナイトをやり続けてたからね。
メルクちゃんは一人でも頑張って色んな人たちの手を借りて進むところは大変健気でしたね……。その過程でも助けてくれる人の事情も慮りながら。
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メルストを読んでいていつも思うのですが、ユウくんならこうするだろうな、メルクならこう言うだろうな、という期待をいつだって裏切らないんですよ、この二人は。
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優しくて思いやりがあって、いつも苦しんでる人やモンスターに寄り添って。その素敵な姿を見て自分もこのように在りたいと思い、いつしか自分も心のどこかにユウくんやメルクを宿して人生を歩くようになっていったんですよ。
CMでやっていた、読んだあと、少し優しくなれる。メルクストーリア ってキャッチコピー、本当にその通りだったんだなって、改めて思います……。
特に第一部が終わる前の初期の頃は、国イベの方が人気が高かった印象があります。わたしが「ソシャゲのシナリオでこんなに泣くなんて…。」と衝撃を受けたのは死者1stを読んだ時でした。それがメルストに本格的にハマるきっかけでしたね。
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2014年の4月に砂漠1st国から始まったイベの数々、どれも素晴らしい話ばかりです。
ユウくんはメインストーリーでも国別イベントでもそれぞれ旅をしていますが、エピソードの多さで言えば国別時空の方に軍配が上がります。
メルスト界隈にはあの村もこの村も色んな沼がありますけど、どちらかというと国イベに沼っている方のほうが多い印象だし…。
ユウくんを救うために一直線に目標に向かうメルクちゃんに泣き、青年ユウさんに情緒をめちゃくちゃにされ、あっという間にクライマックスまで読んでしまいました。
ラストの演出は第一部最終章のセルフオマージュになっていて、あの頃の感動も一緒に蘇りました。
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どの世界線のメルクちゃんも、フェニシャルルさんの前にきたら心の果てまで走ることになるんだ……!
怒涛の援軍登場、最初は笑っちゃったのですが読み進めるにつれてこれまで読んできたメルクストーリアの物語がぜんぶ、ぜんぶですよ、走馬灯のように思い起こされて……。
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ああ、こんな話もあった。あの時刺さったあれもあった。今も刺さり続けているこれもあった。全部心に残っているんです。あ、わたしはいま走馬灯を見ている。しぬのかな?? そうかもしれない。
でもここまでたどり着いたらもうエンディングだし、スタッフロール流れてきちゃいそう……。違うんです、スタッフロールはあと2ヶ月先です!
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フェニシャルルを癒して終わるところや、ユウくんが幼少期に受けた心の穴が埋まった話など、メイン一部エンドの亜種……というか国別時空版にしたのが今回のお話だったのですね。
今回のイベントでは、国別イベント世界線のユウくんたちの旅と、別世界のユウさんの旅が終わりました。いえ、終わってないんですけど。彼らの世界で、彼らが世界を巡る旅路はこれからも続くんですけど。ユーザー目線ではって意味で。
チャチャちゃんも「一つの区切りを迎える」と言っただけで終わりとは言ってませんからね。我々はもうその先、彼らがメフテルハーネでどんな旅を続けるのか、想いを馳せることしかできません。
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メイン第二部のほうのラストはユウくんとメルクちゃんの一区切りではなく、また別の方向性のエンディングなのではないかと思います。終盤はメフテルハーネそのものの話になりつつありましたし。
数年前メイン第一部が完結した時はあまりの完成度の高さに度肝を抜かれたのですが、今回はあれから数年経て表現の幅も広がっているから、よりとんでもないものをお出しされるのでは……? 読んだあと無事でいられるのか……? 少なくとも数日立ち上がれなくなるのは間違いありません……。
繰り返しになりますが、国別イベントは今回がラストです。
あと残っているメルクストーリアのストーリーは、1月ごろ公開の第二部・空の国編と、2月ごろ公開の第二部・最終章の2つのみです。
えっ……、メルクストーリアのストーリーは……、あと2つで終わりなんですか……?
あと2つしかないんですか??
い、い、いやだ……!!
いやだ、メルクストーリア〜〜!!!
