すみません。この前メルストの記事ラストって言いましたけど…、うそでした〜!!!!!
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こんにちは、ユーリです! これはTwitterアイコンの元ネタ、わたしのアバター

以前にも記事をあげましたが、3年ほど前からVRChatをやっています。
VRC側でもメルスト関連のお友達に来てもらったり、メルストと並行して楽しく過ごしてたのですが…。
先月メルストがッ、完結してしまいまして…。
ぐわ〜〜ッ!!耐えられないッッ!!!!!

メフテルハーネなくなるのやだよぉ〜〜!! ずっとあの世界にいたかったぁ〜〜!!

メルストが完結した2日後の朝のこと。
メルストつながりからVRChatに来てくれたフレンドさんがいまして、その方はかねてよりVRChat側でもメフテルハーネの再現ワールドをいつか作りたいと言っていました。
それまではわたしも「すごい、がんばってね!」て姿勢でいたのですが…。
実際にメルストが完結したショックがあまりにも大きく、ふつふつと気持ちが湧いてきたのです。
わたしも、作るか……メフテルハーネを……。

元々は再現のアバターやワールドを作ってよいものか迷ってて乗り気じゃなかったのですが、ハピエレさんのガイドラインを確認すると問題なさそうだった。だ、大丈夫なのか〜〜!! じゃあやるしかない。実はわたしはモデリングもできる。
その時点ではなんも作ってない真っさら状態でしたが、狂気的没頭により所要期間約19日。
できました。原初の森が。

ワールドのリンクはこちらです!!

原初の森なのでもちろん緑精ちゃんがいます。キャワイイね〜!!!

目が合うとよちよち着いてきます。ほんとにかわいいです。すごい。みんなに見てほしい。
よちよち着いてくる挙動はAvatarNPCというアセットで簡単に実現できました。
森に生えている草や木は今回のために頑張ってモデリングしたり描いたりしました。フルスクラッチだよ!

トトンさんも優雅に空を泳いでます。VRで行くとデカッッッて感じますが、ユウくんを丸呑みできるサイズなので実際相当大きいはず。

メルストが元ネタなので元気の水や勇気の水も置いてあります。中身はQVPenです。

原初の森に居るはずのあの方の気配を感じるコーナーもあります…。今はたまたま留守にしてるみたい。

また、フレンドさんが共有してくださった世界鐘 3Dモデルも設置してあります!

メイン二部植物の国編によると原初の森にも世界鐘 が生えたけど、シェンルゥさんが破壊しちゃったので作中には登場しなかった…て話だったはず。たしかそう。
こんな感じで、二次創作ではありますがメルストを感じられるワールドが勢いでできちゃいました〜!!

VRChatはVR機器がなくてもPCがあれば無料で遊べますので、是非遊びにきてください!
動画で見たい方はこちら
また、メルストっぽいアバター用のアクセサリーも出しています。
アバターいじれる人はよかったらつけてみて!
せっかくですので、今回やった作業を振り返りつつ紹介します。
使ったツールはUnity(無料)、Blender(無料)、Photoshop(有料)です。この3つで概ね全てを作ることができます。

ひととおりできた後で資料を見てなんか目がデカいなと気づき、目をやや小さくする微調整をしました。

Twitterにアップしたところ想定以上に反応がもらえたため、俄然やる気がでてきて完全に火がつきました!!みなさまご反応ありがとうございます!!!あの時にたくさんいいね貰えたおかげでエンジン全開になったところはある。
まずは木を作成。原初の森の木は葉っぱがついていません。Blenderでそれっぽい木を作ります。
Mtreeというアドオン(無料)をインストールし、木の長さや枝の多さ、太さなどを入力するとパラメータを元に木が生成されます。

生成された木はこの時点ではメッシュ化していないパラメータ上の存在なので、メッシュ化→サブディビジョンサーフェスでハイポリゴン化。

大きさの参考に横にマネキン置きます。めっちゃデカイ! 枝まわりは近距離で眺めることはないはずなのでローポリのままでOKとしました。
ハイポリ化した状態でサブディビジョンサーフェスを適用し、Sculptingという粘土こねこね機能をつかって木っぽいデコボコを作ります。

形を整えたらデシメートを適用してローポリに戻せば木が完成!
当初はUnityのTerrainを使おうとしたのですが、細かい調整がしにくいため土台もBlenderで作ることにしました。
まずはグリッド(平面)を追加し、分割数を多めにとってハイポリゴンな平面を作ります。