やっぱり、まだ実感がないのかもしれない。
メルクストーリアのない世界のスピードについていける気がしない。覚悟は決まったと思っていたのに、やっぱり決まっていない。
あと3ヶ月かけて受け入れる体勢になれるのでしょうか? 助けてください…………。
はい……、今回の記事は以上です。
みなさま、「メルクストーリア – 癒術士と鐘の音色 – OFFICIAL STAFF BOOK」は予約しましたか? 予約期間は12/8までだそうですので、お忘れのないようにね……!!
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ああ…………。
はい…………、そうですよね…………。
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なんとなく、予感はしていました。なんなら前日のチャチャちゃんのお知らせの時点で、もしかしたらそうなんじゃないかなとも思っていました。
だって、なにもかもが終わりを予感させる動きだったから…。
月毎の課金衣装の終了、進化応援イベントの終了、新たなアナザーもレジェンドも実装されない。
ストーリーのほうは国別4thの完走、そしてメイン第二部は残り1国。
いいや第三部があるよ! 新イベントも準備してるに違いないよ!なんて思えなかったです。11年前に作られたゲームシステムの上でこれから更に何年も頑張っていけるようには見えなかったので。
だとしても、わがままでも、心のどこかでずっとそこにあってくれるものだと思ってしまっていたんですよね……。
わたしはメルクストーリアが大好きです。人生に受けた影響は計り知れません。
メルストがなかったらユガラボの更新はこの形で習慣化していなかったし、いまのTwitterの繋がりもなかった。
性格や考え方にも大きく影響したと思います。大切なことをたくさんメルストから教わりました。メルストが教えてくれたことはこれからのわたしの人生を支え続けてくれる確信があります……。
だけどさぁ……。
アプリを立ち上げれば触れられる、動いているメルストの世界がひと区切りしてしまって。メフテルハーネに住んでいるキャラたちの時間の流れを観測できる窓がなくなってしまうというのは……。その時期がいつですと、はっきり告げられてしまうのは……。やっぱり寂しいですよ……。
正直に言ってこのお知らせを読んだ11/27の時点ではふわふわしていてまだ「終わり」の実感がありませんでした。
しかし……、この『特別篇』で……ボコボコになりました。これを読んだことで、一気に実感が湧いてきてしまいました。
ああ、終わりなんですね……。現実なんだ、これ…………。
心駆ける瓶詰少女と世界を辿る癒術士の特別篇
あのニュースのあと、チャチャちゃんより投下された予告カット。
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もうこの時点で涙が溢れちゃいました。なんてことしてくれるんですか?
「メインストーリーに先駆けて、その旅も一つの区切りを迎える」とのこと。サービス完結のお知らせにて告知されたロードマップによれば、12月にこのイベントが公開されたあと、1月と2月ぶんは両方メインストーリーの更新。
つまり、国別イベントは今回が最終回です。
は、はやすぎる……!
まだ覚悟も決め切っていなかったのに。これを読んだら、覚悟完了するしかなくなる。
イベントページに入場すると、特殊演出が入ります。
いや。
やばいって。今から何を浴びせられるんですか?
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ひとまず間違いないのは、落ち着いた場所で集中して万全の状態で、音アリで読んだほうがいいということです。心して進めましょう。
さて、毎回書いている「今回のイベントを読むにあたり読んでおいたほうがいいお話」ですが…、まず重要なのが3点。
・メイン第一部最終章:必ず読んでおくべき
・メイン第二部お菓子の国編:読んでおくとわかりやすい
・クロニクルエピソード シェンルゥ篇:読んでおくとわかりやすい
です!
メイン第一部の顛末は今回のストーリーと密接に関わっており、前提の話になっています。絶対読んで!
それから今回登場するとある「禁術」はメイン第二部のお菓子の国編に出てくるものなので、知っているとスッと理解できます。知らなくてもそんなに支障はないのですが、読んでいなかった場合は「あのすんごい人なんだったの!?」となりそうです。
それから、なるべく多くの国別イベントを読んでおくとよいです…。全てのイベントを読んでおくことが必須ではないですが、たくさん読んでいれば読んでいるほど、よいです。国別イベント最終回だけあって、これまでの全てのメルクストーリアの集大成となっています…。
以下、特別篇のネタバレを含みます。
メルストの『世界線』の話
失われた世界線のユウさん
国イベ時空と、旅の終わりへ
メルストの『世界線』の話
いやあもう……特別篇……。本当に大変でした……。やばかったです。
やばかったのですが……。感想の前にまず、今回のお話の前提となる『世界線』についておさらいしてからにします。
ストーリー読み込み勢にはもはや常識となっていた要素なのですが、メルクストーリアのストーリーは通称で「メイン時空」と「国イベ時空」があり、それぞれ世界線が違うパラレルワールド的なお話となっていたのです。これまでの国イベ、ずっとそうでした。
二つの世界の大きな違いですが、「メイン時空」はトトが登場します。それからメインのユウくんたちは第一部のラストでフェニシャルルの元へ辿り着き、モンスターが人間を襲ってしまう原因のきっかけが千年前の事件にあったことを知ります。
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ただし、メイン第二部が始まるまでユウくんたちは王国から出たことがないことになっています。第一部あれぜんぶ王国内の話だったんだ。王国広いね。
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続いて「国イベ時空」のほうは最初からユウくんが色んな国を旅しています。ただ、その間ずっとトトはいません。ユウくんたちは様々な国で色々な人々と出会い、時には以前の国イベの出会いが次の国イベのお話に影響していたりもします。お菓子の国でもらっていたチョコレートがエレキの国で登場したりとか。
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なので国イベの話はその都度全部パラレルというわけではなく、メインじゃないほうの国別ストーリーは全て同じ世界線ということになります。
そしてこちらのユウくんたちはフェニシャルルに会っていないのですが、西部4thでは然るべきタイミングで千年前のことを知るだろう的なことを言われます。
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国イベ時空のトトとは、実は一度会っていたことが今回明かされます。会っていたけど癒せなかったのがメイン時空との違い。
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色んな国々を旅した果てに、最後の最後で今回やっと再会できたのですね。
この二つの『世界線』について、メルストのこーほーがティティおじだった時代に公式から「メインと国別イベントはパラレルなのだよ」と言及があったりしたものの、ある時期まではゲーム内ではっきり違いが示されていませんでした。
しかし、メイン第二部・科学の国編で決定的な出来事がありました。国別の科学3rdでユウくんと会っていたノットさんが、メイン第二部でユウくんたちと初対面だったようなのです。
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当時は衝撃を受けたので、メイン第二部科学の国編の感想でも触れていました。
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ユガラボ | 2020/06/07
【メルスト/日記】メインストーリー第二部を追う!〜科学の国編〜(ネタバレ有)
【メルスト/日記】メインストーリー第二部を追う!〜科学の国編〜(ネタバレ有)
ここまでに公開されていたストーリーでは国イベとメイン両方に同じユニットが出た場合でも面識関係が矛盾しないようになっていたのですが、このお話でハッキリと「国別イベント時空とメイン時空は違う」と示されたことになります。
それまではユウくんがメインストーリーの冒険をした後に国イベ時空に繋がる説もあったのですが、これ以降はユーザー間でもハッキリ別時空として考えられるようになりました。
ユウくん、最初はにぎゃあああって言ってたけど回を重ねるごとに歴戦の癒術士としての落ち着きと風格を身につけていったし、さすがにメイン第二部の冒険の後に国イベ序盤のような落ち着きのなさになるのは無理がある感じになってましたからね。
上記についてはあくまで状況証拠的な話だったのですが、つい先日公開された「クロニクルエピソード シェンルゥ篇」では衝撃的な言及がありました。
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なんと、いま読者が観測しているメインストーリー第二部の”正史”ではない無数の『絶望の未来』の可能性があり、シェンルゥさんはその未来に繋がる可能性を人知れず絶っていたらしいのです……。
その過程で望まぬ未来へ繋がってしまいそうな状況になると、シェンルゥさんはその世界線を放棄し、元の時間まで戻ってやり直すのを繰り返していたようで。
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じゃあ、「メイン時空」「国イベ時空」の他にも無数の可能性があり、読者はその中の2つを見せられていただけってこと……?