それから、見せたいビューポイントエリアの想定。
・ワールドに入ってすぐ、原作背景再現の画角
・大きな森を見上げるスチルを再現する画角
・マトリクスさんとシアノさんが過ごしてそうな場所
・世界鐘 の3Dモデルを置く場所
あたりを念頭において地形を決めます。
ポリゴンを投げ縄範囲選択して高さ軸だけ変更し、大まかに「低くて侵入できない地面」「ユーザーが歩く想定の地面」「高くて越えられない壁」の3つの高さにエリアを分けて高低差をつけます。

3つの高さに分けたポリゴンを「メッシュ→分離→選択」で分離して別メッシュに分けます。Terrainだとこういう処理がしにくいので、このほうが個人的にはやりやすい!

メッシュを分割したらSculpting粘土こねこねで軽く起伏をつけます。
さらにユーザーが歩く用の地面をコピーして、外周部分のみ選択し真上に延長して裏返したポリゴンを作ります。これを透明化すれば歩けるエリアをぐるりと囲む形の侵入禁止壁ができます。

実際のワールドで一段下のエリアに降りられないのは、このような透明壁を設置しているからなのです。

緑精のモデルを流用してパーティクルを作り、遠くが霞んで見える”Fog”や色味を調整する”PostProcessing”も設定すると、早くもそれっぽい見た目に近づいてきてテンションが上がり、モチベが補給できます。このサイクルに入るともう無敵です。
それから原作のユニット絵を参考にしながら、それっぽい草を描いて設置します。

草は手動で一本一本植えるのは大変なので、ポリゴンから草をある程度自動で生やしてくれるシェーダー(ShrubberyShader)を使いました。草が生える位置を指定する用のポリゴンを切り出したりしています。これは元の地面ポリゴンの真ん中をくり抜いて外側部分だけを残したポリゴン。

このメッシュに対して草生やしシェーダーを適用すると、メッシュの位置に自動で草が生えてくれます。すばらしい。
また、原作のクエスト出発前のエリア画像を参考に、ワールド内で撮った写真を合成してワールドサムネイルを作成。テンションが上がる。モチベアップ。こういうの大事!
元気の水と勇気の水のモデルを作って設置。これが置いてあると一気にメルストっぽさアップします。メルストだ!!

メルスト成分だこれ〜てテンションが上がってさらにモチベを追加補給。永久期間が完成しちまったな!
そして緑精ちゃんにAvatarNPCsystemを入れたら思ってたよりめちゃくちゃいい感じに動いてくれて感動。
この時点で途中経過をフレンドさんに見せてドン引かれたり感動してもらったりしてさらにやる気アップ!


シアノさんがいそうなところはマトリクスさんと対角線上の樹の装飾でにおわせる形にしました。

世界鐘 のモデルが完成したとのことで受け取り、あらかじめ用意しておいた設置場所に置きました。事前に寸法聞いてたおかげですっぽりはまった! 気持ち良い!

それからワールドに馴染ませるため色味を調整、軽くギミック入れて完成。これで全ての作業が終了!!

3/1から作業開始して怒涛の行軍でした…。達成感がすごい!!
だいぶいい感じになったと思うので、是非みにきてください!
以上です!
次回作は未定ですが、何かやれそうだったら何かをやるかもしれません。耐えられなくなった時、何かが生まれるのだ。
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作りました、VRChatで
作業手順紹介
作りました、VRChatで
こんにちは、ユーリです! これはTwitterアイコンの元ネタ、わたしのアバター

以前にも記事をあげましたが、3年ほど前からVRChatをやっています。
VRC側でもメルスト関連のお友達に来てもらったり、メルストと並行して楽しく過ごしてたのですが…。
先月メルストがッ、完結してしまいまして…。
ぐわ〜〜ッ!!耐えられないッッ!!!!!

メフテルハーネなくなるのやだよぉ〜〜!! ずっとあの世界にいたかったぁ〜〜!!

メルストが完結した2日後の朝のこと。
メルストつながりからVRChatに来てくれたフレンドさんがいまして、その方はかねてよりVRChat側でもメフテルハーネの再現ワールドをいつか作りたいと言っていました。
それまではわたしも「すごい、がんばってね!」て姿勢でいたのですが…。
実際にメルストが完結したショックがあまりにも大きく、ふつふつと気持ちが湧いてきたのです。
わたしも、作るか……メフテルハーネを……。

元々は再現のアバターやワールドを作ってよいものか迷ってて乗り気じゃなかったのですが、ハピエレさんのガイドラインを確認すると問題なさそうだった。だ、大丈夫なのか〜〜!! じゃあやるしかない。実はわたしはモデリングもできる。
その時点ではなんも作ってない真っさら状態でしたが、狂気的没頭により所要期間約19日。
できました。原初の森が。

ワールドのリンクはこちらです!!