メルクストーリアは失われた未来の可能性やパラレルワールドの概念が存在する世界観です。とハッキリ示されたのがこのシェンルゥさん篇だったわけです。今回のイベントの前フリにもなってたんですね……。
特別篇の中でもこのことは改めて触れられていました。
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世界線が違っても死者の国のアバンくんとシャリオットさんのようにどちらにせよ出会うパターンもあるのでしょうが、もちろん保証はないわけで。
プレイヤーごとにこのユニットがスカウトできたりできなかったりで、うちテルハーネではこの子とこの子が仲良いんですって話もありますからね。
さて、今回の特別篇では国イベ時空のユウくん&メルクちゃんと、失われた世界線のユウさんが交錯することになります……。
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この青年ユウさん、実は以前のストーリーで登場したことが1度だけあるのです。
時は2015年に遡り、その時に実施されていたサモンズボードコラボにて。
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このコラボストーリーは別の世界線のユウくんやメルクが連れてこられて一堂に会するお話。「謎の青年」もその時に出ていました。世界線の話はコラボストーリーなのでノーカンと思ってたんですけど。いまそれ引っ張り出してくるの正気ですか??
その時のイベントストーリーの動画は念の為こちらに用意しました。
このストーリー内で謎の青年はそこまで重要なセリフがあるわけではないのですが、今回のイベントとは矛盾しない内容になっています。
「謎の男スタイル」はこのイベントの時にイベント報酬され、今回約9年ぶりにレアメダル交換景品に追加されました。やっぱり同一人物だったんだ。
それにしても「世界線が二つある問題」について、最後の最後でイベントを使って向き合うとは。そう来ると思ってなかったのでひっくり返りました。そういうもんだと思ってたし、最後までそういうもんだろうと深く考えてなかったので……。
失われた世界線のユウさん
そうなんです。今回、青年期のユウさんが「旅の青年」として登場しました。
この世界線のユウさんは『第6話 彼の物語 -Stand By Me-』にて「いやだ、メルク!」と叫び、メルクが離れるのを拒否します。
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いやだメルクストーリア行かないでくれ、と泣きながら無様にのたうちまわってる人間なので、ついついこっちのユウくんのほうに感情移入してしまいました……。
読み手が物語に感情移入するには作中人物と同じような感情を経験したことがあるとより没入できると思うのですが……、何かを失う痛みやつらさをメルクストーリアそのものに感じている人間としては、作中での喪失と現実に自分が受けている喪失が完全にリンクしてしまうのです! 喪失の永久機関!!
もうだめだ〜〜……。だめでした。虚無顔で床に転がって天井を見上げることしかできませんでした。起き上がってこの感想を書き始めるまで、ずいぶん時間がかかりました。
ちなみにメイン世界線の対応するセリフはメインストーリー第一部「君の物語 -Merc Storia-」で読む事ができます。
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正史(?)のユウくんは「またな、メルク」と言っているんですね…。不死鳥の心の中に飛び込むメルクちゃんを、さよならは言わず再会を信じて送り出すことができている。
つまりこういうことです。あの時のあの出来事が分岐点で、こんなにバタフライエフェクトが……。
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トトがいるかいないかで全く違う運命になってたとは。メルクちゃんはもちろん、トトの存在もユウくんの人生に大きな影響があったのですね。
そして、もしユウくんがフェニシャルルの元に辿り着いたとして、メルクちゃんを送り出すことができない可能性も十分に大きかったのだとも思います。読み手の目には、たまたまうまくいった世界が映っているだけなんだ。
「出会わなくても、彼らは彼らなりに進む」の言葉は衝撃が大きかった…。
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もしかすると国イベの物語のようにうまく事が運ばなかったパターンもあるってことじゃないですか。実際青年ユウさんはその例であるわけだし。
人それぞれの心の強さで、出会わなかった彼らなりに立ち上がって、別の未来を進んでいくのかもしれないけど。彼らが仮に良い未来に辿り着けなかったとしたら、そんな姿のことを考えるのが怖い! 怖いけど、見たいか見たくないかで言うと……、あの……、ちょっと見たさはあるといいますか……。
だってなんというか…、言うの
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こっちのメルクちゃんは完全体だしさ…。これも一つのエンディングの可能性なんですね。この世界線もいいな、とても…。ここに辿り着くまでのユウくんの苦しさの総量は多かったかもしれないけど、それが逆に
だってこのユウさんは、エンデの地でメルクちゃんをフェニシャルルの中に吸い込まれたまま取り戻せず、それからあの日の後悔を何度も悪夢に見ながらあらゆる所へ旅し、ついに『禁術・愛』に辿り着いて、代償を支払ったのですよね。
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その旅路に想いを馳せるだけでご飯何杯でもいけちゃわないですか……?
いくつもの世界を渡り歩いて、何人もの”自分の友達じゃないメルク”に出会って、そのたびに彼女が走り出す背中を見送ってきたのですか? そりゃそんな哀愁帯びた顔になりますよね。でもごめん、セクシーすぎないか……?
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青年ユウさんが会話を聴かれないように魔道具で結界を作るとことか、ドキッとしました……。青年ユウさんは旅の仲間を作れないので、基本的にトラブルには全て自力で対処しなければならないのでしょう。
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本編では戦う力を持たないユウくんですが、とある未来では孤高の旅人としてミステリアスに事件を解決しては去っていく存在になってるんだ。かっこよすぎるお兄さんなのでは……? セクシーすぎる……。
そして異界の旅人となったユウくんには、かつてフェニシャルルまでの道のりを共に旅した第一部メンバー(トト、シエットちゃん、フィーリアちゃん、ステラさん、アレクくん)と仲間だったわけで、彼らはユウくんの失意を我が事のように感じただろうと思います。
それからユウくんが代償を支払って姿を消し、代わりにメルクちゃんが戻ってきてからも様々な旅路があったのでしょう。その部分の想像でもご飯何杯もいけちゃう…………。ごめん、ごめんなさい、申し訳ないんだけど……、おいしすぎて……、ごめんなさい……。
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わたしは決してメルクストーリアを性欲では見ていないんですけど、えっちだなと思う事はあって、いえ劣情ではないんですよ。関係性がえっちだなとか、境遇が唆るなあと思うだけで。でも今回はあまりにも……その極致で…………。
そんな青年ユウさんが、最後の最後で自分の世界線のメルクちゃんと再会できたシーンが本当にもう…………どうして…………。
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涙腺決壊どころじゃ、なかった…………。涙で
闇のオタク寄りの性癖を持っているので、主人公には最終的に幸せになってほしいけど、それはそれとしてその過程でなるべく血反吐を撒き散らす姿を見せてほしいなって気持ちもあってですね。すごかったですね……。たまりませんでした……色々な意味で。
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過去に何かあった影のある男が、最終的に明るい日差しの元に引っ張り出されて笑顔を取り戻すやつ……、無限に味がする……! まさかユウメルで見られるなんて。公式が最大手って本当だったんですね!!!
青年世界線のメルクと第一部メンバーのみなさんは、青年ユウさんを追って国イベ時空に来たようでした。そして詳しい方法はわからないですが、国イベ時空のメルクちゃんが到着するまでの間、フェニシャルルの心に囚われた国イベ時空のユウくんの心を守っていたようです。
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だから国イベの旅で出会っていないシエットちゃんたちが登場していたわけですね。最後にみんな再会できてよかった。みんな苦労したけどハッピーエンド。これがメルクストーリアなんだ。本当にすばらしかったです……。
国イベ時空と、旅の終わりへ
さて、こちらはみんながよく知っているお馴染みの、明るい日差しの下を歩いてすくすく健康に育ったほうのユウメルのお話。健康に良い!!
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見てください、こっちの二人の曇りなき瞳!!