原初の森なのでもちろん緑精ちゃんがいます。キャワイイね〜!!!

目が合うとよちよち着いてきます。ほんとにかわいいです。すごい。みんなに見てほしい。
よちよち着いてくる挙動はAvatarNPCというアセットで簡単に実現できました。
森に生えている草や木は今回のために頑張ってモデリングしたり描いたりしました。フルスクラッチだよ!

トトンさんも優雅に空を泳いでます。VRで行くとデカッッッて感じますが、ユウくんを丸呑みできるサイズなので実際相当大きいはず。

メルストが元ネタなので元気の水や勇気の水も置いてあります。中身はQVPenです。

原初の森に居るはずのあの方の気配を感じるコーナーもあります…。今はたまたま留守にしてるみたい。

また、フレンドさんが共有してくださった

メイン二部植物の国編によると原初の森にも
こんな感じで、二次創作ではありますがメルストを感じられるワールドが勢いでできちゃいました〜!!

VRChatはVR機器がなくてもPCがあれば無料で遊べますので、是非遊びにきてください!
動画で見たい方はこちら
また、メルストっぽいアバター用のアクセサリーも出しています。
アバターいじれる人はよかったらつけてみて!
作業手順紹介
せっかくですので、今回やった作業を振り返りつつ紹介します。
使ったツールはUnity(無料)、Blender(無料)、Photoshop(有料)です。この3つで概ね全てを作ることができます。
DAY 1
フレンドさんと話して、作るぞ〜!って決めた日にさっそく緑精ちゃんのモデリングを開始。この時点では完全に勢いでやってたので何も資料見ずに勘でやってました。
ひととおりできた後で資料を見てなんか目がデカいなと気づき、目をやや小さくする微調整をしました。
DAY 2
緑精ちゃんにボーン(アバターの骨のようなもの)をいれて設定すれば、アバターの中に入って動かせるようになります。この時点で概ねアバター完成。いい感じに木が生えてて森っぽいワールドに行って動画撮影。
Twitterにアップしたところ想定以上に反応がもらえたため、俄然やる気がでてきて完全に火がつきました!!みなさまご反応ありがとうございます!!!あの時にたくさんいいね貰えたおかげでエンジン全開になったところはある。
DAY 5
3~4日目はジャンプの感想書いてたりしたのでお休み。ここからはワールド作りの作業となります。まずは木を作成。原初の森の木は葉っぱがついていません。Blenderでそれっぽい木を作ります。
Mtreeというアドオン(無料)をインストールし、木の長さや枝の多さ、太さなどを入力するとパラメータを元に木が生成されます。

生成された木はこの時点ではメッシュ化していないパラメータ上の存在なので、メッシュ化→サブディビジョンサーフェスでハイポリゴン化。

大きさの参考に横にマネキン置きます。めっちゃデカイ! 枝まわりは近距離で眺めることはないはずなのでローポリのままでOKとしました。
ハイポリ化した状態でサブディビジョンサーフェスを適用し、Sculptingという粘土こねこね機能をつかって木っぽいデコボコを作ります。

形を整えたらデシメートを適用してローポリに戻せば木が完成!
DAY 6~7
次にワールドの土台作りです。屋外のフィールドなので自然な起伏のある地面が必要です。当初はUnityのTerrainを使おうとしたのですが、細かい調整がしにくいため土台もBlenderで作ることにしました。
まずはグリッド(平面)を追加し、分割数を多めにとってハイポリゴンな平面を作ります。

それから、見せたいビューポイントエリアの想定。
・ワールドに入ってすぐ、原作背景再現の画角
・大きな森を見上げるスチルを再現する画角
・マトリクスさんとシアノさんが過ごしてそうな場所
・
あたりを念頭において地形を決めます。
ポリゴンを投げ縄範囲選択して高さ軸だけ変更し、大まかに「低くて侵入できない地面」「ユーザーが歩く想定の地面」「高くて越えられない壁」の3つの高さにエリアを分けて高低差をつけます。

3つの高さに分けたポリゴンを「メッシュ→分離→選択」で分離して別メッシュに分けます。Terrainだとこういう処理がしにくいので、このほうが個人的にはやりやすい!