だけど今回の話ではいきなりユウくんとメルクちゃんが離れ離れになり、一人ぼっちで放り出されたメルクちゃんが泥だらけになったりしてて……。初っ端からはらはらしっぱなしでした。
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こんな姿のメルクちゃん見るの初めてでしたもん。こんな姿を読者に一度も見せないくらいに、ユウくんはがっちりメルクちゃんのナイトをやり続けてたからね。
メルクちゃんは一人でも頑張って色んな人たちの手を借りて進むところは大変健気でしたね……。その過程でも助けてくれる人の事情も慮りながら。
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メルストを読んでいていつも思うのですが、ユウくんならこうするだろうな、メルクならこう言うだろうな、という期待をいつだって裏切らないんですよ、この二人は。
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優しくて思いやりがあって、いつも苦しんでる人やモンスターに寄り添って。その素敵な姿を見て自分もこのように在りたいと思い、いつしか自分も心のどこかにユウくんやメルクを宿して人生を歩くようになっていったんですよ。
CMでやっていた、読んだあと、少し優しくなれる。メルクストーリア ってキャッチコピー、本当にその通りだったんだなって、改めて思います……。
特に第一部が終わる前の初期の頃は、国イベの方が人気が高かった印象があります。わたしが「ソシャゲのシナリオでこんなに泣くなんて…。」と衝撃を受けたのは死者1stを読んだ時でした。それがメルストに本格的にハマるきっかけでしたね。
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2014年の4月に砂漠1st国から始まったイベの数々、どれも素晴らしい話ばかりです。
ユウくんはメインストーリーでも国別イベントでもそれぞれ旅をしていますが、エピソードの多さで言えば国別時空の方に軍配が上がります。
メルスト界隈にはあの村もこの村も色んな沼がありますけど、どちらかというと国イベに沼っている方のほうが多い印象だし…。
ユウくんを救うために一直線に目標に向かうメルクちゃんに泣き、青年ユウさんに情緒をめちゃくちゃにされ、あっという間にクライマックスまで読んでしまいました。
ラストの演出は第一部最終章のセルフオマージュになっていて、あの頃の感動も一緒に蘇りました。
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どの世界線のメルクちゃんも、フェニシャルルさんの前にきたら心の果てまで走ることになるんだ……!
怒涛の援軍登場、最初は笑っちゃったのですが読み進めるにつれてこれまで読んできたメルクストーリアの物語がぜんぶ、ぜんぶですよ、走馬灯のように思い起こされて……。
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ああ、こんな話もあった。あの時刺さったあれもあった。今も刺さり続けているこれもあった。全部心に残っているんです。あ、わたしはいま走馬灯を見ている。しぬのかな?? そうかもしれない。
でもここまでたどり着いたらもうエンディングだし、スタッフロール流れてきちゃいそう……。違うんです、スタッフロールはあと2ヶ月先です!
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フェニシャルルを癒して終わるところや、ユウくんが幼少期に受けた心の穴が埋まった話など、メイン一部エンドの亜種……というか国別時空版にしたのが今回のお話だったのですね。
今回のイベントでは、国別イベント世界線のユウくんたちの旅と、別世界のユウさんの旅が終わりました。いえ、終わってないんですけど。彼らの世界で、彼らが世界を巡る旅路はこれからも続くんですけど。ユーザー目線ではって意味で。
チャチャちゃんも「一つの区切りを迎える」と言っただけで終わりとは言ってませんからね。我々はもうその先、彼らがメフテルハーネでどんな旅を続けるのか、想いを馳せることしかできません。
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メイン第二部のほうのラストはユウくんとメルクちゃんの一区切りではなく、また別の方向性のエンディングなのではないかと思います。終盤はメフテルハーネそのものの話になりつつありましたし。
数年前メイン第一部が完結した時はあまりの完成度の高さに度肝を抜かれたのですが、今回はあれから数年経て表現の幅も広がっているから、よりとんでもないものをお出しされるのでは……? 読んだあと無事でいられるのか……? 少なくとも数日立ち上がれなくなるのは間違いありません……。
繰り返しになりますが、国別イベントは今回がラストです。
あと残っているメルクストーリアのストーリーは、1月ごろ公開の第二部・空の国編と、2月ごろ公開の第二部・最終章の2つのみです。
えっ……、メルクストーリアのストーリーは……、あと2つで終わりなんですか……?
あと2つしかないんですか??
い、い、いやだ……!!
いやだ、メルクストーリア〜〜!!!
やっぱり、まだ実感がないのかもしれない。
メルクストーリアのない世界のスピードについていける気がしない。覚悟は決まったと思っていたのに、やっぱり決まっていない。
あと3ヶ月かけて受け入れる体勢になれるのでしょうか? 助けてください…………。
はい……、今回の記事は以上です。
みなさま、「メルクストーリア – 癒術士と鐘の音色 – OFFICIAL STAFF BOOK」は予約しましたか? 予約期間は12/8までだそうですので、お忘れのないようにね……!!
12 件のコメント
「出会わなくても〜」の台詞的に、全部のストーリーを読んでいるユーザー以外も肯定されていると思っています。メインや国別を読み切れていない方もぜひ、読み切れていないからと遠慮せずに今回のストーリーを読んでいただきたいですね。
雨の国もとい、アゴニスカーの伏線をこんな最悪な伏線回収の仕方してくるのかメルクストーリア!ってなったとにお前最高の伏線回収だよありがとうメルクストーリア!!!!ってなりました…トト好きにとって衝撃的だった・・・afterストーリーでかいモフモフ姿にあこがれるトトもめちゃくちゃかわいい
メルクストーリアが終わるのも辛いし、おわったら主メルストの感想も見れなくなるのは悲しいぜ…。
伏線の回収とかガッツリ回収して一部とはまた違ったエンディングなのが凄い、一部では別々に立って癒していたけど、国別では隣同士に立って癒す…あのシーンは涙無しに見れなかった…
あのユウくんのいくな!メルクはどうしても今の自分たちと重なってしまって、悪いとは一切言えない…でも、ユウはずっと自分のせいだと苦しんでいて凄く悲しかった…最後に救われて本当に良かった…。
感想読ませていただきました。
国イベをたくさん追ってきた身としてはまさに集大成とも言えるラストでしたね!
はじめはサ完もあって正直そこまで重要視してなかったのですが、これこそあったかもしれない未来、メルストが少しダークだったら本当にラストがこれだったかもしれないくらいの衝撃でした。
これ見て泣かない人いないですよね…
ユウメル、いつまでも幸せであれ…
1枚目のヴァイゼルさんの表情と顔の向きが完璧すぎて悲しいのに笑ってしまいました・・・!
ま・・・まだ『クロニクルエピソード ファザ編』もあるから・・・!焼け石に水・・・!
感想ありがとうございます
ついに来てしまったか…
そして自分もドハマリしたきっかけは死者1stでした
第一部ラストも、国別時空のラストも綺麗にまとまっていて、これまでの思い出もあって泣きそうになりながら見ていました
第二部ラストはこれ以上のものになるのか
今回読んでいて国別時空での第一部の決着なんだと気づいた時から涙がダバダバでした。というか、主様の感想を読んでも思い出してダバダバです。
こんなので残りの第二部読めるのか!?いや読まなければ私の中ストーリアは終わらない…?なんて。
ありがとう。メルクストーリア。他ゲーをやってるがゆえに薦められなかった友達にもメモリアルアプリ絶対薦める。
まず最初にこれだけは言わせてもらう
ありがとうメルクストーリア、このゲームに出会えたのは私の人生の中でも上位に来る幸いであった
どんなものにも終わりは来る、というか数年で終わるソシャゲが大量にいる中11年も続くとか真に人気があるアプリでしかなしえない偉業だと思うよ
(普通に大往生と言って問題ないレベルだよ・・・)
余談だけどメルストともう一つの推しソシャゲのサ終報告を同日同タイミングに受けて致命傷を食らったのもいい思い出かもしれない(吐血)せめて片方だけなら・・・ッ!
いつも感想楽しく読ませてもらってます
>>境遇が唆るなあと思うだけで ←すっごくわかります
曇ってるユウくんからしか摂取できないものがあります。
国イベ最終話。とんでもないanotherルートの存在を突きつけられてどうなるの?!って思ってたら、第一部終章以来の衝撃を叩きつけられました。
メルスト終わるのかぁって気持ちはあるけど、こんな体験をできて、メルストに出会えて良かったなぁと思います。
人生とか流石に草
感想記事ありがとうございます!自分も発表されたときはふわふわした気持ちで実感がわかなかったのですが、今回のイベントを読んで本当に終わってしまうんだなとぼろぼろ泣いてしまいました。国イベからメルクストーリアの世界にどっぷりはまったので今回のイベントで旅で出会った仲間たちがでてきてもう感無量でした…。いやだ~~!!終わらないでくれ~~でも最高ストーリーをありがとうメルクストーリア~~!!
ユーリさんの感想記事はいつも楽しく読ませていただいてますが、今回は想いというか全て出ていてなんというか最高でした 笑
私はメイン1部を綺麗にまとめてくれた時期に一度とても満たされたというか、メルストでもうここまで充実した気分になるのはもう無いのかなと思いつつ初期からストーリーを楽しませて貰っていたのですが、全てが終わってしまうと決まったこのタイミングでこんな展開を見せられて本当に胸いっぱいです…
心のざわつきが収まりませんが2部メイン更新とても楽しみになりました