メッシュを分割したらSculpting粘土こねこねで軽く起伏をつけます。
さらにユーザーが歩く用の地面をコピーして、外周部分のみ選択し真上に延長して裏返したポリゴンを作ります。これを透明化すれば歩けるエリアをぐるりと囲む形の侵入禁止壁ができます。

実際のワールドで一段下のエリアに降りられないのは、このような透明壁を設置しているからなのです。
DAY 8~9
できあがった土台と木をワールドに仮配置。特にワールド入ってすぐの原作再現画角はこだわって配置!
緑精のモデルを流用してパーティクルを作り、遠くが霞んで見える”Fog”や色味を調整する”PostProcessing”も設定すると、早くもそれっぽい見た目に近づいてきてテンションが上がり、モチベが補給できます。このサイクルに入るともう無敵です。
それから原作のユニット絵を参考にしながら、それっぽい草を描いて設置します。

草は手動で一本一本植えるのは大変なので、ポリゴンから草をある程度自動で生やしてくれるシェーダー(ShrubberyShader)を使いました。草が生える位置を指定する用のポリゴンを切り出したりしています。これは元の地面ポリゴンの真ん中をくり抜いて外側部分だけを残したポリゴン。

このメッシュに対して草生やしシェーダーを適用すると、メッシュの位置に自動で草が生えてくれます。すばらしい。
また、原作のクエスト出発前のエリア画像を参考に、ワールド内で撮った写真を合成してワールドサムネイルを作成。テンションが上がる。モチベアップ。こういうの大事!
DAY 12~13
10と11はジャンプ読んでたのでおやすみ。元気の水と勇気の水のモデルを作って設置。これが置いてあると一気にメルストっぽさアップします。メルストだ!!

メルスト成分だこれ〜てテンションが上がってさらにモチベを追加補給。永久期間が完成しちまったな!
そして緑精ちゃんにAvatarNPCsystemを入れたら思ってたよりめちゃくちゃいい感じに動いてくれて感動。
この時点で途中経過をフレンドさんに見せてドン引かれたり感動してもらったりしてさらにやる気アップ!
DAY 14
テンション上がったついでに、どうせなので入り口で緑精がデオイデオイするトンネルも作ろうと思って作りました。これまでの作業の応用でなんかすぐできた。すぐできすぎてしまい、よく覚えていません。
DAY 15
マトリクスさんの成分は取り入れたかったので、資料を見ながら剣をモデリングしました。半日で完成。資料があってめちゃくちゃ助かった!! 資料の存在は作業スピードに直結する。
シアノさんがいそうなところはマトリクスさんと対角線上の樹の装飾でにおわせる形にしました。
DAY 16
フレンドさんと話した時にトトン居てほしいってなったので、トトン作るぞ〜!と朝に決意してモデリング開始、昼に完成して、夕方にワールドに設置、なんやかんや調整して夜には無事に泳ぐようになってくれました。後で振り返ってもこの日が一番狂気的に没頭してたかも。
DAY 19
17と18はジャンプ読んでておやすみ。並行作業してたフレンドさんから
それからワールドに馴染ませるため色味を調整、軽くギミック入れて完成。これで全ての作業が終了!!
DAY 20
祝日だったので、午前中にフレンドさんに事前に内覧してもらい、昼ごはん食べてから紹介動画を撮り、午後には公開にこぎつけました。
3/1から作業開始して怒涛の行軍でした…。達成感がすごい!!
だいぶいい感じになったと思うので、是非みにきてください!
以上です!
次回作は未定ですが、何かやれそうだったら何かをやるかもしれません。耐えられなくなった時、何かが生まれるのだ。
5 件のコメント
このために初めてVRチャットをさわります…!!
植物1st大好きで、メルスト悲しすぎて逆に触らなくなってたので、本当に嬉しいです…
本当にすごいです。ありがとうございます😭
す!ご!い!…です!、!!!
(しかしPCがなくワールドに入れません。iPadなら複数台あるのに…(白目))
VRChat始める勇気がなかったけど、これを機にインストールしてみました!
原初の森の空気を感じられて本当にすごかったです…!
コメントありがとうございます!
これきっかけでインストールして頂けたご報告、大変うれしいです。
PCが無い場合は……ネットカフェとか行く機会があったら見てみてください……!
新着から先ほど見つけまして行ってきました!
ユーリさんというお名前で、まさか…?と思ったらユガラボのユーリさんだったんですねー!
一番大好きな植物の国の原初の森がまさかのVRで堪能できると思わず感激して思わず涙がこぼれました…!
作ってくださりありがとうございますー!
デオイデオイの緑精ちゃんかわいかったです(*’▽’)